LIFE

素敵なあの人の「ダウンサイジング」と、その後の暮らし

手持ちの服は、アウター2着とワンピース1着のみ

洋服を100枚から3枚に減!【ミニマリスト Nozomiさん】未就学児が2人いてもスマートな暮らし

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2025.07.04

この記事をクリップする

不要なものを減らしたから見つかった、本当に大切なこと

選ぶ目のある人の【ダウンサイジング後の暮らし】ミニマリスト Nozomiさん

もの選びのセンスも素敵な人は、何を手放し、どんなアイテムを残したのか——。ミニマリスト Nozomiさんの〝ものとの向き合い方〞の変化を伺いました。

ミニマリスト Nozomiさん

Nozomiさん

ミニマリスト

家族構成:4人 (夫、娘5歳、息子3歳)間取り:3LDK 広さ:約72㎡

のぞみ●2021年よりミニマリストとして発信を開始。著書『ものも家事も最低限。子どもとミニマルに暮らす』(集英社クリエイティブ)。

洋服を100枚から3枚に減

家事の時間は1日、約37分!家族との時間を増やすためにものは少ないほど都合がいい

ミニマリスト Nozomiさん宅のリビング
リビングダイニングには、テーブルセットのみ。ソファやラグ、テレビなどはなし。このテーブルが、Nozomiさんの仕事場にもなっている。

未就学児のお子さんが2人。ものがあふれてもおかしくない時期にもかかわらず、Nozomiさんのお宅はどこまでもすっきり!

リビング横の1室を子どものプレイルーム
リビング横の1室を子どものプレイルームに。大きな本棚が2つあり、絵本や図鑑、アルバム、おもちゃ類を収納。

「私が小学1年生の頃、教科書や文房具で机の上が山積みになって困っていたら、母が簡単な片づけ方を教えてくれたんです。その心地よい感覚が忘れられなくて」 

以来、ものが少ない生活をしてきましたが、過去に2度、ものが増えた時期があると言います。

「最初は大学生になった頃。おしゃれに目覚めて、服を100着以上持っていました。2度目は長女の出産後。育児の悩みをグッズで解消しようと哺乳瓶や離乳食用のスプーンなどをたくさん買いました。でも、ものを管理したり片づけたりすることに疲れてしまって」 

そうしてたどり着いたのがミニマリストという暮らし方。手持ちの服は結果的にアウター2着とワンピース1着のみという生活に。

「ものが少なければ少ないほど、確実に家事が減ります。代わりに家族との時間が生まれて、やりたいことにフォーカスできるようになりました。そんな今の生活に欠かせないのは、一つで何役もこなしてくれるもの、丈夫で劣化しにくいもの。ワンピース1着での生活をおすすめするわけではないですが、信頼できるものが最低限あれば十分に満足のいく暮らしができると実感しています」

Nozomiさん

ダウンサイジング後にNozomiさんが大切にしているもの

仕事と家事育児を並行して行うには時間が取られるため、いかに家事の負担を減らせるかが、ものを残す・手放すの基準になっていると言います。

Nozomiさんが残したものの基準

・一つで何役もこなしてくれるシンプルで丈夫な道具
・家事の手間や時間を減らし、家族や自分の時間を生み出せるもの



白が決め手。器としても使えるフライパンセット

白が決め手。器としても使えるフライパンセット

使っている鍋とフライパンは「カローテ」の3点のみ。

「専用ハンドルは取り外しができるので、炒め物などを作ったら取っ手を外して直接食卓へ。大皿として違和感なく出せますし、軽くて扱いやすく、洗い物を減らせます」

服の数を最小限にするのに欠かせない洗濯乾燥機

服の数を最小限にするのに欠かせない洗濯乾燥機

毎晩お風呂上がりにすべての衣類を洗濯乾燥機にかけ、翌朝取り出すのが日課。

「朝ここからワンピース(左)を出して着替えます。『パナソニック』のキューブルは洗剤自動投入の機能があって便利。デザインもお気に入りです」

テレビとテレビ台を手放し導入したプロジェクター

テレビとテレビ台を手放し導入したプロジェクター

娘さんの出産前にテレビとテレビ台を手放し、代わりに天井に取り付けるプロジェクター「ポップインアラジン2」を。「リビングを広く使えてテレビ台の掃除が不要。映画を大迫力で楽しめます」

調理の負担を減らしてくれる耐熱ガラス容器とキッチンバサミ

調理の負担を減らしてくれる耐熱ガラス容器とキッチンバサミ

「『iwaki』のパック&レンジ ホワイト1.2Lはレンジやオーブン調理ができ、ボウルやお皿にも。『金鹿工具製作所 みまつ』のキッチンバサミは分解して洗いやすく、切れ味がいつまでも衰えません」

子どもが自由に手に取って見返せる「アルバス」の家族アルバム

子どもが自由に手に取って見返せる「アルバス」の家族アルバム

「写真はプロジェクターやスマホで見ることもできますが、子どもは手に取って見るほうが好きだと気づき、毎月1日に前月分の写真を注文。アルバムは増えますが、これだけはOKとしています」

ぬれた髪の吸水力が段違い。マイクロファイバータオル

ぬれた髪の吸水力が段違い。マイクロファイバータオル

「バスタオルはフェイスタオルに替えるなど、タオルの縮小化を図っていますが『SOU TOWEL SHOP』のヘアドライタオルは外せません。吸水力が高く、ドライヤーの時間を大幅に短縮できるんです。私と娘用に2枚常備」

どんなシーンにも対応。耐久性のあるワンピース

ミニマリスト Nozomiさん

「自己判断で洗濯乾燥にかけていますが、『ソージュ』のワンピースはシワにならず、動きやすくて見た目も上品。半年間着て買い替えます。夫はスーツを含めて約15着。子どもは上下5セットを年に2回、総入れ替えします」

Nozomiさん

手放すことで、ライフスタイルにも変化が

Nozomiさんが、ダウンサイジング後に新しく取り入れたこと

ものを減らすことでできた空間と心の余白には、新しい風が吹くもの。今回取材させていただいたNozomiさんも、新しい習慣や挑戦を始めていました。

働き方が変わり、念願の保育園留学へ

Nozomiさん

保育園留学 写真

ミニマリストとしての活動を本格化して働き方が変わり、時間の融通がきくように。そこで念願だった家族での短期移住と保育園留学に挑戦。

「熊本県の海沿い、島根県の山間と2カ所に滞在。親子遠足では2時間半も山道を歩いたり、村では知らない人とも道端で挨拶を交わしたりと新鮮な発見や学びがあり、貴重な体験でした」

Nozomiさん

Staff Credit

撮影/メグミ 取材・原文/田中理恵

こちらは2025年7月号(6/6発売)「素敵なあの人の『ダウンサイジング』と、その後の暮らし」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年7月号現在)です。

@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる