<6月21日~7月21日の運勢/Sayaの星占い>心からくつろげる場所での休息が運気アップの秘訣に【今月の12星座運勢「星ごよみ」】
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Saya
2025.06.21 更新日:2025.07.21

SUN SIGN IN CANCER(太陽がかに座に)

6月21日は夏至。例年、夏至の日に、太陽はかに座に入ります。かに座には9日に思考や伝達の星・水星、10日に拡大と保護の星・木星も入っています。「安心・安全」を求めるのがかに座の性質ですから、自分のテリトリーのなかで気にかかることがあると、神経質にもなってしまうでしょう。
水星は27日に、太陽は7月22日にかに座を去りますが、木星は約1年滞在するので、「安心・安全」と「テリトリー」意識は、続いていきます。またかに座では休息も欲しくなるのですが、それは「安全なテリトリー」があってこそ。心からくつろげる場所がないと、休むことができず、より敏感に反応してしまうようになるかもしれません。6月25日のかに座の新月は木星と近い位置で起こるので、「休めるかどうか」が運気アップの秘訣にもなりそうです。
また7月に入ると、7月5日に愛と美の星・金星が、7日に自立や変革の星・天王星がふたご座に入ります。ふたご座は、「コミュニケーションや教育」「広報や宣伝」を司る星座なので、このジャンルでは今後、大きな変革が起こっていくでしょう。一般的な情報や知識を伝えるものはAIに淘汰され、人にしかできない個性や創造性が大切になりそうです。
一方、5日には境界を溶かす星・海王星が、13日には現実化とルールの星・土星が、18日には思考や伝達の星・水星が「逆行」を始めます。海王星と土星はおひつじ座で。水星はしし座での「逆行」。どちらも火の星座でのこと。この春、海王星がおひつじ座に入ってから、ノリで進めていたことがあると、5月下旬に土星もおひつじ座に入ってから、現実を知る出来ごともあったと思います。
今度は、海王星と土星が「逆行」することで、夢やイメージだけでは危険もあるとわかったり、停滞が生まれたりしそうです。またしし座での水星の「逆行」期間も、ひとりよがりに考えていたことがあると、ゆがみが出てきそうです。この間、11日にはやぎ座で満月も。やぎ座が象徴するのは、「義務や役割」。家族がみんな忙しくて、いろいろ頼まれたりすると、義務感でいっぱいになってしまうかも。
Column
がんばらないで運気up。
Sayaのご自愛レッスン_04

今月のレッスン
- ほんの少しの気配りで、暮らしと心に潤いを与える
- 住まいの安全を考えて、防犯グッズやシステムを検討する
天にあることは地にもある。それが占星術の基本となる考え方。とくに、太陽系の惑星たちが星座を動くときは、地上のわたしたちの心も影響を受けることをお伝えしてきました。今回で4回目です。
さて、6月21日は太陽がかに座に入るタイミング。暦のうえでは夏至でもあります(そもそもですが、12星座というのは、太陽の通り道である黄道を12分割したもの。かに座に太陽が入るタイミングは、常に夏至なのです)。
12星座が始まるのは、おひつじ座。そこから、おうし座、ふたご座と、30度ずつ進んできて、90度が過ぎたときがかに座です。360度の12星座の旅が4分の1、終わったことになるのですね。
太陽の力がもっとも弱まる冬至から、ずっとがんばってきたわたしたち。夏至を迎える頃にはだいぶ疲れが溜まってきています。かに座には「安全」を求める性質がありますが、それは「睡眠」や「休息」を取りたいからとも言えますね。かに座の象徴する数字は、4ですが、4本の柱のうえにしっかりと屋根が乗って、その下で安全に眠り、疲れを取りたくなるのです。
2025年の場合は、実は、6月10日に拡大と保護の星・木星がすでにかに座に入っています。木星は、約1年間、ひとつの星座に滞在し、入った星座の性質を世の中にふわりと広め、トレンドを作るので、「心の安全」、引いては「住まいの安全」というのはこれから1年、ひとつのキーワードになるでしょう。

わたしはインテリアや生活雑誌の編集者として約10年、取材ライターとしても約5年は仕事をしたあとで、占星術のライティングがメインになってしまったという変わりダネ。その昔は2トントラックに家具を積み込んで、ハウススタジオで撮影するとか、国内、海外の素敵なお宅を取材するとかもしていました。木星がかに座に入る1年にインテリアや雑貨がブームになる様も、リアルに目にしてきました。
一時期を除き、かに座の対角のやぎ座に変容の星・冥王星があった2008〜2024年、わたしたちの心は社会のなかでいかに認められるかに向いていました。でも、これからの1年はその間に忘れられていた「暮らし」や「日々の営み」に改めて関心が向かいそう。それは『LEE』の読者の方たちが好きなジャンルでもあると思います。
インテリアにしても、かに座の場合は、美しいインテリアを整えて、写真映えをよくするとかではないんです。たとえば、ベッドリネンやマットレスを少しだけ上質なものに変えて、眠りをアップグレードしてみる。季節の花を一輪、テーブルに飾る。旬の野菜を使った、いつもと違う献立を一品加えてみる。共働きの子育て家庭ではなかなか難しいのも現実だと思いますが、暮らしと自分の心に潤いを与えることを今後1年、意識できたらいいなと思います。面倒だと思っていたことのなかに、喜びが眠っているかもしれません。また、「安全」にもフォーカスを。玄関や掃き出し窓の内鍵を二重にしてみるとか、防犯カメラを取り付ける、防犯システムを導入する等もよさそう。

ブーケ撮影/野口さとこ(@satoko.nog)
ブーケデザイン・制作/伊賀悠里子(竹中庭園緑化)
Staff Credit
text/Saya photo/岩城裕哉 cookies/and Bake
■Sayaさん著書情報
『わたしの風に乗る目覚めのレッスン―風の時代のレジリエンス』(Saya・大槻麻衣子 著/¥4400/説話社)
『占星術ブックガイド 星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集』(¥5500/説話社)
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。
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