残すのは「今の自分に自信をくれる服」
【1000枚以上の服を85枚に】クローゼットオーガナイザー林 智子さんの整理のルールとは?
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2024.10.21
おしゃれを楽しみながら、すっきり暮らす人のルールは?
「着たい服しかない」クローゼット、拝見!
自分らしいファッションを楽しみながら、クローゼットもすっきり整えている。そんなクローゼットオーガナイザの林 智子さんに「着たい服しかない」のためのマイルールを伺いました。
持ってる服
14年前 1000枚以上 → 現在85枚
教えてくれたのは?
林 智子さん
クローゼットオーガナイザー
クローゼットの整理収納とスタイリングの提案を行う「クローゼットオーガナイザー」として活躍。著書に『服選びに悩む40代はユニクロで何を買えば素敵になれる?』(ベネッセコーポレーション)。
過去や未来ではなく、“今”の自分に自信を与えてくれる服だけに
「クローゼットに置く服は『今の自分』を応援してくれる服だけ。その服を着て、好きな場所に自信を持って出かけられるかどうか。そう基準を決めたら、不要な服を手放しやすくなりました」(林 智子さん)
かつてはアパレル業界勤務、家には買いためた服がひしめき、管理に悩まされる日々を過ごしていた林さん。13年前ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんと出会い、整理収納に開眼。それまでまったく発想がなかった「服を手放すこと」が、整理の第一歩だったことに気づかされます。服を厳選し、自らもクローゼットオーガナイザーとしての活動を開始しました。
「例えばデニムやTシャツなど定番服こそ、サイズ感やシルエットで古さが出るので、コスパのいい服を選び2~3年ごとに循環させています。また『高かったから』『いつか着るかも』は、根拠が曖昧な過去や未来を基準に、服に振り回されているようなものなんです」(林 智子さん)
あくまで主役は今の自分。そう決めたことで、使い勝手抜群でストレスフリー、見ているだけでも気分が上がる、そんなクローゼットが完成したそうです。
Before
着たい服しかない”クローゼットのための MY RULE
◻︎袖を通すだけで自信が出る「“今”の自分を応援する服」のみ残す
◻︎服はカラー別で並べてコーディネートを組みやすくする
◻︎手放しに迷う服類は一度距離と時間をおいて、判断する
色別陳列でコーディネートも即決
「かつてはアイテム別に並べていましたが、最近色別に並べ替えたら、コーディネートを決める速度が格段にアップ」(林 智子さん)
買い物ではつい好きな色の服に目がいくけれど、余計な衝動買いを防ぐ効果も。
服はハンガー収納で可視化する
重いニット以外はすべてハンガーに掛け、手持ち服の全容が常に目に入るように。ハンガーは数を決め、1枚買ったら1枚手放す。
「服をしまい込んで存在を忘れることがなく、稼働率が上がります」(林 智子さん)
バッグや巻き物で個性を出す
服は基本的にベーシックな色や形を選び、着こなしの遊び心は合わせる小物で表現。その際に小物の色を「ベージュ系」「ブルー系」というふうにグルーピングして取り入れると、こなれ感がアップ。
アクセサリー類はクリアケースに
コーディネートの最後の仕上げはアクセサリー。中身が一目でわかる無印良品のアクリルケースに収納し、引き出しの上に。
「よく使うものを上段に置き、いつでもさっと取り出せるように」(林 智子さん)
バッグ類は1軍と2軍に分ける
ヘビーユースする1軍は、右手ハンガーラックの上に並べて取り出しやすく。TPOに合わせ時々使う2軍は、正面のハンガーラック上のイケアの布ボックスや、ラック下の引き出しに収納を。
迷う服は距離をとって再考を
手放すかどうか迷う服は、一旦クローゼットから出して別の場所に半年ほど置き、本当に今の自分に必要な服かどうかを再検討。
「距離と時間をおくことで、客観的に判断しやすくなります」(林 智子さん)
次回は「『着たい服しかない』クローゼット拝見! 整理収納アドバイザー みやさん編」をご紹介。
Staff Credit
撮影/松村隆史 取材・文/田中のりこ
こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「着たい服しかないクローゼットの作り方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年10月号現在)です。
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