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【イチオシ自動調理鍋】ティファールのラクラ・クッカー プロがすごいんです! “圧力調理+かき混ぜ機能”で驚くほどラクにおいしく

  • 神原サリー

2025.08.22

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Vol. #

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「ティファール」と言えば、電気ケトル、衣類スチーマー、取っ手が外れるフライパンなどがおなじみですが、「クックフォーミー」や「ラクラ・クッカー」などの電気圧力鍋もファンが多いのです。そんな電気圧力鍋がさらに進化して、かき混ぜ機能までついた自動調理鍋として今年7月にデビューしたのが「ラクラ・クッカープロ 自動調理鍋」。しかも4万円を切るというお手頃価格なのだから見逃せません! 全部で13の調理モードを備えた「ラクラ・クッカー プロ」の実力のほどをご紹介したいと思います。

自動でかき混ぜてくれる「かきまぜパドル」付きだから焼きそばだってお任せでOK

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
ティファール「ラクラ・クッカー プロ 自動調理鍋」¥38000

「ラクラ・クッカー プロ 自動調理鍋」の一番の魅力は、自動で鍋底から食材を返しながらかき混ぜてくれる「かきまぜパドル」が搭載されていること。まとめて食材を入れて調理モードを選ぶだけで、炒め物はもちろんのこと、ジャガイモを茹でてつぶすところまでやってくれるのですから助かります。プレス向けの体験会ではチャーハンを作ったのですが、アトリエでは焼きそばを作ってみることにしましょう。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 機能「かき混ぜパドル」
内鍋に鍋底から自動でかき混ぜる「かきまぜパドル」が付けられるのが大きなポイント。持ちやすい大きな取っ手も◎

内鍋にかきまぜパドルをセットしたら、「炒め」モードを選び、「かき混ぜオフ」にしておいて10分・150度に設定して調理をスタート。あれ、面倒なのでは?と思わないでくださいね。

チャーハンも焼きそばも、野菜炒めもみんな調理時間10分で温度は150度で同じ。しかも「炒め」モードを選ぶとデフォルトでこの時間と温度になっているので、確かめる程度で大丈夫です。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000で焼きそばを作るための材料
中華麺2玉、豚肉、カット野菜を使っておまかせで焼きそばを作れます(奥にあるのは、水とサラダ油)
ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 予熱機能
炒めモード10分でセットするとまずは予熱が始まります。操作パネルには「HEAT」の表示

予熱完了の音が鳴ったら、サラダ油を入れ、豚肉、野菜、中華麺を広げながら順にのせ、最後にソースをかけたら「かき混ぜオン」に。そうするとパドルがゆっくりしっかり動き出して、鍋底から力強くかき混ぜてくれるのです。最初は「上のほうにあるキャベツは本当に火が通るのかしら?」とか「麺がほぐれずにくっついたままだったらどうしましょう?」などと思うかもしれませんが、心配ご無用。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 焼きぞば作り
予熱終了の合図が鳴ったら、サラダ油を入れ、豚肉、野菜、中華麺を広げながら順にのせ、最後にソースをかけたら「かき混ぜオン」を選択すればOK
ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 焼きそばを調理
ほったらかしのまま10分でご覧の通りの出来栄えに

フタを開けたまま調理するので、どんなふうに調理されているか見えるし、だんだん火が通っていく様子や食材が混ざり合っていく様子がわかるので安心です。とはいえ、見ている必要すらなくて、ほったらかしでいいのです。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 焼きそば2人前完成
2人前の焼きそばが手間いらずで完成!これならお子さんでも使えそうです

10分の調理が終わってビープ音が鳴ったら、お皿に盛り付けるだけで2人前の焼きそばが出来上がり! オーブンレンジ系の調理家電でも焼きそばを作れるものがいろいろありますが、角皿で作るので最後は自分でソースと一緒にかき混ぜなければいけませんが、ラクラ・クッカー プロは材料を入れるだけですから本当に簡単。キャベツもシャキッとしてちょうどいい歯ざわりで見事な仕上がりにびっくりしました。

圧力料理や無水料理も。全部で13種類の調理モードで毎日使える

最初に「かきまぜパドル」による炒めモードのすごさ、便利さをご紹介しましたが、調理モードも、豚の角煮に活躍する「圧力調理」のほか、肉まんやシュウマイなどにうれしい「蒸す」、ラタトゥイユを作りたくなる「無水調理」、ポテトサラダやマッシュポテトが簡単に作れる「つぶす」、「ごはん」や「カレー」「肉じゃが」など圧力調理モードが7種

さらには「炒め」「煮る」「ベイク」「おみそ汁」「麺類」に加えて「煮つめ仕上げ」まで通常調理モードも充実しています。全13種類のうち8種類はかき混ぜ調理に対応。柔らかくなるものの味の染み込みが今一つと言われる圧力調理も、かき混ぜ機能との合わせ技でビーフシチューや煮物も納得のおいしさです。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 肉じゃがを調理

レシピブックにあった「塩じゃが」も材料を入れるだけ。このレシピでは「かきまぜパドル」は使用せず、圧力調理のみ

最大12時間の予約調理に対応した圧力調理メニューもあり、帰宅してすぐに出来立てを食べられるのもいいですよね。ラクラ・クッカー プロのスマート予約調理の仕組みは、予約開始後にすぐに圧力調理を行い、最適な温度を保ちながら、最後に仕上げ加熱を行うというもの。カレーやビーフシチュー、チャーシューや肉じゃがなどわりと幅広い圧力調理メニューに対応しています。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
圧力調理の中から「肉じゃが」モードを選び、時間を5分にセットします

今回は圧力調理の1つとして、レシピブックにあった「塩じゃが」を作ってみました。材料はジャガイモ、玉ねぎ、豚バラ肉、ニンニク、鶏がらスープの素、塩、酒など。たった5分の圧力調理でほっくりとしてちょうどいいジャガイモの火の通り具合。崩れることもないきれいな仕上がりで副菜にぴったりでした。

圧力調理というと、調理終了後の圧力排出が面倒だったり怖かったりしますが、ラクラ・クッカー プロはフタの中央にある「かんたん圧力排出ボタン」をワンクリックするだけなので簡単。ほったらかしで圧力排出ができるのがいいなと思います。時間もせいぜい1分程度で圧力表示ピンが下がったのを確認できればフタが開けられます。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
ビープ音がしたら、フタの中央部にある「排気ボタン」を押して圧力を抜きます。押すとシューッと音がして蒸気が吹き出しますが、そんなに時間はかからず終了。圧力表示ピンが下がったのを確認してからフタを開けます
ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
器に盛ったら、小ネギとこしょうをふれば完成。さっぱりしていて美味

かき混ぜながらの“煮つめ仕上げ”で失敗いらず自分好みの味に

もう1つ作ってみたのがキーマカレーです。たまたま冷凍のひき肉をレンジで解凍する実験をしたところだったので、それに玉ねぎ、にんじん、ニンニク、ショウガのみじん切りとトマト缶、スパイスなどを加えてカレーモード(圧力・かき混ぜ機能あり)で6分。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000 カレー作り
別件でひき肉の解凍実験をしたので、それを使ってキーマカレーを作ることに。こちら「かきまぜパドル」をセットして圧力調理をします。時間は6分!
ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
やや水分が多かったので、フタを開けたまま「煮つめ仕上げ」モードを選び、100度に設定して3分ほど追加調理しました。煮つめ時にかき混ぜてくれるので、焦げ付きの心配がなく、水分もしっかり飛ぶのが便利

圧力排出後にフタを開けてみたら、少し水分量が多くて味も薄い感じがしたので「煮つめ仕上げ」モード(100度)のかき混ぜありで3分ほど煮つめることにしました
こういう時は火加減が難しく、ずっとつきっきりでへらなどでかき混ぜていないと焦げ付きやすいものですが、鍋底からしっかりとかき混ぜながら煮つめることができるので、本当に便利
煮つめの時間も自由に増やせるので塩梅を見ながら、いつもの鍋感覚で調理できるのもうれしいことです。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
アトリエの冷凍室に眠っていた玄米ごはんを温めてキーマカレーをかけ、温泉卵をのせたら栄養たっぷりのランチの出来上がり

この日は、アトリエの冷凍室に眠っていた玄米ご飯を解凍したものと合わせて盛り付け、上に温泉卵をのせて栄養たっぷりでスパイシーなランチになりました。

ティファール「ラクラ・クッカー自動調理鍋」¥8000
毎日使える65のレシピが掲載されているレシピブックも同梱されています

軽くて大きな取っ手付きの内鍋は扱いやすくてお手入れもラクラク

最後にお手入れなど使い勝手についてもお話しておきましょう。ラクラクッカー・プロは容量3Lでほとんどの料理が4人分作れます。食材が中に入ると重くなりそうですが、内鍋がとても軽く、大きな取っ手が付いているので、調理後に取り出して食卓に持ってくるのも楽ちん。

しかもセラミックコーティングで汚れが落ちやすいんですよね。かき混ぜパドルの周辺も調理後に慌てて水につけたりしなくても、楽に汚れが落ちるなと思いました。

圧力鍋はパーツが多すぎる印象がありますが、こちらがシンプル設計のフタでその点もバッチリ。料理後のニオイを除去できるスチーム洗浄機能も搭載されています。




製品DATA

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

●Info●
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神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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