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窓掃除もロボットにおまかせで楽してピカピカに!自動窓掃除ロボット【HOBOT(ホボット)】

  • 神原サリー

2025.06.27

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Vol. #

109

最近の住宅では戸建てもマンションも大きな窓を採用したものが増えてきています。となると、窓掃除もけっこう大変。でもね、便利な自動窓掃除ロボットを使えば手が届かない高いところにもしっかり届いてピカピカにしてくれるのです。今回はLIXIL(リクシル)が日本総代理店をしているHOBOT(ホボット)の最新モデル「HOBOT-S7 Pro」を使ってみた様子をお届けします。

Index
  1. 台湾発、40か国で展開する【HOBOT】の日本国内総代理店はLIXIL
  2. 最新モデルは強力な吸引力とノイズ低減が特徴
  3. おまかせでグングンきれいになるのがうれしい!
  4. クリーニングクロスのお手入れ
  5. 梅雨の合間の晴れや曇りの日が窓掃除
  6. 製品DATA
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台湾発、40か国で展開する【HOBOT】の日本国内総代理店はLIXIL

神原サリーさん HOBOT 
自動窓掃除ロボット「HOBOT-S7 Pro」 ※この夏に発売予定の新モデルで販売価格は未定。

自動窓掃除ロボット「HOBOT」は、家電開発のバックグラウンドを持ったグループが台湾で2010年に設立したHOBOT Technology Incによって開発されたもの。その後、14年間にわたって窓掃除ロボットを開発し続け、日本を含む40か国以上で販売されています。

一方、LIXIL(リクシル)は、主力事業の1つとして窓の開発や提供を行っており、同社のTOSTEMブランドでは「住む人と自然との、心地よい接点をつくる」ことを目指しています。「お客さまの面倒な窓掃除のお悩みを解決し、日本の四季折々の風景をきれいな窓から見ていただきたい」という思いから、2025年4月からHOBOTの日本国内の総代理店事業を開始したのだそうです。

床掃除のためのロボット掃除機はずいぶん参入企業も増えて、すっかりメジャーな存在になりましたが、窓用のロボット掃除機はよく知らないという方も多いはず。いったいどんな使い勝手なのか、本当にきれいになるのかどうか、アトリエの窓で試してみることにしました。

最新モデルは強力な吸引力とノイズ低減が特徴

今回、お借りしたのは、この夏に発売予定の最新モデル「HOBOT-S7 Pro」。
現行モデルに高速往復モップ機能が搭載された「HOBOT-S6 Pro」(53,800円)がありますから、その後継機ということになりますね。
新モデルでは、ガラス面への吸着力をさらにアップさせることで、ガラス上でのより安定した動きを実現させたほか、高い吸引力でクリーニングクロスをガラスに密着させ、効果的に汚れを落とすとしています。そのほか、稼働時のノイズを本体底部に誘導し、音が下のほうで吸収・分散されるために消音効果が高まっているとのこと。これは期待ができそうです。

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
長さ4mの電源コードのほか、万が一に備えた4.5mの安全ロープも付属しています。

本体のほかに、付属しているのは長さ約4mの電源コードのほか、万が一に備えた4.5mの安全ロープ、専用の液体洗剤、リモコンなど。まずは本体に電源コードを接続し、HOBOTを充電します。「え?コードレスで使えるの?」と思ったかもしれませんが、そうではないのです。内臓バッテリーに充電しておくことで、万が一、窓掃除の最中に停電になったときでも20分間は窓への吸着を続けて音声アラートを発することで、落下による事故を防ぐような安全対策がとられているというわけ。さすがですね。

続いて裏面にクリーニングクロスを装着します。四隅にある「エッジはみ出し防止バンパーセンサー」を隠さないようにクロスの丸い穴と合わせて平らに取り付けるのがポイント。
付属の専用洗剤(水でもOK)を2か所の水タンクに入れたら、キャップをしっかりしめて準備完了です。そうそう、安全のために落下防止用のロープを室内の固定された場所に結び付けることも忘れずに

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」ねじ
電源コードの先のL字型コネクタを本体のDC電源ジャックに差し込んだら、ネジを回して固定します。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」はみ出し防止バンパーセンサー
本体裏側にクリーニングクロスを取り付けた様子。四隅にある「エッジはみ出し防止バンパーセンサー」を隠さないように取り付けるのがポイント。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」水タンク
付属の専用洗剤(水でもOK)を水タンクに入れます。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
2か所にあるタンクに入れたら、準備完了。しっかりと栓をするのを忘れずに!
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機機 落下防止用ロープ
安全のために落下防止用のロープを室内の固定された場所に結び付けたら、いよいよ窓ふき開始!

おまかせでグングンきれいになるのがうれしい!

電源をオンにするとファンが動き出して吸引の準備を始めます。窓枠から10cm以上離れたところにHOBOTを取り付けて手を放すと、ぴったりくっついているのでもう大丈夫。自動清掃のスタートボタンを押せば、あとはおまかせでOKです。と言いながらも、どんなふうに掃除をしていのか気になって見ていると、事前に投入しておいた専用洗剤が15μmの細かいミストになって噴射され、そこをクリーニングクロスで磨き上げていきます。水平、垂直といった動きの組み合わせでジグザグに動いていって、効率的かつ磨き残しがないのが見事。ガラスに水の跡が残らないのも素晴らしいです。

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
室内側の掃除のあと、ベランダ側を。よく見ると洗剤液が細かいミストになって吹き出されているのが見えます。

運転音はどうかというと、決して静かなわけではありませんが、耳障りな音ではなくベランダ側の窓を掃除していても、近隣の方に申し訳ないと気にするほどではないレベルでした。
今回はアトリエの2枚の窓を両面掃除してみましたが、途中でHOBOTを外して移動させる操作をする必要はあるものの、掃除自体はHOBOTがしてくれるので楽だし、仕上げ磨きも不要できれいになるのが感動的。

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
もう1枚の窓ガラスも両面掃除をします。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
室内から見てみると、クリーニングクロスがずいぶん汚れてきたのが確認できました。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
2枚の窓の裏表が、30分弱ですっかりきれいになりました!
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
窓の隅まで残すことなく、驚くほどきれいに磨き上げられていて感動!

特に窓の隅の部分も磨き残しが何もなくてキュッときれいになっているのは本当に気持ちがいいものですけっこう久しぶりの窓掃除だったので、汚れていたのがすっきりとして「四季折々の風景をきれいな窓から見てもらいたい」というTOSTEM(LIXIL)の思い通りになったなと実感したのでした。



クリーニングクロスのお手入れ

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」クリーニングクロスの洗い方
クリーニングクロスを外して洗面所で手洗い。古い歯ブラシを使うと汚れが簡単に落ちることを発見しました。
神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」クリーニングクロスの洗った後の干し方
よく絞ってからベランダに干してお掃除終了です。

クリーニングクロスを外して洗い、ベランダに干すという一連の作業は、先日、アイロボットのルンバ205ダストコンパクター コンボのレビューの様子でもお伝えした時のよう。デジャヴ感がありましたが、モップパッドやクリーニングクロスを洗うときには「きれいにしてくれてありがとう」という気持ちになって充実感があるものです。

梅雨の合間の晴れや曇りの日が窓掃除

神原サリーさんが紹介する自動窓掃除機ロボット「HOBOT S7 PRO」
おまかせでOKの自動モードでお掃除しましたが、リモコンで操作したり、スマホのアプリを使うこともできます!

LIXILによると、梅雨はカビが発生しやすい時期で、窓の汚れがカビの原因になるためこまめな掃除が大切とのこと。HOBOTは雨の日の使用はNGなので、梅雨の合間の晴れた日や曇りの日にお掃除してもらえば、清潔できれいな窓で気持ちよく過ごせますね。

ちなみにHOBOTは窓ガラスだけでなく、大理石や曇りガラス、目地幅5㎜以内のタイルなど様々なアーティスト素材で使用が可能です。今回ご紹介した最新モデルのほかにも、現行品が4モデルラインアップしているので、ぜひチェックしてみてはと思います!


製品DATA

ブランド:HOBOT

商品名:「HOBOT-S7 Pro」

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

●Info●
公式YouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」好評配信中。

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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