LEE100人隊の質問に回答!
エルメスのプリュムとウィノナ・ライダー【高山都さんの一生もの】センスの源を聞きました!
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高山 都
2025.01.17
ALL私服!
モデル 高山 都さんのセンス磨きの極意とは?

"自分軸"によって選び抜かれた、感度の高いファッションスタイルが常に注目を集める高山都さん。進化を続ける彼女のセンスの源とは? LEE100人隊から寄せられた質問を通して、都さんのセンス磨きの極意に迫ります!
高山都さんにLEE100人隊から「ファッションアイコンについて」の質問です!
1
「ファッションのインスピレーション源はなんですか?」(LEE100人隊 No.055 まぁちさん)
2
「影響を受けた憧れのファッションアイコンはいますか?」(LEE100人隊 No.100 ponyさん)
’90年代のウィノナ・ライダーが永遠の憧れ
昔も今も、私は常に、憧れの女性の背中を追いかけています。’90年代のウィノナ・ライダーは、まさにその筆頭。強さと危うさ。女っぽさと少女っぽさ。その絶妙なバランスにどうしようもなく惹かれる。人によってさまざまだと思いますが、憧れの人や、自分のテイストに似た人を観察することも、センス磨きのエッセンスになるんじゃないかって思っています。
高山都さん

Cut & sewn:Chaos
One-piece:CABaN
Choker:rippmonster
Rings:Cartier(middle finger),chigo (little finger)
「映画『リアリティ・バイツ』の主人公を演じた頃のウィノナをイメージして、コーディネートを作ってみました。体のラインに沿うベロアのワンピース、デコルテにあしらったチョーカー。手持ちのアイテムで表現したら、思いがけず、それっぽくなった気がします(笑)。ウィノナに限らず、素敵な人のいいところは、全部マネしたい。そのままってことじゃなくて、その有様や心意気を。スマホに画像を保存して、時間があるときに眺めては、ずっと空想してたりもするんです」
高山都さんにLEE100人隊から「お気に入りアイテムについて」の質問です!
1
「高山さんの〝一生もの〞があれば知りたいです」(LEE100人隊 No.082 ひでみんさん)
2
「長く使っているお気に入りアイテム、教えてください!」(LEE100人隊 No.066 canaさん)
静かにそっと佇んでいる。そんな名品に惹かれます
もちろん堂々と真ん中に立てるけれど、時には"引ける"強さもある。それが、私にとっての一生ものの定義です。だから、ブランドロゴが主張しているものよりも、静かにそっと佇んでいるもののほうが好き。エルメスのプリュムは、私の一生ものの理想を代表する一点です。真ん中に来たり、端っこに行ったり。それこそ一生ウロウロしながら、ずっと一緒にいるのかな。うん。一生、一緒にいたいって思います。
高山都さん

Bag:HERMÈS(vintage)
Shirt:Cristaseya × Salvatore Piccolo
Cardigan:CELINE
Pants:chimala
Watch:Cartier
「新品が出てくるのを待っていたのですがなかなか手に入らず、ヴィンテージで見つけたプリュム。前回の記事で紹介したシンチのお店で運命の出会いをしました。高価なものなのでさすがの私もすぐには即決できなくて、何度も何度も見に行って、そのたびに手に取らせてもらって。そしたらある日、ついになくなっていたんです。すごく後悔しました。しばらくたってからお店に行ったら、このプリュムが佇んでいるではありませんか! そのときに即決。それが、私とプリュムのエピソードです」
長所も短所も、自分自身を知ることがセンスを磨く第一歩
センスがいい人はみんな、自分自身をよく知っています。たとえ高級な服や、名品と呼ばれるもの、流行のアイテムを身につけていたとしても、自分自身に引き寄せきれていなければ、それらはただの"モノ"。センスがいい人って、服と自分が一体化していて、その人らしくなっているって思うんです。そのためには、自分の長所や短所に向き合うことが不可欠です。例えば私は、背が高いほうではありません。だったら、衿の出し方とか肌を見せる分量とか、Vネックの角度に至るまで、バランスよく見える技をとことん研究すればいい。10年以上着続けることで、自分の得意アイテムになったオーバーオールやワンピースは、年齢やトレンドに合わせて、少しずつ変えていくといい。そんなふうに時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に考えていったんです。
今回、読者の方からたくさんの質問が届いていると伺いました。私の経験が、その人らしいセンスを磨くきっかけに少しでもなれたらうれしいです。
モデル 高山 都さん

高山都さん
Miyako Takayama
モデル
1982年生まれ、大阪府出身。19歳で上京後、本格的にモデル業を開始し、雑誌や広告等で活躍。執筆やブランドディレクションにも才能を発揮。11月には4年ぶりのエッセイ本『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社)を上梓
Staff Credit
モデル・スタイリング/高山 都 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) 取材・原文/磯部安伽 撮影協力/小林真珠 ※掲載アイテムはすべて高山さん私物です。
こちらは2025年1・2月合併号(12/6発売)「一生もののおしゃれセンスの磨き方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年1・2月合併号現在)です。
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