FASHION

一生もののおしゃれセンスの磨き方

―「考える」こそ、センス―

ALL私服【高山都さんのセンスの磨き方】「長所も短所も、自分自身を知ることが第一歩」LEE100人隊の質問に回答!

2024.12.16

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LEE100人隊の質問に回答!

モデル 高山 都さんのセンス磨きの極意とは?

LEE100人隊の 質問に回答!
モデル 高山 都さん「センスにまつわる言葉」

"自分軸"によって選び抜かれた、感度の高いファッションスタイルが常に注目を集める高山都さん。進化を続ける彼女のセンスの源とは? LEE100人隊から寄せられた質問を通して、都さんのセンス磨きの極意に迫ります!

長所も短所も、自分自身を知ることがセンスを磨く第一歩

 センスがいい人はみんな、自分自身をよく知っています。たとえ高級な服や、名品と呼ばれるもの、流行のアイテムを身につけていたとしても、自分自身に引き寄せきれていなければ、それらはただの"モノ"。センスがいい人って、服と自分が一体化していて、その人らしくなっているって思うんです。そのためには、自分の長所や短所に向き合うことが不可欠です。例えば私は、背が高いほうではありません。だったら、衿の出し方とか肌を見せる分量とか、Vネックの角度に至るまで、バランスよく見える技をとことん研究すればいい。10年以上着続けることで、自分の得意アイテムになったオーバーオールやワンピースは、年齢やトレンドに合わせて、少しずつ変えていくといい。そんなふうに時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に考えていったんです。
 今回、読者の方からたくさんの質問が届いていると伺いました。私の経験が、その人らしいセンスを磨くきっかけに少しでもなれたらうれしいです。

モデル 高山 都さん

モデル 高山 都さん

高山都さん

Miyako Takayama

モデル

1982年生まれ、大阪府出身。19歳で上京後、本格的にモデル業を開始し、雑誌や広告等で活躍。執筆やブランドディレクションにも才能を発揮。11月には4年ぶりのエッセイ本『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社)を上梓

高山都さんの私服コーデ! Max Mara(マックスマーラ)のボアアウターとBODE(ボーディ)の刺繍ワンピース 

高山都さん

Coat:Max Mara
Cut & sewn:Chaos
One-piece:BODE
Bangles:Veronica is (Right),  HERMÈS (Left)
Boots:Sellenatela

「華やかだけどシックに着られるワンピースが一枚あったらいいな、とずっと思っていて。ある日、青山のスーパーエーマーケットで偶然見つけたのが、この刺繍のワンピースでした。試着して鏡の中の自分を見たら、もう気持ちは止められません。〝この私、めっちゃ好き〞って思って。決して買いやすいお値段ではなかったけれど、友達の結婚式やイベントなど〝いい日〞に着ようと思い、購入を決めました。この日は古着屋さんで見つけたマックスマーラのボアアウターでカジュアルダウン。着こなし次第でカジュアルにもきれいめにも変化してくれるところも好きなんです」

高山 都さん

高山都さんにLEE100人隊から「買い物について」の質問です!

1

「お気に入りのアイテムに出会ったとき、即決されますか?」(LEE100人隊 TB りーぬさん)

2

「ネットショップと実店舗のどちらで買うことが多いですか?」(LEE100人隊 No.099 aimiさん)



1.2

買い物は“集中力”が命!

「お買い物は即決派。お店では必ず試着して、サイズ感をチェック。そしてときめいたら迷わず買うのが私流です。流行だからとか、外からの情報で決めることはなく、自分の頭の中に全集中。オンラインで買うものは、持っている服のリピートや、試着したことがある服くらいかな。お店でお買い物をすると、試着したときの感動とかお店の人とのやりとりとか、必ずエピソードが生まれますよね。それも含めて好きなんです」

3

「古着やヴィンテージアイテムを上手に取り入れているのが印象的。お気に入りのショップや買うときにチェックする・気をつけているポイントを教えてください」(LEE100人隊 No.038 さとささん)

高山都さん

3

古着大好き!大人らしい取り入れ方を楽しんでいます

「20代の頃、古着屋さんでアルバイトをしていたこともあるくらい、昔から古着が大好きです。若い頃はどんなにボロボロでも大丈夫でしたが、40代になった今は、古着であっても清潔感を心がけるようになりました。古着は基本的には、全身に一点のみ。トップスが古着なら、ボトムはきれいめのスラックスや甘いレーススカートが鉄則です。古着を取り入れると着こなしに抜け感が出るから、実は大人にこそ効果的だと思っています。初心者の方はガチの古着屋さんじゃなくて、おしゃれなショップがセレクトしているヴィンテージ服から始めるのがおすすめです!」

高山都さん

ALL私服!

Oblada(オブラダ)のチェック柄スラックスとヴィンテージのフーディコーデ

高山都さん

Sweat hoodie:vintage
Pants:Oblada
Glasses:ayame
Watch:FRANCK MULLER
Bangle:Veronica is
Bag:TOD’S

「代々木八幡駅近くに店舗を構えるシンチは、定期的にチェックしているお店のひとつです。ベーシックを基調とした私好みのカジュアル服に混じって、大人が取り入れやすい古着のシャツやスニーカー、ヴィンテージ小物などがセンスよく陳列されています。この日はいたチェック柄のスラックスはシンチのオリジナルブランド、オブラダの新作。何年も着ている古着のフーディを大人らしく清潔感たっぷりに仕上げてくれる一本です」

Shop Data:

CINCH STORE

CINCH STORE
  • 東京都渋谷区上原1の3の5 SK代々木ビル2F
  • ☎03・5761・6348 
  • 12時〜19時(日曜・祝日は18時まで) 
  • 水曜定休

Staff Credit

モデル・スタイリング/高山 都 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) 取材・原文/磯部安伽 撮影協力/小林真珠※掲載アイテムはすべて高山さん私物です。

こちらは2025年1・2月合併号(12/6発売)「一生もののおしゃれセンスの磨き方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年1・2月合併号現在)です。

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