LIFE

vol.17

【オススメ漫画】猫好きも食いしん坊も必見!『にゃーの恩返し ~2人と1匹のウチごはん~』

  • 編集やまみ

2025.07.20

この記事をクリップする

“猫の手も借りたい”が現実に!?
飼い主の知らないところで
あれこれ頑張る猫が愛おしい!

 仕事に追われて家事がたまりぎみの中、子どもからの「熱出たっぽい」のひと言にヒヤリ。慌てて夫と翌日の予定をすり合わせながらふとソファに目をやると、2匹の猫がおなかを出してゴロ~ン。いや、いいんですよ。もちろんいてくれるだけでありがたい大好きな愛猫たち。でもちょっと思ってしまう。「あ~猫が少しは手伝ってくれたらな」なんて……。今月は、そんな可愛い猫が実は陰で飼い主のために尽力している、いじらしく愛おしい猫漫画をご紹介。

 トリナスポン酢にシンガポールチキンライス、ロールキャベツにナポリタン……このおいしそうな料理の数々、実はすべて猫が作ってくれたもの! 『にゃーの恩返し ~2人と1匹のウチごはん~』に登場するのは、同棲中のカップル、アヤとシュウ。それぞれの仕事柄別々の時間に、相手が作ってくれた(と思っている)作りおきをおいしくいただくのが週に一度のルーティンです。でも実際2人が出かけた後に手ぎわよく料理しているのは、人間に姿を変えた猫のミケ! 和洋中とバリエ豊富で、かつ栄養バランスも考えられた献立は、見ているだけで食欲を刺激。以前の飼い主・ノリコさんが料理上手だったことから、横で見ていたミケもレシピをマスターしたようです。

©山崎紗也夏/文藝春秋

 

 2人がケチャップ派かマヨ派でケンカした日は両方が出てくる献立にして仲直りを図ったり、買い出しが予算の1000円を超えた日は悔しがったりと、人間味のあるミケが可愛くて! アヤとシュウの、お互いがごはんを作ってくれていると思っている中でのコミュニケーションにはいつバレるかとドキドキさせられますが、何があっても真ん中にミケがいれば大丈夫だと思えます。

 人語がしゃべれる賢い猫・オードリーが暗躍する『江の島ワイキキ食堂』も、笑ってなごんで癒されて、最後は時を超えた壮大なストーリーに感動の涙。グータラでも有能でも、結局猫はどんな子でも可愛いです♡

『にゃーの恩返し ~2人と1匹のウチごはん~』

山崎紗也夏

雨の降る夜、偶然ケガをしている猫を見つけたアヤとシュウ。その出会いをきっかけに付き合い出し、同棲を始めた2人のために、飼い猫となったミケが夕食を作る!? 『シマシマ』『サイレーン』『レンアイ漫画家』ほか代表作多数の、山崎紗也夏さん初めての献立漫画。3巻~ ¥770~¥858 文藝春秋

こちらもオススメ!

『江の島ワイキキ食堂』

岡井ハルコ

江の島にある「ワイキキ食堂」。そこで料理人の頼と暮らすオードリーは、実は人間の言葉をしゃべる賢い猫。頼のことを陰で支えたり恋を応援(時には邪魔も)する中で起きる、少し不思議な出来事を描いた物語。全11巻 ¥660~¥693 少年画報社

編集やまみ

LEE編集部

ファッション担当ですが、子どもの頃から漫画好き。90年代りぼん・なかよし・ちゃお・るんるん・別マ・花ゆめ・少コミ・デザート・ジャンプ・マガジン・コロコロコミック・ガンガンなどを読んで育ってきました。
写真フォルダには、子どもと猫と日本酒の写真が多数。オススメ漫画があればぜひ教えてください。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる