日常使いにも、お正月にも
食卓がこなれる「絵付け皿」のすすめ

一枚加えるだけで、とたんにテーブルに華やぎとツウな印象を与えてくれる、和の「絵付け皿」を楽しんでいる人が増加中。「組み合わせが難しそう」と思われがちですが、自由な発想で取り入れると、普段の食卓も格段にランクアップします!
What’s「絵付け皿」?
絵や模様を施した器のこと。素焼きした素地に絵を描く「染付け」や模様が描かれた紙を貼り付け転写させた「印判」ほか、技法はさまざま。骨董やヴィンテージから現代の作家ものまで、種類豊富です。
器上手な人の「絵付け皿」の使い方
カラフルな色絵皿をあえて普段使いで楽しむ
アナウンサー 古谷有美さん
Scene
1
年末年始の家族パーティ
色絵皿を大小重ねて家族の食卓にも華やぎを


かつてはお祝いの席など格式のある場面で使われることが多かった骨董の絵付け皿は、パーティ気分を盛り上げるのにうってつけ。オンラインショップ「カシュカシュ」や骨董店「器まるかく」で見つけた赤絵や伊万里に、義母から譲り受けたという染付けの小皿を重ねてテーブルセッティング。
「サラダや卵料理を盛るのにも絵付けの器を使ったので、白磁皿やグラスで色数を絞り、バランスを調整しています」。鶏のクリーム煮やトマトのサラダを盛ったのは佐賀「文祥窯」の白磁皿、グラスは「イッケンドルフ」と「リーデル」のもの。
Scene
2
子どもたちのワンプレート朝ごはん
5寸サイズの染付けや赤絵皿は、子どもの朝食に

保育園に通う上2人の子どもたちは、ごはん派・パン派と好みがそれぞれ。「個別の器を準備するのは大変なので(笑)、どちらもおかずやフルーツと一緒にワンプレートに盛り合わせます。華美すぎない絵柄を選んでいるせいか、どちらも大らかに受け止めてくれますね」。
子どもたちも「一枚しかない器だから、割らないように大切に使おうね」と伝えると理解してくれて、「〇〇の絵だね」と絵柄のおかげで会話が生まれることもあるそう。
一期一会の出会いを楽しめる絵付け皿が好き
「もともと『私だけの一枚』が見つかる古着が好き。骨董の絵皿も同じ感覚で探すようになったら、思いのほか楽しくて! 明治や大正時代のものは比較的手頃な価格なので、子どもとの食卓に臆せず使えるのもうれしいです」
最初に買ったのは7寸(約21㎝)ほどの色絵皿。当初はどう使うか迷ったものの、「大きめの取り皿にいいかも?」と思いつき、人が集まるときはもちろん、普段も気軽に取り入れるように。
「子どもたちも無地の器より楽しいみたい。お米とおかずを一緒に盛り合わせて、ワンプレートごはんにするときにも重宝しています」
Staff Credit
撮影/馬場わかな 取材・文/田中のり子
こちらは2026年LEE1・2月合併号(12/5発売)「食卓がこなれる「絵付け皿」のすすめ」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
LIFEの新着記事
-
【手づくり部の最新作8選】ユザワヤのウール地で巾着、牛乳パックで子どもの椅子etc.
2025.12.10
-
針葉樹で簡単に手作り!「上品で大人っぽい」クリスマスリースを作りました。【LEE DAYS club tanpopo】
2025.12.10
-
親族ストレスからラクになる【「バウンダリー」の考え方とは?】その取入れ方と、意識しておきたいこと
2025.12.10
-
【西島秀俊さん】「原作のおもしろさに魅了され、挑戦したい!と直感しました」WEB限定インタビュー&アザーカットも掲載
2025.12.10
-
【ベストバイ2025・家電編】「本当に買ってよかった」アイテム6選!ダイソンの空気清浄機、パナソニックの洗濯乾燥機etc.
2025.12.10
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。


















