クリスマスマーケットに、我が家のツリーも♪【ドイツのクリスマス、佐藤ありささんの過ごし方】

みなさんこんにちは！　今回はドイツのクリスマスのお話をお届けします。

この時期、屋外は氷点下になることもありますが、みんながこぞって出かけるのがクリスマスマーケット。フランクフルトの市街地や、旧市街の中心にあり古き良き街並みが残るレーマー広場には、11月末から出店が立ち並び、大きなクリスマスツリーも登場します。世界中からたくさんの人が集まり、一年で最も賑わう一大イベントで、私も毎年楽しみにしています。 この日、まずはママ友と訪れました。私が持っているのは、出店で買ったプレッツェル。大きいですよね（笑）。クリスマスマーケットならではのサイズ感！　チョコがけのほかに塩だけのものなど、いろいろな種類が売っています。

メリーゴーランドや観覧車も♪　歩いているだけでも楽しいです。

ドイツでは、冬に飲むワインといえば、シナモンやクローブなどの香辛料を入れて温めていただくグリューワインが一般的。香辛料が入ったものが瓶に入ってスーパーなどに売っていて、あとは温めるだけなので、家でもよく飲んでいるのですが、寒～いクリスマスマーケットで飲むと一層美味しい！

食べ歩きが基本ですが、こんなふうに座ってひと休みできる場所も。

耳まで覆ってくれる毛糸の帽子は防寒のためにもマスト。息子にライオン、娘にネコの帽子を買いました。私がかぶってるのはウサギです（笑）

これはレープクーヘンという蜂蜜やジンジャーなどの香辛料が入っている焼き菓子。クリスマスに飾る伝統があるのだそうです。これにはフローエ フェスト（＝ハッピーホリデー）というメッセージが入っているけれど、他にもいろいろな形があって、お菓子の家を作るのに使われているのも、このレープクーヘンです。ちなみにMerry ChiristmasはFrohe Weihnachten（フローエ ヴァイナハテン）と言います。

天使や雪だるまなど伝統的なモチーフから、日本ではあまり見かけないようなデザインも。毎年少しずつ買い足していますが、今年はどれにしようか、まだ迷い中～。

サンタクロースやくるみ割り人形などの置物もずらり。ひとつひとつ手が込んでいて、いつか我が家にも欲しいな。

家族みんなで夜にも訪れました。ツリーもライトアップされて、キラキラした世界観が本当に素敵。子どもたちも喜んで、メリーゴーランドや観覧車を楽しみました。夜は大混雑で、歩くのも大変なほど。いつもフランクフルトの夜は静かなのですが、この時ばかりは大賑わい。夜は特に冷え込みますが、その寒さも込みでクリスマスの雰囲気という感じです。

クリスマスマーケットをはじめとして街中がクリスマス一色だから、実は数年前まで家にはツリーはなくてもいいかな、と思っていたんですが、コロナ禍でクリスマスマーケットが中止になった時に、子どもがおうちでクリスマスを楽しめるようにやっぱりツリーはあったほうがいいなと思って。娘と息子、それぞれにお気に入りのオーナメントもあって、飾りつけから楽しんでいるようです。

子どもたちにとってもうひとつ欠かせないのが、グミやチョコレートなどのアドベンドカレンダー。12月になってからは一日一個、朝起きて真っ先に開けています。

大人もクリスマスプレゼントとしてアドベントカレンダーを贈り合う習慣があり、リンツなどいろいろな種類が売られています。お菓子だけでなく、女性向けに化粧品のアドベンドカレンダーも人気です。

とにかくおいしくて、家族みんな大好きなのがGoufraisというチョコレート。スーパーでも買えるので夏でも冷蔵庫に入っている必需品なのですが、冬場はお土産にするのにも人気ということもあって、いつも買うお店に行ったら、ふだんは棚一面に並んでいるのに、ごっそりなくなっていてびっくり。焦りました（笑）。他のスーパーに行ってやっと見つけてひと安心。みなさんもドイツにいらっしゃったら、ぜひ召し上がってみてくださいね。

最後に、娘が書いたサンタさんへの手紙をご紹介します。お願いしたものがちゃんと届くといいね♡

みなさんも、素敵なクリスマス＆年末年始をお過ごしください。

Frohe Weihnachten!