〝ハイシーズンは春と秋〞という印象が強いスウェットですが、暖冬かつ引き続き重ね着がトレンドの今、まだまだ伸びしろあり！ 手持ちのスウェットをブラッシュアップさせる着こなしアイデアをご紹介します。

カジュアル服の代名詞であるスウェットも、全身をワントーンにまとめるだけで洗練感が急上昇。

例えばブルーデニムやカーキのベイカーパンツから、スウェットと同色のスカートにチェンジ。ボーイッシュさが程よく削ぎ落とされ、きれいめムードが漂います。

真っ白なロゴスウェットに合わせたのは、温かみのあるエクリュのナロースカート。ワントーン配色だからといって、厳密にトーンを合わせなくても大丈夫！ むしろこのくらい少し色差があったほうが、柔らかでこなれた印象に仕上がります。

ボーダーカットソーのインナーや黒小物を合わせて、メリハリも抜かりなく。

首元や袖口からインナーをのぞかせるレイヤードテクは、着慣れたスウェットの〝味変〞に効果てきめん。

しかも新鮮な着映え感だけでなく、部屋着見えや子どもっぽさの回避にもひと役買ってくれるから、実践しない手はありません！

Brand：GALERIE VIE

タートルネックの縁がフリルになったカットソーで、顔まわりにほんのり甘さをプラス。メンズライクなフーディとのギャップが、おしゃれに映えるレイヤード。

Style

02

旬のハーフジップはデニムシャツ＆白Tでカットソでヘルシーな奥行き感を

Brand：BUZZ RICKSON’S

首元がV字に開くハーフジップデザインは、手持ちのデニムシャツと白Tをイン。のぞく面積が大きいので組み合わせ自在に楽しめて、洒落感も上昇。

Brand：&RC

スウェットの王道である一方で、大人の場合寂しげに見えがちなグレーは、きれい色の力を拝借。クリームイエローのようなペールトーンなら、優しい印象に。

Brand：BRILL × raspail

トラッドが盛り上がりを見せる今シーズンは、その学生っぽさを素直に楽しむのもあり。グリーン系チェックシャツの衿を、首元からちらり。ごく小面積ながらも、映え力満点！

夏以外の3シーズン着られる素材感と、ゆとりある身幅が主流のスウェットは、重ね着の軸としても最適なアイテム。

あるときは主役に、あるときは名脇役として、暖冬時代の不安定な気候にフレキシブルに対応します。

このスウェットを着回し

RUSSEL ATHLETIC × B:MING by BEAMS

December

15°C

コートなしでもOKな12月は、肉厚なゆるカーデ＋白シャツでトラッドを堪能

ゆったりとしたオーバーサイズで風を通しにくい厚手のカーデは、スウェットの上から着てもゴワつきにくく、コート未満のアウターとして適任。

首元＆袖口からのぞくシャツと、靴下のクリーンな白で抜け感を出し、軽やかに。

January

10°C

冷たい空気がピンと張り詰める1月はダウンベスト＆リブカットソーの保温力に頼って

本格的な冬の訪れを実感する時期。インナーにフィットするハイネックカットソー、アウターにはアノラックタイプのダウンベストを選んで体をしっかり保温。

トップスにボリュームを持たせた分、リブニットのロングスカートでボトムはすっきりと。アクティブに過ごしたい日におすすめのスポーティスタイルに。

February

5°C

いよいよウールコートが手放せない2月。アウターの2枚重ね、ボーダー、冬小物と総動員！

暖冬とはいえ、降雪や荒天により厳しい寒さが続く日も。そんな真冬は特に室内外の寒暖差が激しくなるので、重ね着がしやすく、室内でも快適に過ごせるスウェットが最適解。

Gジャンとリバー仕立てのロングコートを羽織り、裾からはボーダーカットソーをのぞかせて。カジュアル派が慣れ親しんだベーシック服で、防寒とおしゃれな奥行き感を両得。

イエローのネックとアームウォーマーでさらなるぬくもりとさし色を加えれば、こなれ感たっぷりの装いが完成。

長い期間愛用するとなると、お手入れの楽さと快適な着心地、そして耐久性はマスト。

そこでスウェットに定評のあるブランドから、便利な〝ひと工夫〞を凝らした話題作をピックアップ！

太陽や照明の光に反応して、じんわりと発熱し、体感温度が2〜3℃上がるというアーバンリサーチ独自開発の機能性素材「UR TECH」を使用。ふっくらとした裏起毛も相まって、冬に心地よい着用感を実現。

着用したのはこのスウェット！

Variations

1

毛玉ができにくい

UnitedAthle

表地は毛玉ができにくい綿100％で組成。ヴィンテージライクな発色の赤が、今季のムードにぴったり。

Variations

2

UVカット・シワになりにくい

UNFILO

なめらかな表面感と心地いい肌ざわりの、きれい見えするジャージー素材。忙しいLEE世代にうれしいイージーケア。

Variations

3

型崩れしにくい

Champion

生地の方向を変えて使用することで縦縮みを防ぐ「REVERSE WEAVE」製法や、横縮みを抑える両わきのガゼットで、洗濯を繰り返しても縮みや型崩れしにくい仕上がりに。

Variations

4

保温・消臭

NEUTRALWORKS.

消臭機能付きのマキシフレッシュと「光電子®」を使用した裏起毛素材。遠赤外線効果で心地よい暖かさが持続します。

こちらは2024年LEE12月号（11／7発売）「暖冬時代の『おしゃれと防寒』新基準！！」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（掲載当時）です。