Vol. #
119

ナノケアのドライヤーや美容家電、さらにはインナーケアまでPanasonic Beautyはどんどん拡大していますが、次の一手はなんとシャワーヘッド。開発に5年の歳月をかけて誕生したファインバブルシャワーヘッド「ファインベール」は、ほかとはちょっと違う“ヘアケア特化”が特徴です。約1か月お借りして自宅で試してみたので、その使い心地や髪の変化などをご紹介したいと思います。

汚れを落とす時間から、髪や肌を美しくする心地よい時間へ
パナソニックが美容家電研究に取り組み始めてから今年で88年。美髪をかなえるドライヤーはもちろんのこと、スチーマーやイオンブーストによる肌保湿技術、さらには水に関する技術や知見など、多岐にわたる研究を重ねてきました。
そんなパナソニックが作りたいと願ったのは、汚れを落とすだけでなく、髪の毛をケアするシャワーヘッドだったといいます。今や、かなりのメーカーから節水や美肌をうたったシャワーヘッドが発売されているので後発なようにも思えますが、実は開発に5年もかかっていたとのこと。納得のいくまで試作を繰り返して、ようやく完成したのですね。

ところで、ファインバブルがどんなものなのかご存じですか? 日常目にする泡よりもはるかに小さく、直径が0.1㎜よりも小さな泡のことで、マイクロバブル、ウルトラファインバブルの2つを合わせてファインバブルと呼んでいます。今回発売された「ファインベール」は、特許出願中のファインバブル発生機構により業界唯一の気泡濃度数の高さを誇るファインバブルを実現させています。

ナノケア誕生から20周年。美髪ケアに特化した2つのモードでさらに美しい髪へ
「ファインベール」の最大の特徴は、プレシャンプーモード、ヘアケアモードという美髪に特化した2つのモードを備えていること。まずはプレシャンプーモードでしっかりと予洗いすることで頭皮の毛穴の汚れをすっきり落とし、シャンプー時の泡立ちや使い心地が格段によくなります。実際に使ってみると、このプレシャンプーモードは水圧が強めでシャワーの水流の先端にむかって細くなっているように感じられ、髪の毛の奥の毛穴にダイレクトに働きかけていることがわかります。

発表会時に「できれば2分くらい時間をかけて予洗いしてほしい」とのアドバイスがあったので、「ちょっと長いかな」と思うくらい十分にプレシャンプーモードを使うと、シャンプー剤が少なめでもよく泡立つし、髪が絡まることもありません。予洗いの時点でマッサージされているような気持ちよさがあるのもいいんですよね。
シャンプー後はダイヤルをカチッと右にずらしてヘアケアモードに。髪の毛を包み込むような水流で、みるみるうちに泡を落としてくれます。実はこのヘアケアモード、ファインバブルがカルシウムイオンを吸着し、トリートメントしやすい環境を整えるうえ、髪全体に広がる水流によって、トリートメントそのものが髪に行き渡りやすくなるのだそう。

お風呂上りには、髪のツヤ感、まとまり、指通りのよさ、やわらかさなどがぐんと増して「これは違う」と実感。約1か月「ファインベール」を使った直後に美容院に行ったときに、美容師さんに「髪の調子がいいですねー」とほめていただけたのがうれしかったです。

美肌もかなえる3つのモードも
もちろん、ヘアケア以外のモードもあります。一般的なシャワーとして身体に使う「ボディケアモード」、メイク落としや洗顔、デリケートゾーンのケアに役立つ「ミストモード」に加え、シャワーヘッドの先の部分を外して、お湯を少し張った浴槽に差し込んでお湯を入れることで濃密なファインバブルで温まることができる「シルクスパモード」まで。


ボディケアモードはストレート水流で全身をやわらかく包み込むような肌当たりが特徴ですが、わが家の男性陣は「もう少ししっかりと当たっている感じのほうがいい」との弁。やさしめの肌当たりがやや物足りないと感じたようです。私にはちょうどよかったのですけれどもね。
シルクスパモードは準備にひと手間かかるので、ほとんど使う機会がなかったのですが、休日のゆったりしたバスタイムには最高! そうそう、シャワーヘッドの持ち手の部分がすべすべして触り心地がよく、軽くて持ちやすいのもよかったなと思います。

レンティオでのレンタルなどもできるようなので、気になる方はまず試してみるのもいいのではと思います。
DATA
- ブランド:パナソニック
- 製品名:ファインバブルシャワーヘッド「ファインベール」EH-SH50
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