エディター磯部安伽さんと検証！
2025秋【大人のブラウンアイテム別コーデ10選】”野暮見え”しないコツは「白」か「黒」を合わせること！
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竹下玲奈
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LEE編集部
2025.10.26
唯一のウィークポイントに、ベーシック派エディター磯部安伽さんが回答！
定番ブラウンの脱・野暮見えには「×白」か「×黒」が近道です
ブラウンの最大かつ唯一とも言える短所が、〝野暮ったく見えがち〞という点。でも、手持ちの白か黒の服に合わせるだけで一発解決！たちまちあか抜けて見えるんです。ブラウンのベーシックアイテムを白と黒、それぞれの配色で着回し！ベーシック派エディター磯部安伽さんと一緒に、その効果のほどを実証します。
ブラウンが持つほっこり感には〝モノトーンの切れ味〞が有効！ 簡単かつ即効の解決策です
ベーシック派
磯部安伽さん
エディター
雑誌やカタログ、ブランドのコンテンツ等で活躍。ベーシック派の極意が詰まった著書『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』（KADOKAWA）がロングセラーに。
今季のブラウンの勢いには、目を見張るものがあります。多くのブランドがこぞってメインカラーに据え、直感的に“かわいい！”と思うものは、大抵がブラウン。買い物慎重派の私も、まだまだ暑かった晩夏に、ブラウンのアウターとニットを衝動買いしてしまったほどです。トレンドカラーということもあって、アイテムや色みの選択肢も多く、これまでブラウンに苦手意識を持っていた人も、きっと気に入った一着が見つかるのではないでしょうか。 ただ、上品さや知的さという、ブラウンが持つ前向きなイメージの一方で、“野暮ったく見える”という弱点があるのも事実。ほっこり見えない配色に注力したり、小物で華やぎを足したり、あか抜けて見せるテクはさまざまありますが、私のイチ押しは、白か黒を合わせるという、ごくシンプルな方法。モノトーンの切れ味を利用することが、ブラウンを都会的に見せる最短距離だと考えます。白か黒なら必ずクローゼットにあるはずですし、手持ちのモノトーン服の活性化にもなって一石二鳥。ブラウン×モノトーンに、ぜひチャレンジしてみてください！
磯部安伽さん
ブラウンのジャケット対決
【リエス】のチェック柄ジャケット￥53900を着回し！
Jacket
BROWN（ブラウン）×WHITE（ホワイト）
〝おじさん風〞ジャケットと、白のレーススカート。クリアな白を重ねてぐっと洒脱な印象に
「トラッドブームも相まって、ブラウンチェックのダブルジャケットがあちこちのブランドから出ています。フェミニンなレーススカートを筆頭に、フェミニンかつクリーンな白と組み合わせれば、野暮ったい、おじさんっぽいといったマイナスイメージは一気に吹き飛びます」
- ジャケット￥53900／リエス
- パーカ￥20680／ユナイト ナイン（レミ レリーフ）
- シャツ￥26400／ティッカ
- スカート￥38500／ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店（ウィム ガゼット）
- 帽子￥9350（オールドソルジャー）・靴下（3足セット）￥3300（ザレイルロードソック）／メイデン・カンパニー
- ピアス￥10120／ズットホリック（ケネス・ジェイ・レーン）
- バッグ￥33500／トゥティエ
- 靴￥24750／デッカーズジャパン（ホカ）
Jacket
BROWN（ブラウン）×BLACK（ブラック）
〝ロックな黒〞の力を借りて、ブラウンジャケットをクールにアレンジ
「白合わせがフェミニンならば、黒合わせはちょっぴりロックに。プリントTとブラックデニム。去年まで何を合わせていたのかが思い出せないくらい、ブラウンのチェックジャケットがしっくりハマります！」
- Tシャツ￥8580／メイデン・カンパニー（ブルースセントリック）
- パンツ￥27500／ゲストリスト（アッパーハイツ）
- サングラス￥52800／モスコット トウキョウ（モスコット）
- ネックレス（短）￥34100／八木通商（ローラ ロンバルディ）
- ネックレス（長）￥35200／シティショップ（アニカ イネズ）
- ベルト￥17050／サロン アダム エ ロペ（トリーレザー）
- バッグ￥41800／メゾン イエナ（マニュエルミラノ）
- 靴￥35200／伊勢丹新宿本店 本館2階 婦人靴（ファビオ ルスコーニ）
BROWN BORDER
ブラウンボーダー対決
ボーダーがマンネリぎみという人に、ブラウンの流行は効果てきめん！黒やネイビーのボーダーとはひと味違う、大人のムードを演出できるのがブラウンです。×白はサロペット合わせでカジュアルに、×黒は光沢スカートでちょいフェミニンに、異なる表情で着回しました。
磯部安伽さん
【Le Minor（ルミノア）】のブラウンボーダー ￥17600を着回し！
これを着回し！
やわらかなムード漂うキャメルブラウン×ホワイトボーダー。あらゆるボトムに合わせやすいショート丈と、モードな着こなしに導く太めのスリーブ。大人のカジュアルコーデに似合う一枚です。
BROWN×WHITE
ブラウンボーダーで堪能する最旬のサロペットスタイル
「ブラウンの大人力で、子どもっぽくなりがちなサロペットもぐっとシックな印象に」
BROWN×BLACK
茶ボーダー×黒のナロースカートで、大人のフェミニンカジュアルを完成！
「ボトムがうんと女っぽい分、ニット帽やナイロンバッグなど小物でスポーツテイストを加え、カジュアルさを強化して」
BROWN CARDIGAN
ブラウンカーディガン対決
どうしても地味に傾きがちなのが、ベーシックなカーディガン。ところがブラウンを選ぶと全然違う！ブラウンが持つ存在感とリッチ感のおかげで主役級のアイテムへと変化するんです。ヒップが隠れる長めの丈感なら、スカートにもパンツにも合わせやすくて◎。
磯部安伽さん
【 YLÈVE（イレーヴ）】のブラウンカーディガン ￥52800を着回し！
これを着回し！
バーガンディブラウンと呼べるような、華やかさのある色みが魅力。上質なメリノウールを使用することで、アウター感覚で着用できる高い保温性を確保。ボタンを留めてVネックニット使いするのも素敵です。
BROWN×WHITE
白スカートでクリーンさを足せば、ブラウンカーディガンがさらに都会的に！
「白のコットンスカートとの相性は鉄板！」
BROWN×BLACK
黒タートルを少量覗かせ、ブラウンのグラデコーデを引き締めて
「実は黒の分量はほんの少し。でも、その引き締め効果は絶大です」
BROWN PANTS
ブラウンパンツ対決
今季、ぜひともパンツ派のワードローブに加えたいのが、ブラウンのコーデュロイパンツです。大人が選ぶなら、遠目から見たら普通のスラックスと見紛うような、細畝のコーデュロイが大正解。モノトーン合わせで着こなせば、ヨーロッパの女性のような、こなれ感と洗練が同居した洒脱なカジュアルコーデを楽しめるはずです。
磯部安伽さん
【Healthy DENIM（ヘルシーデニム）】のブラウンコーデュロイパンツ ￥17600を着回し！
これを着回し！
デニムブランド発の5ポケットのコーデュロイパンツ。デニム感覚で気軽にはけて、デニム以上のおしゃれ感が手に入る、カジュアル派に最適な一本。太すぎず細すぎずの絶妙シルエットも万能の証。
BROWN×WHITE
秋らしいぬくもりを満喫できる、白ニット×ブラウンパンツの共演
「カーデ、ロゴT、パンツ、スニーカー。構成要素はいつもと何ら変わらないのに、ブラウンコーデュロイが加わるだけで鮮度満点！」
BROWN×BLACK
キャミワンピ×カジュアルパンツの上級レイヤードでモードな着こなしに
「人気絶頂のキャミワンピ×パンツレイヤード。普段はデニムを合わせるコーデをブラウンパンツにチェンジ。大人っぽさを堪能して」
BROWN SKIRT
ブラウンスカート対決
イマイチもっさり見えそうで、いつもだったら避けがちなブラウンのスカートにも、思わず挑戦したくなるのがトレンド力というもの。試してみたら、手持ちの白スウェットや黒ブルゾンがぐっと新鮮に仕上がるといううれしい効果が！モノトーンのモダンさを味方につければ、野暮ったく見える心配なんて、一切ありません。
磯部安伽さん
【ATON（エイトン）】のブラウンスカート ￥49500を着回し！
これを着回し！
知的さを感じさせるダークブラウンのロングタイト。左サイドに入れた深めのスリットと前後にあしらったセンターシームが、シャープさを後押し。ほんのりとした光沢感が、リッチ見えを加速させて。
BROWN×WHITE
知的フェミニンと好感プレッピー。絶妙なテイストMIXで、フレッシュに装って
「着慣れた白のロゴスウェットがパートナーなら、はじめましてのブラウンスカートだって、気負いなく着こなせるはず。白シャツとブラウンのシアータートルをレイヤードして、おしゃれ上級者の装いを完成。誰からも好感を持たれるスカートスタイルの誕生です」
BROWN×BLACK
ブラウン×ブラックならではの、切れ味のいい都会派スタイルを満喫！
「例えるならばニューヨークで働く女性みたいな、アクティブモードなスカートコーデ。ブラウン×ブラック配色だからこその、格別の辛口感です」
Staff Credit
撮影／渡辺修身（物） 金谷章平（人物） ヘア＆メイク／MAKI スタイリスト／石上美津江 モデル／竹下玲奈 取材・文／磯部安伽
こちらは2025年11月号（10/7発売）「カジュアル派の相棒は『万能ブラウン』!!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（2025年11月号現在）です。
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