LEE COVER INTERVIEW 仲 里依紗さん 仲さんを知る3つのキーワード
休まない! 止まらない! 休日のスケジュールは埋める!
【仲里依紗さんインタビュー】「人生と家族」全力で楽しむ!
2024.10.21
LEE COVER INTERVIEW
\カバー初登場!/
仲里依紗さん
仲さんを知る2つのキーワード
先月からスタートしたNHKの連続テレビ小説『おむすび』でヒロインの姉・米田歩を演じることが大きな話題に! 俳優として飛躍し続けながら、登録者200万人を超える自身のYouTubeチャンネルでも活躍し、さらにはアパレルブランドも展開。ポジティブなパワーを振りまきながらエネルギッシュに走り続ける、仲里依紗さんの素顔に迫ります。
Profile
なか・りいさ●1989年10月18日生まれ、長崎県出身。最近はドラマ『今際の国のアリス』や『不適切にもほどがある!』が国内外で話題に。演技力が高く評価される人気俳優。YouTube『仲里依紗です。』や、自身のアパレルブランド「RE.」も注目を集めている
Instagram:riisa1018naka
X:riisa1018naka
公式サイト:https://www.amuse.co.jp/artist/A0154/
KEY WORD
01
#Powerful Life
人生を全力で楽しむ!
30代、“自分らしさ”が明確に。「毎日を楽しめているから」エネルギーがみなぎってます!
By RIISA
休まない! 止まらない! 休日のスケジュールは埋める!
今では自身のアパレルブランドも展開。幼い頃の「洋服屋さんになる」という夢も現実に。仲さんはその“負けない”精神を武器に、“やりたいこと”を諦めず、自分の道を切り開いてきました。
「人生一度きりだし、後悔なんてしたくないし、本当に諦めないんですよ私。例えば、朝に“今日はこれがしたい”と思いついてしまったら、どんなに忙しくても、スケジュールに無理やりねじ込み実行に移す。ディズニーワールドでも、アウトレットでも、とにかく行きたい場所は漏らさず全部回りたいから、ルートや時間配分を綿密に計算。そのときばかりはめちゃくちゃ頭が働くんです!」
基本的にのんびりするよりも忙しく動き回っていたいタイプ。
「そういう自分がきっと好きなんでしょうね。朝ドラの撮影中もたまにチョコンと休日ができることがあるんですけど。その休みも、ゆっくりできない、じっと家にいることができない。すぐにどこかに行ってしまうんですよ。結果、今年はいつもより忙しいはずなのに、すでにいろんな場所を旅していたりして。そんな自分がわれながら怖いくらいですからね(笑)」
驚くほどのバイタリティやエネルギー。一体、それはどこからやってきているのでしょうか。
「それはきっと、ちゃんと楽しいと思えることをやっているからなんでしょうね。特に30代になってからは“自分らしさ”がわかるようになって、より毎日を楽しめるようになりました。若い頃は、周りからどう見られているのか、何を求められているのか、この人は何をしたら喜んでくれるのか……自分の外側ばかり気にして、自分の内側にある“好き”を大事にできなかった。また、あの頃は自分の意見を言えるような立場でもなかったので。時間と経験を積み重ねて、自分で選択できるようになったときに“そうだ、そうだった、自分はこっちが好きだったんだ!”って、自分らしさや本当に楽しいと思うことがどんどん明確になっていった気がします」
周りからどう思われようとも、着たい服を着て、好きなメイクをして、やりたいことをする。「34歳の今はこれでもかってくらい、自分らしく生きている」と笑います。
「女優なのにノーメイクからリアルな寝起き姿までYouTube動画に収めていたり、本当にありのままの自分で生きているので(笑)。みんなからもよく聞かれるんですよ、“あんなにすべてを出して、怖くないの?”って。でも、私からすると、逆に、ウソをついて取り繕うほうが怖いんですよ。ウソって、ひとつついたら最後、そのウソを隠すためにまたウソをついて、どんどんウソだらけになっていく。そんな自分になるほうが怖いというか。なんだろう、偽って装ってカッコつけるほうが恥ずかしいと私は思ってしまうんですよね。そもそも、童話の中のお姫様みたいにきれいに寝る人なんていないし、寝起きから美しい人もいない。人間ってそんなに完璧じゃないんだから、だったら、ありのままの自分でよくない?って」
KEY WORD
02
#Happy Family
家族ってチームだ!
子育て本は一度も読んだことがない。基本的に“お手本”は見ない派、自分の内側と向き合い答えを探す派
By RIISA
理想を求めない押しつけない。「家族とはこうだ」を作らない
どんなに仕事が忙しくても、早朝に起きて息子さんのお弁当を作る。プライベートでは“母”の肩書きも持つ仲さんの一日はあっという間に過ぎていきます。でも、その慌ただしさもまた「楽しめていたら、つらくない」そう。
「楽しいことができていたら寝不足でも全然大丈夫。私、寝る時間が一番もったいないと思っているんですよ。だって、記憶にないんですもん。その時間を、誰かと話したり何かを見たり、ほかの何かに使えたらいいのにって。いつも思っていますからね」
家事においても“負けない”精神を発揮。部屋の片付けを「明日やればいいや」と後回しにすると「汚れに負けた気がする」ため、深夜まで動き続けてしまうことも。
「家の外でも中でも変わらず全力! 母としても、ひとりの人間としても、私自身は変わらないというか。“お母さんだからこうあるべきだ”とか“こうしなきゃいけない”とか、そういうものがないんですよ。それは息子に対しても同じで、“こう育ってほしい”という理想もないんです。息子の人生は息子のもの。生き方を押しつけたりせずに、彼には彼らしく生きてほしいと思っているので」
心がけていることがあるとしたらひとつだけ。それは、寝る前に“愛しているよ”の言葉をかけること。「どんなに激しくケンカをした夜も、これだけは必ず伝えるようにしている」と笑います。
「理想がないのは夫婦関係も同じで“こうあるべきだ”はないんです。キツネさん(夫)は私のことを自由にさせてくれているし……。というか、私がその状況を作り出しているんでしょうね。なんせ、私はどんなときも何を言われても“負けない”ので! それにね、キツネさんも私に負けず劣らずのエネルギッシュな自由人なんですよ。昨日も早朝の5時にゴルフ行って、そのまま会食行って、戻ってきたと思ったら、また打ちっ放しへと出かけていきましたからね(笑)」
理想を求めず押しつけず「家族はこうじゃなきゃけない」を作らない。それぞれをひとりの人間と認め支え合っている、「わが家はそんな個人が三人集まった“チーム”なんです」と続けます。
「私、基本的にお手本は見ないタイプで、子育て本とか一度も読んだことないんです。また、結婚も出産も周りの友達より早くて、相談できる人がいなかったから。すべてが自己流。でも、それでいいんですよ。世の中はたくさんのお手本であふれていて、それを見ていると何が正解なのか混乱してしまうから。だって、正解はいつだって自分の中にしかないんだから、そこにちゃんと目を向けられる自分でありたいですよね!」
Information
連続テレビ小説『おむすび』
平成に元号が変わった最初の日に生まれた米田結(橋本環奈)。彼女が栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。物語のキーパーソンとなる、結の姉であり伝説のギャルでもある米田歩を仲さんが演じる。どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、激動の平成&令和をパワフルに突き進む結の姿を描き出す。毎週月曜~土曜、午前8時~8時15分、NHK総合で放送中(※土曜は一週間の振り返り)。
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Staff Credit
撮影/尾身沙紀(io) ヘア&メイク/那須陽子 スタイリスト/古川 燿 取材・原文/石井美輪
こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「LEE COVER INTERVIEW 仲 里依紗さん 仲さんを知る3つのキーワード」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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