HEALTH

今こそ「血活」で脱・夏貧血!

30代・40代女性は特に注意が必要!

夏バテ?とおもったら「貧血」だった人多数!今こそ「血活(ちかつ)」で、脱・夏貧血!

2025.07.09

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鉄分を補う食事と、自律神経を整えるのがカギでした

今こそ「血活(ちかつ)」で脱夏貧血!

今こそ「血活」で脱・夏貧血!

もともと女性は貧血になりやすいうえに、夏はさらにそのリスクが高まると知っていますか? めまいや立ちくらみ、だるさに襲われて「これって夏バテ?」と思ったら、実は貧血だったというケースが少なくないんです。ちょっとした食事と生活習慣の心がけでできる「血活」で、この夏こそ血の巡った健やかな人を目指しましょう!

Index
  1. 今こそ「血活(ちかつ)」で脱・夏貧血!
  2. 貧血悩みエピソード
  3. 夏は「貧血」リスクが増えるんです
  4. 根来秀行さん
  5. 鉄欠乏性貧血と脳貧血は別もの
  6. 夏に増える原因は?
  7. CHECK! 夏のあるある習慣が貧血を招いていた!
  8. 貧血対策は?
  9. LEE世代女性は、もともと貧血になりやすい
  10. 2つの貧血は併発しやすい!トータルな「血活」で健康に
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献血センターへ
人に血をあげている場合じゃありません!
そういえば毎年健康診断でも貧血気味
貧血症状が続いている…
特に夏は貧血の症状が
食欲不振も
美容の取材でも、大切なのは血の巡りという話に
いつまでもハツラツしている女性って「血が巡っている」気がする
Let's 血活!

特に夏は症状が…読者も! LEE100人隊の

貧血悩みエピソード

小学生の頃から貧血ぎみ。大人になってからもで、特に妊娠中は症状がひどかったです。思い返すと、暑いホームから冷房のきいた電車内に乗り込んだときなど、寒暖差のある場所で貧血が起こることが多い気が

No.094 Usaさん

生理中に立ちくらみがしたり、倒れたり、採血で気持ち悪くなったことが。夏場は、貧血なのか夏バテなのか、判断できないときがあります。

No.045 CHIHARUさん

40代に入ってから貧血症状を感じるように。忙しい夕方以降にめまいがすると家事や子どもの世話ができなくなってしまうし、出先で症状が出るのも困りもの。暑い日に長時間外にいて汗をたくさんかいた日は、フラフラ〜っと立ちくらみがしやすくなります

No.025 リエさん

もともとLEE世代女性はなりやすいうえに…

夏は「貧血」リスクが増えるんです

疲れやすさやだるさ、イライラ……貧血と思われる症状は、特に夏に悪化しやすい特徴が。その理由と、貧血の〝正体〞を知ることからスタート。

根来秀行さん

教えてくれたのは…

根来秀行さん

医師、医学博士。内科学、免疫学、抗加齢医学、睡眠学など多方面に詳しく、メディアでも活躍。『「毛細血管」は増やすが勝ち!』(集英社)ほか著書多数。



鉄欠乏性貧血と脳貧血は別もの

「『鉄欠乏性貧血』は、血液中の鉄が不十分な状態。鉄は全身に酸素を届ける役割を果たすため、不足すると酸素不足に陥り、顔色の悪さや動悸などの症状が出ます。一方『脳貧血』は自律神経のバランスの乱れによって脳への酸素供給が滞って起こるもので、代表的な症状は立ちくらみや失神など。2つに共通する症状としてめまい、だるさなどがあります。鉄欠乏性貧血と脳貧血はまったく別ものです」

	脳貧血(起立性低血圧)・鉄欠乏性貧血の症状

夏に増える原因は?

自律神経が乱れて血流ダウン/鉄分不足に

CHECK! 夏のあるある習慣が貧血を招いていた!

外は暑いから、室内ではクーラーをがんがんに

ビールなど冷たい飲み物が欠かせない

食欲が減退。食べやすいものに偏りがち

夏は湯船に入らずシャワーで済ます

寝苦しくて、いつも以上に睡眠不足

貧血を招く習慣イラストカット

冷たいものやサラッとしたものばかり飲んだり食べたり、冷房の温度を低く設定したり……。入浴もシャワーばかりになりがちな夏は、栄養が偏り、自律神経のバランスも乱れる要素がたくさん。左のチェックリストの症状にどれか1つでも思い当たる人は、今すぐ「血活」生活をスタートして!

貧血対策は?

自律神経が乱れて血流ダウン/鉄分不足に




今こそ「血活」が必要!

LEE世代女性は、もともと貧血になりやすい

• 毎月、生理で血が失われる
• 毛細血管が減少するなどの理由で血流が下がり始める世代

生理で毎月、血液が体外に出ていくうえ、30~40代は20代と比べて毛細血管が1割ほど減り始めます。子宮筋腫がある人などは貧血の度合いがさらに高く。

2つの貧血は併発しやすい!トータルな「血活」で健康に

私たちはよく「貧血ぎみで……」という言い方をしますが、俗に貧血と言われる症状には実は医学的にまったく異なる2つの種類があり、それぞれ原因や対策もまったく異なります。

「1つは血液中の鉄分が不足する『鉄欠乏性貧血』、もう1つは脳への血流が滞る『脳貧血』(詳しくは上記)。自分が貧血と思っていた症状のタイプがどちらであるかはっきりしている場合は、それに応じた対策をとるのが改善への近道です。

とはいえ、実はこの2つは併発している人も多いんです。LEE世代女性は毎月の生理や妊娠・出産で特に鉄不足になりやすく、また育児や仕事などで忙しいため自律神経が乱れがち。加えて、夏という季節は、体にとって過酷な条件が揃っています。これらから考えると、まずは2つの違いと対策をしっかり理解したうえで、両面から考えていくことがトータルでの健康度を上げることにつながります。

『人は血管から老ける』という言葉を聞いたことがありますか? 

人間の体には毛細血管を含めると約10万㎞分もの血管が張り巡らされています。酸素や栄養素、ホルモンなど生きるために必要なすべては毛細血管を介して全身に行き渡るので、若さと健康を保つには毛細血管が健康で血流がよいことが、血液の質がよいことと同じくらい大事です。血液と血流、両面からのアプローチを習慣にして、長く厳しい夏を元気に乗り越えましょう!」

Staff Credit

イラストレーション/ちばなつこ 取材・文/遊佐信子 本誌編集部
こちらは2025年LEE8・9月合併号(7/7発売)「今こそ「血活」で脱・夏貧血!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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