HEALTH

「呼吸」と「姿勢」で、老けない!疲れない!太らない!

悪い姿勢やストレス、マスク生活が影響・・・

心身の不調の原因は「呼吸」にあった!まずはあなたの呼吸をチェック!

2025.06.02 更新日:2025.06.20

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運動する時間はなくても

「呼吸」と「姿勢」で、老けない!疲れない!太らない!

「呼吸」と「姿勢」で、老けない!疲れない!太らない!

疲れが取れない、太りやすい、肩こりや腰痛も……〝多重債務〞的なLEE世代の体調悩みを解決できるカギは、実は毎日の「呼吸」と「姿勢」にあり! お金もかからず、運動する時間がとれない人でもすぐに始められる、ごく簡単な呼吸と姿勢の改善メソッドで、心身の不調を一掃しましょう。

Index
  1. 「呼吸」と「姿勢」で、老けない!疲れない!太らない!
  2. 心身の不調の原因は「呼吸」にあった!
  3. こんな呼吸になってませんか?
    あなたの呼吸CHECK!
  4. 「悪い呼吸」とは?=×浅くて速い呼吸・口呼吸
    1. 1分間に20回以上呼吸している頻呼吸
    2. 口で吸って吐く口呼吸
  5. 奥仲哲弥さん
  6. 呼吸のしすぎが酸素不足を招く
  7. 「悪い呼吸」が不調につながるメカニズム
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\ LEEまわりのあの人も /
呼吸姿勢をととのえてイイことありました

思考がクリアに! 首肩のラインもスッキリしました

モデル 高山 都さん

モデル
高山 都さん

「4年前に不眠に陥ったことで、呼吸の大切さを実感。意識しないとつい呼吸が浅くなりがちなので、寝る前におなかに手を当てて深呼吸することを習慣にしました。続けるうちにゆっくり眠れるようになり、脳に酸素が回るためか思考もクリアになった気が。結婚式があったので、ブライダルエステの一環で姿勢矯正も並行して。姿勢がよくなったおかげで胸が開き、肩に埋もれがちだった首や肩が出て、スッとして見えるようになりました」

呼吸により、自分の適量がわかり食べ&飲みすぎがなくなりました

ヨガ講師 尾石 晴さん

ヨガ講師
尾石 晴さん

「約20年間、毎朝20分のヨガと5分の瞑想を継続しています。よい呼吸にはしっかりした体幹が必要で、ヨガのポーズ+瞑想は体幹を鍛えるのに最適なんです。続けていると、呼吸と姿勢は連動しているなと実感します。呼吸が浅いときは姿勢がくずれ、それが体調が悪いサインだと気づくように。また、食べすぎたりお酒を飲んだりすると、翌朝呼吸が浅くなるとわかって、食事は適量を心がけるように。おかげで体型を維持できていると思います」

やせてないのに「やせた?」と。身長も2.4㎝伸びました!

OURHOME Emiさん

OURHOME
Emiさん

「数年前、仕事で撮っていただいた自分を見て、丸いあごや肩がショックで……ダイエットの一環でまず顔ヨガを開始。顔ヨガも呼吸が大事で、吐くことを意識して丹田(おへその下)に力を入れる習慣をつけたら、おなかがスッキリ。月1回、整体院で骨盤矯正をしてもらい、姿勢メンテナンスも。今の体重は一番スリムだった頃より多いのですが『やせた?』と言われるようになり、身長も20代の頃より2.4㎝も伸びていてびっくり」

呼吸と姿勢をととのえてイイことありましたイラストカット

専門家がメカニズムを解説

心身の不調の原因は「呼吸」にあった!

普段の何気ない呼吸の悪いクセが、実は全身の不調にまで影響を及ぼしているんです。まずは自分の呼吸をチェック!

こんな呼吸になってませんか?
あなたの呼吸CHECK!

□少し急いだだけで息が切れる
□静かにしていても自分の呼吸音が聞こえる
□気づいたら口が半開きになっている
□マスクをして会話すると呼吸がつらい
□ため息が多い

1つでも当てはまれば、呼吸機能低下の可能性大

息が切れるイラストカット

「悪い呼吸」とは?=×浅くて速い呼吸・口呼吸

「悪い呼吸」とは?=×浅くて速い呼吸・口呼吸イラストカット

1分間に20回以上呼吸している頻呼吸

口で吸って吐く口呼吸

悪い姿勢やストレス、マスク生活の影響などで増えている「頻呼吸」や「口呼吸」。これらの呼吸では、浅くしか吐けないので、またすぐに息を吸いたくなり呼吸数が増え、速い呼吸になりがちという悪循環が。それによって体内の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、結果的に低酸素状態を招く。



呼吸器外科医 奥仲哲弥さん

教えてくれたのは

奥仲哲弥さん

呼吸器外科医

前 山王病院副院長・呼吸器センター長。呼吸器の専門医として外来診療にあたるかたわら、メディアで正しい呼吸の仕方などを発信。『不調の9割は「呼吸」と「姿勢」でよくなる!』(あさ出版)、『お腹からへこむ! すごい「やせ呼吸」』(講談社)などの著書がある。

撮影/岩谷優一(vale.)

『不調の9割は「呼吸」と「姿勢」でよくなる!』(あさ出版)
『お腹からへこむ! すごい「やせ呼吸」』(講談社)

呼吸のしすぎが酸素不足を招く

「呼吸によって体に入った酸素を各細胞に届けるのは血中のヘモグロビン。ヘモグロビンが細胞へ酸素を受け渡すには二酸化炭素が必要ですが、浅くて回数の多い呼吸だと吐き出す二酸化炭素の量が多くなりすぎて、体内の二酸化炭素が慢性的な不足状態に。酸素の受け渡しができず、いくら吸っても酸素が足りなくなり、さらに呼吸が頻回になるという負のスパイラルに陥ります。これによって体が低酸素状態になり、代謝や免疫力の低下などさまざまな不調の引き金に。また『口呼吸』では、外気に含まれる菌やウイルス、刺激物質が口から体内に入りやすくなり、感染症リスクもアップ。〝悪い呼吸〞は、こんなに多くの心身の不調の原因となり得るのです」

「悪い呼吸」が不調につながるメカニズム

「悪い呼吸」が不調につながるメカニズムの図

Staff Credit

撮影/露木聡子 ヘア&メイク/杉山えみ スタイリスト/鷹取美咲 モデル/山本沙央里(LEEキャラクター) イラストレーション/John Danon 取材・文/遊佐信子
こちらは2025年LEE5月号(4/7発売)「「呼吸」と「姿勢」で、老けない!疲れない!太らない!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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