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石川晴美

【新型MINI試乗レポート】運転が楽しいコンパクトカーを発見!欲しい車BEST3に入りました

  • 石川晴美

2024.12.22

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新型MINI COOPERで軽井沢をドライブ

コンパクトカーって扱いやすくて小回りもきいて、燃費も良い車種が多くて便利ですよね。でもせっかく運転するなら、「運転していて楽しい」と思えるポイントが多い方が良いに決まっています。

今回試乗した新型MINIは、乗れば乗るほど楽しくて面白い車でした。軽井沢の急こう配や街中で、実際に運転したみた感想をレポートします。

Index
  1. 新型MINI COOPERで軽井沢をドライブ
  2. MINIってどんなブランド?
  3. ガソリン車「MINI COOPER 3 DOOR C」から試乗スタート
  4. 運転席まわりは斬新なデザインで遊び心が満載!
  5. 進化したナビゲーションで運転のストレスが軽減
  6. 道を戻れる!?リバース・アシスト機能がありがたい
  7. ラゲッジスペースや後部座席も納得の広さ
  8. 電気自動車「MINI COOPER 3 DOOR SE」の新モードで気分はゴーカート
  9. あわせて読みたい「自動車」関連記事

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MINIってどんなブランド?

新型MINI
『ミニミニ大作戦』(1969年/イギリス)という、MINIに乗ってカーチェイスを繰り広げる泥棒映画に登場したり、日本ではアニメ『シティーハンター』の主人公・冴羽 獠の愛車としてもたびたび登場している人気の自動車ブランドです。

初代MINIは、1959年にイギリスで誕生しました。世界のセレブから愛され、1980〜1990年代にはクラシックMINIと呼ばれる型が日本で大ヒット。その後、2001年にBMW傘下に入り、2024年にTHE NEW MINI FAMILYとして、ラインナップがフルモデルチェンジしました。

ガソリン車「MINI COOPER 3 DOOR C」から試乗スタート

MINI Cooper C 3 Door
MINI COOPER 3 DOOR C(試乗したのは3ドアハッチバック。5ドアもあり)。ファッショナブルでキュートな見た目、フロントおよびリアライトの点灯方式を3つのパターンから選択できるので、その日の気分で変えるのも楽しそう。

まずはガソリン車のMINI COOPER 3 DOOR Cに乗ってみました。

スマホに入れた専用アプリでドライブルートを検索、そのルートは車に送信することができるので、エンジンを掛ければすぐに発車できます。これは、MINI ファミリー共通の機能。
1,500ccのエンジンながら、軽井沢の急こう配を失速せずに驚くほどよく登り、力強い走りも兼ね備えた車だと分かりました。

運転席まわりは斬新なデザインで遊び心が満載!

MINI Cooprer インテリジェント・パーソナル・アシスタント
「Hey Mini(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ハンドルのトーク・ボタンを押すことで、インテリジェント・パーソナル・アシスタントが起動します。

運転席に座ると、フロントパネルの丸いディスプレイが目に飛び込んできました。ガソリン車・電気自動車共通して新型から採用された、直径240mmの“円型有機ELセンター・ディスプレイ”です。

さすが、常識にとらわれない発想から生まれたブランドだけあって、円型にするとは斬新で面白い。音声アシスタントの、MINI インテリジェント・パーソナル・アシスタントに呼び掛けると、ドライバーか乗客かを認識して、さまざまなリクエストに応えてくれます。

しかも、アバターモードにすれば、新型車に採用されたキャラクターの“スパイク”が、さまざまな操作をナビゲートしてくれます。スパイクが本当にかわいくて、走り出す前からワクワクしました。



進化したナビゲーションで運転のストレスが軽減

新型MINIの運転席
運転手が知りたい情報がすべて円型ディスプレイに集約されていて、かつ文字が見やすく目で追いやすいのもグッドポイント。

ナビゲーションを使いながら慣れない道を走行中、失敗しがちなのが、曲がるべき交差点を通り過ぎてしまうこと。地図表示だけでは分かりづらい道もあります。

でも、これはナビゲーションの表示がとても見やすい。交差点で曲がるときには、写真のように、運転者の目線に近い画角の画像とともに曲がる方向に矢印が映し出されるので、初めて走る道でも不安になることはありませんでした。

道を戻れる!?リバース・アシスト機能がありがたい

新型MINI リバース・アシスト機能
MINI COOPER 3 DOOR C、MINI COOPER 3 DOOR SEに標準装備のリバース・アシスト機能。円型有機ELセンター・ディスプレイに、作動中の車の軌道が映し出されます。(写真は、MINI COUNTRYMAN SE ALL4で機能を試したときのものです。)

並列および縦列駐車を助けてくれるパーキング・アシストはもちろんのこと、リバース・アシスト機能も採用されています。脇道に入ったら行き止まりだったなど、ちょっとここを戻りたいんだけどな、というときに役立ちます。

車両が時速36km以下で前進したルートを、最大50mまで記憶して、それと同じルートをバックで正確に戻ることができる補助機能です。実際に体験してその正確さに驚きました。作動中はハンドルから手を放していますが、ふたたび握るとバック走行は止まります。

ラゲッジスペースや後部座席も納得の広さ

新型MINI Cooper S ラゲッジスペース
シートをひとつも倒していない状態で、リュックを積んでみました。

ラゲッジスペースは、リア・シートを倒せば、最大725リッターを確保可能です。後部座席には、前方のシートを倒して乗り込みます。座ってしまえばそれほど窮屈には感じませんでした。

電気自動車「MINI COOPER 3 DOOR SE」の新モードで気分はゴーカート

MINI Cooper SE ドライブモード
レバーひとつでモードを変更できます。電気自動車ならではの、アクセルを踏むとタイムラグなく走る良さを生かしたGo Kart Modeが最高です。

電気自動車のMINI COOPER 3 DOOR SEで良かったのが、新型車から搭載された4つの走行モードです。燃費が最適になるように調整されるGREEN MODEなどがあるなかで、Go Kart Modeに注目しました。

カーブが多い上り下りの山道で試したのですが、これは本当に楽しい! アクセルを踏むと、まるでエンジンを噴かしたかのようにブウォーンと音がします。そして、ブレーキを踏むと、ギアを落として減速したときのような音も出るのです。

電気自動車は音が静かなのがグッドポイントですが、それをある意味逆手に取ってゴーカートの音を付けるという、想像の斜め上をいく遊び心に感服して、運転が楽しくて頬が緩みっぱなしでした。従来よりもハンドル(ステアリング)の直径が小さくなり、小回りも一層効くようになったことも、ゴーカート感を高めたポイントかもしれません。

今回の試乗で、MINI COOPER 3 DOOR SEが欲しい車ベスト3に入りました。運転していて、これほど面白いと思えた車は久しぶり。楽しくてもっと乗っていたいと思える車でした。ぜひ皆さんも実際に見て試乗してみてください。

試乗したのはこちら

MINI Cooper C 3 Door 4人乗り

MINI COOPER 3 DOOR C 4人乗り ¥3,960,000~

MINI Cooper SE 3 Door 4人乗り

MINI COOPER 3 DOOR SE 4人乗り ¥5,310,000~

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石川晴美 Harumi Ishikawa

ライター・消費生活アドバイザー

1975年生まれ、湘南在住。自動車業界、消費者センター勤務を経て、ライフスタイル誌ライターに転身。主婦のお悩み解決記事を数々執筆。日々の癒しは、カフェ巡りとアジアドラマとK-POP。

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