ジレ、キャミ、ワイドパンツ…
目黒越子さんがいつも素敵な理由って?”小さな挑戦”で、地味コーデをお洒落をアップデートするテクニック8選
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LEE編集部
2025.09.06
Demi-Luxe BEAMS:目黒越子さん
地味色&シンプルベースに、さりげないアップデートを重ねて
“小さな挑戦”で、「目黒スタイル」進化中!

地味色やシンプルな着こなしを愛する目黒越子さんがずっと素敵なのは、自分の軸を大切にしながら少しずつアップデートを繰り返しているから。
色選びから小物使いに至るまで、目黒さん流の小さなチャレンジには、夏コーデのマンネリを解消するヒントが詰まっていました!

教えてくれたのは?
目黒越子さん
ETSUKO MEGURO
『デミルクス ビームス』ディレクター。シンプルながら洗練された地味色コーデが反響を呼び、自身が手がける〝.Mライン〞も人気。初の著書『Meguro’s SIMPLE STYLE MEMO I AM BEAMS』(世界文化社)が絶賛発売
小さな挑戦を重ね、気恥ずかしさなくいつでも新鮮な自分に!
一年を通して地味色が好きなので、気分やトレンドに合わせて選び方や取り入れ方、合わせる小物を少しずつアップデートしながら自分を飽きさせないようにしています。
特に夏はコーデが単調になりやすい分、最もアップデートに意欲的な季節かもしれません。
今年は、多くの展示会で目にした旬の色に刺激を受け、私にしては珍しくきれい色を着てみたい気分に! これまで脇役として多用していた白やブラウンを、主役に使うようになったことも大きな変化です。
さらに、夏らしい小物使いやリラクシーな重ね着でさりげなく季節感や今っぽさを演出する工夫も。ガラッと変えるのは気恥ずかしいので、シンプルな地味色ベース、Aライン、Iラインシルエットなどの私らしい軸はそのままに、少し心が浮き立つ〝小さな挑戦〞を日々楽しんでいます!
by Etsuko Meguro
Update
01
脱・オンリー地味色! シックなきれい色を投入
この夏、自分らしくいられるきれい色としてしっくりきたのが深みのある赤と、カーキの延長線で安心して楽しめるピスタチオグリーン。
ともに派手すぎない絶妙なバランスで、目新しさを添えてくれます。
赤ならベージュ〜ブラウン、グリーンならアースカラーと、ワントーン感覚でなじませるのが上品にまとめる秘訣です
by Etsuko

- Tank top, Skirt, Earrings:Demi-Luxe BEAMS
- Necklace, Bracelet:LIÉ STUDIO
- Bag:A VACATION
- Shoes:Il Sandalo of Capri
ほんのりくすんだピスタチオグリーンとスモーキーなグレーは相性抜群。上下同じぐらいの濃度を意識すると、すっきり洗練される気がします。
配色が辛めの分、Aラインスカートやジュエリーで女性らしく引き寄せるのがポイント
大人に似合う赤を吟味しました!

- Tops:ATON × Demi-Luxe BEAMS
- Skirt:AURALEE
大人っぽくこっくりした色みにこだわった〝.Mライン〞のスカートを主役に。リネン素材で、リラックスした気持ちで楽しめるのも魅力です。キャメルカラーとのノーブルな色合わせが今の気分
VARIATIONS

- Tops:ATON × Demi-Luxe BEAMS
ドライタッチな素材にのせたマットな赤が、大人っぽいムードで取り入れやすいんです

- Skirt:AURALEE
夏はパステル系のピスタチオグリーンも気になっていて。白と合わせて爽やかに着たい気分です。着慣れているIラインスカートなら挑戦しやすい!
Update
02
大胆にきかせて、なじませて…旬のブラウンを満喫しています
ベーシックな地味色の中で特に出番が増えてきたのが、ムードのあるブラウン。肌感が増すことで、軽やかかつ都会的に映える〝夏のブラウン〞が大好きなんです。
今までベースとして使っていた絶対的定番の黒をブラウンに置き換えるだけで、ムリなく今っぽさとやわらかさを両立できて、とにかく万能!
淡〜濃色まで色幅が広くてアレンジしやすいのも優秀です
by Etsuko
淡いブラウンは白でなじませ涼感を

- Tank top:the.garment
- Pants, Earrings, Choker:Demi-Luxe BEAMS
- Bag:woadblue ×Demi-Luxe BEAMS
- Shoes:NOVESTA
淡ブラウンと白をなじませた涼やかなスタイルは、印象がぼやけないようクリアな白の分量を多めに。今年らしい太めのボリュームパンツとコンパクトなタンクトップを合わせてスポーティに振ると、スタイリッシュに決まります
大胆に使うときは黒で引き締め!

- Skirt, Gilet, Earrings, Shoes:Demi-Luxe BEAMS
- Glasses:BLANC..
- Bag:LA TESORINA
ボリュームフレアスカートでブラウンを満喫したい日は、ハンサムなブラックジレでシャープに引き締めます。
そうするとモダンさが出て、スカートの甘さもちょうどいいバランスに。キレよく仕上がるシルバーの靴もポイント
VARIATIONS

- Tops:Demi-Luxe BEAMS
ほんのり色気のある赤みブラウンにも惹かれます。着丈が長めなので、タイトスカートやショートパンツと合わせたい!

- One-piece:Demi-Luxe BEAMS
カットソー×シアー素材のレイヤードワンピは、それぞれ単品使いも可能。ツヤのあるブラウンがどこか涼しげで、夏の旅にも最適です
Update
03
全身を白でまとめたワントーンコーデの魅力に開眼!
明度が高くパッと目を引く白は、地味色好きな私にとっては〝派手な色〞。サラッと軽く白シャツを羽織るくらいが精一杯だったんです(笑)。
でも最近、思いきって大きい面積でまとったほうが悪目立ちせず、クリーンに映えることに気づき、一気に主役に躍り出ました!
印象も明るく、肌に透明感も増して、いいことずくめです
by Etsuko

- One-piece, Shirt, Earrings,Ring, Bag:Demi-Luxe BEAMS
- Necklace:AYUS
- Double ring:ISOLATION
- Bracelet:LIÉ STUDIO
- Bangle:MASATO INOUE
慣れない〝全身白〞を身近にしてくれるのが、しなやかなオフ白のニットワンピ。
腰巻きしたワッシャーシャツ、まろやかなツヤパールなど、質感の異なる白を重ねて立体感をプラスすれば、印象的にワントーンを楽しめます
VARIATIONS

- Shirt:Demi-Luxe BEAMS
毎年欠かせないベーシックなリネンの白シャツ。日除け&冷房対策や水着のときなど、マルチなシーンで活躍します

- Knit:Demi-Luxe BEAMS
優しいエクリュカラーと潔い肌見せ具合が大人っぽくてお気に入り

- Skirt:Demi-Luxe BEAMS
今年はバルーンスカートに初トライ。可愛らしいデザインもパキッとした白ならどこかモードな表情になるんです
Update
04
ヘッドアクセ&アイウェアなら小面積でも顔まわりの印象一新!
メイクや髪型を頻繁に変えることに抵抗があるので、その時々の気分で気軽に足し引きできるヘッドアクセとメガネが大活躍!
最近、頭にスカーフを巻くアレンジに挑戦中ですが、目が慣れるまでは休日だけのお楽しみに(笑)。
よく使うメガネ類も、色や質感を夏らしく更新すれば飽き知らずです
by Etsuko

- Scarf:VONDEL
- Tops:Demi-Luxe BEAMS(.M Line)
「スカーフをヘアバンド風に巻くと、いつものおだんごヘアが見違えるほど新鮮に。鮮やかな色のスカーフはハードルが高いので、モノトーン一択です。
散々着てきた黒トップスに変化球が加わって、今またワクワクできるスタイルに!」

- Sunglasses:BLANC..(上)
- Glasses:BLANC..(下)
「(上)オリーブ色のクリアフレーム×淡色レンズでフレッシュに。通勤から休日まで使う夏のマストハブです。(下)べっ甲風メガネは黒コーデのアクセントにしたり、カジュアルを格上げしたいときに投入」
Update
05
夏でも活用! マットな質感の“スエード小物”で奥行きを
しっとりマットな質感のスエードをあえて夏服にきかせることで、リッチ感が引き立ちます。
暑そうに見えないように、小さく小物で取り入れてみたら大正解!
軽い服と質感がきわだつ小物のコントラストでシンプルな夏コーデに奥行きが生まれます
by Etsuko

- Bag:MARY AL TERNA
- Belt:LEFIJE
- Shoes:repetto
Bag:「表情のあるブラウンスエードに遊び心たっぷりのデザインが相まって、小気味よいアクセントに」
Belt:「スクエアのゴールドパーツが映えるモダンな細ベルト。さりげなくセンスアップできます」
Shoes:「普段手に取らないブルーに惹かれたのは、スエード素材ならではの落ち着いた発色が素敵だったから。抜け感のあるミュールが夏にベストマッチ」
Update
06
アクセサリーは、シルバーやパール、色石など涼やかなものの出番増!
これまで温かみのあるゴールドアクセが主流だったけれど、気づけば今夏はシルバーやパール、色石を手に取るように。
ひんやり抜け感のある輝きやクリアな質感が、汗ばむ季節に心地よく感じられるからだと思います。
モダンなシルバーアクセをベースに、服やシーンに合わせてパールor色石で華やぎを調節しています
by Etsuko

- Necklace:LIÉ STUDIO
- Ring:LIÉ STUDIO
- Necklace:AYUS
- Earrings:Demi-Luxe BEAMS(.M Line)
Necklace&Earrings:「美しいグリーンアゲートのネックレスに一目惚れして、〝.Mライン〞でも深いフォレストグリーンのイヤリングを作りました。
地味色コーデに浮かず埋もれず、ちょうどいい華やぎをプラスしてくれます」
Ring:「大ぶりでも華美にならないのがシルバーのよさ」
Peal Necklace:「パールは秋冬のものと思っていましたが、Tシャツやデニムスタイルがぐっと品よくまとまるので、カジュアルな日も重宝」
Update
07
洒落感もスタイルアップも叶う“+1アイテム”の登場頻度がアップ!
今っぽさを出せたり、さりげなく体型カバーできたり、レイヤードって、実は夏こそ頼れるテクニック!
今季は特に、ジレやキャミソール、シアーなアイテムなど、重ねたり、巻いたり、アレンジしやすいアイテムが豊富なので、ワンツースタイルに〝+1〞するのがすっかり新定番になりました
by Etsuko

- Gilet:Demi-Luxe BEAMS
- Knit:Demi-Luxe BEAMS
- Camisole:Demi-Luxe BEAMS
1:今季のジレはコンパクトなものが気分。どんなアイテムにも合わせやすいミニマムなデザインをチョイス
2:今お気に入りのメッシュニット。ワンピの上に着て透け感を楽しんだり、肩や腰にゆるっと巻いたり、とにかく使える!
3:レイヤード前提のキャミソールは、きれいめ素材がマストです
コンパクトジレで重心アップ!

- Gilet, One-piece:Demi-Luxe BEAMS
- Shoes:LAOCOONTE
ジレがマニッシュなので、ワンピースを筆頭に女性らしいアイテムとMIXするのが定番です。
今年はぐっと重心が上がる短丈の黒ジレを新投入。マキシワンピに合わせれば、よりスラリとした印象に
タンクに重ねて脱マンネリ

- Camisole, Tank top, Pants:Demi-Luxe BEAMS
タンク×ワイドパンツのタイムレスな黒コーデをいつでも新鮮な気持ちで楽しみたいから、今年はピンストライプのキャミをプラス。
モードに着映えるうえ、おなかまわりのカバーもできて一石二鳥です
Update
08
オン・オフのボトムをスイッチ! 着こなし幅がぐんとワイドに
〝オンは柔和なスカート、オフはアクティブにパンツ〞というMYルールに、この夏変化が。Iラインスカートのようにはけるきれいめのワイドパンツが増えてきたことがきっかけで、オン・オフの型にはまらずボトムを選ぶように。おかげで、着こなしの自由度が上がって、おしゃれがさらに楽しくなりました!
by Etsuko
ON
ストンと落ちる太めワイドでスマート感と好印象を両立

- Tops, Knit:Demi-Luxe BEAMS
- Pants:ATON
- Earrings:Demi-Luxe BEAMS(.M Line)
- Pearl bracelet:mosquito × Demi-Luxe BEAMS
- Bangle:MASATO INOUE
- Bag:THE ROW
- Shoes:BRENTELLA
このパンツは、たっぷりしたシルエットとしなやかな素材で堅苦しさがなく、親しみやすさを大事にしたいお仕事シーンにも◎。
ニットの肩かけでほどよく力を抜いて着るグレーのワントーンも新鮮です。大ぶりのパールブレスでフェミニンさをひとさじ添えて
OFF
エフォートレスなリネンスカートが開放的な休日シーンにフィット!

- Knit:ORR
- Skirt:Demi-Luxe BEAMS(.M Line)
- Sunglasses:BLANC..
- Bracelet:LIÉ STUDIO
- Bag:Demi-Luxe BEAMS
- Shoes:LAOCOONTE
休日は自宅がある葉山で過ごします。夫と近所に食事に出かけたり、愛犬モネと海沿いを散歩したり、ゆるっと過ごしたいときに思わず手が伸びるのが、動きやすいリネンのIラインスカート。黒×ベージュの大人配色でカジュアルになりすぎない工夫を
Staff Credit
スタイリング・モデル/目黒越子 撮影/金谷章平(人物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) 取材・文/榎本洋子(TENT) 撮影協力/平賀緋奈子
※価格表記のない商品はすべて本人私物です。
こちらは2025年8・9月合併号(7/7発売)「おしゃれプロの『自分に飽きない』夏服アイデア」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年8・9月合併号現在)です。
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おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!
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