FASHION

【ラガーシャツ】軽やかに歩く、フィラデルフィアの街角/川口ゆかり

  • 川口ゆかり

2025.06.07

この記事をクリップする

おはようございます、ライター川口ゆかりです。

今日も旅の服装についてご紹介したいのですが、その前に。正直言うと、フィラデルフィアを訪れる前はちょっとした不安もありました。「一人で歩けるかな?」「治安は大丈夫?」などなど。でも、実際に訪れてみるとそんな心配は見事に裏切られました。

まず驚いたのは街のクリーンさ

ごみがまったくと言っていいほど落ちていなくて、どこを歩いていても気持ちがいいこと。想像以上に緑が多いんです。公園のベンチでのんびり本を読む人や犬の散歩をする人、子どもといっしょに遊ぶおしゃれなパパやママ……。なんだか日常の中にゆるやかな時間が流れていて、思わず「いいな、こんな暮らし」と心の中でつぶやいている自分がいました。

歴史的な建造物も多く、街自体が美術館のよう。やっぱり、SNSで眺めているのと自分の目で見るのとでは全然違う。旅って、そういう発見があるから面白いですよね。

この日は、屋根のないオープントップから眺めるバスツアーへ

▲2階建てバスの快適な座席から歴史的な街の観光名所を眺めることができるバスツアーへ

フィラデルフィアの街並みはヨーロッパのような歴史の香りを感じさせつつも、アメリカらしいダイナミズムに満ちています。バスの上から感じる風、すれ違う人々の笑顔、街を包む特別な空気。ちょっとしたアトラクションのようで楽しかったな~。観光名所の位置関係が把握できるので、初日にバスツアーで主要個所をまわるのもいいかもしれません。

街歩きDAYは履き慣れた「ニューバランス」のスニーカーが主役

▲フィラデルフィアの都市文化やストリートカルチャーの象徴として、多くの人々に親しまれているLOVE PARKにて。

さて、そんな日の相棒は疲れ知らずのスニーカー。

トップスには少しメンズライクでラフなムードが心地いいラガーシャツをチョイスしました。でも、ただのカジュアルじゃ物足りなくて、ボトムスはあえてのチュールスカートを。

パンツにしてしまうとラフすぎてしまうけれど、チュールがぐっと女性らしく仕上げてくれるのです。ふわっと風をはらむシルエットが街の景色にやさしくなじんで、少しだけドレッシーな空気をプラスしてくれます。きちんとしすぎない。でも、ラフすぎない。そんなちょうどいい私らしさが詰まったスタイルで街を気ままに歩くのが好きです。

滞在中にお気に入りのカフェを見つけたり、何気ない風景にときめいたり。旅の途中にふと立ち止まる。そんな瞬間にも自分らしくいられる服がいちばんですよね。



おしゃれなカフェ「K’Far Cafe」

▲平日でも行列ができるほど人気だった「K’Far Cafe」。K’Farは、ヘブライ語で村を意味するのだとか。

私のお気に入りは、リッテンハウス・スクエア近くにある「K’Far Cafe」。イスラエルのベーカリー文化をフィラデルフィアで体験できる貴重なスポットで、ブルガリア産フェタチーズ入りのボレカス、チョコレート・ルゲラ、バブカなどなど、イスラエルの伝統的なペストリーがずらり勢ぞろい。

朝から少しずつたくさんを楽しんで。

この旅で購入したスウエットたち

外は真夏、なのに店内は極寒。これ、海外あるあるですよね? 

今回も例に漏れず、カフェやレストランの中は冷房が効いていて、思わず鳥肌…。そんなときに大活躍したのが、現地で購入したスウエット

旅先で可愛い!と買ったものの、帰国後はクローゼットの肥やし…なんて失敗も正直あるあるですが、
このスウエットは別格。古着風のデザインなのに、全部新品! 着心地も良くて、今では日本でも普段使いに大活躍しています♡

しかもびっくりなのが、お値段が約20〜55ドルとかなり良心的なこと。というのも、フィラデルフィアは衣料品に消費税がかからないんです!これはもう、お買い物天国と言っても過言じゃない。

フィラデルフィアの街並みを歩きながら、お気に入りの一枚を探す時間。それも旅の楽しみのひとつになりました。

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる