展覧会『Everyday Enchantment 日常の再魔術化 ビアンカ ボンディ/小林椋/丹羽海子』、シャネル・ネクサス・ホールで開催
2024.10.04
2024年、オープン20周年となるシャネル・ネクサス・ホールは、新たに、UCCA現代アートセンターのディレクターであるフィリップ ティナリをアドバイザリーに迎え、異文化交流や芸術的コラボレーションのためのプラットフォームとなるべく、新たな取り組みを始めています。
若きキュレーターと次世代を担うアーティストによる新しい展覧会
2024年10月19日からは、長谷川祐子(金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学名誉教授)が次世代キュレーターを育成する「長谷川Lab」とのコラボレーション企画として、新たな展覧会シリーズの第一弾「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」がスタート。
長谷川祐子のアーティスティックディレクションのもと、本展覧会のシリーズ一回目のキュレーションは「長谷川Lab」の佳山哲巳とフィン・ライヤンが担当。彼らのフレッシュな視点を取り入れながら、次世代を担う様々な才能たちの対話を生み出すことを目指します。
本展で紹介されるのは、それぞれフランス、日本、 アメリカを拠点に活動するビアンカ ボンディ、小林椋、丹羽海子の作品。3名のアーテイストはそれぞれに、植物や道具など見慣れたものを魔術のように変容させ、 そこに独自の生命と物語を与えるかのように、シャネル・ネクサス・ホールを創造的な庭園に変えていきます。
3人のアーティストが表現する、日常の中に隠された”魔術”
ビアンカ ボンディ ●1986年、ヨハネスブルグ生まれ、パリ在住のアーティスト。2024年秋に開催される「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に参加。彼女が作り出す神秘的なタペストリーは、苔や結晶などミクロな生命の生成に形を与える。
小林椋 ●1992年、東京都生まれ。近年の展覧会に「スゥと数えるように湿っぽい佇まいは、スゥと巻かれる音として砕ける前に、スゥと囲いまで敷きつめているようで」(ギャラリー16、京都、2023年)など。身近なオブジェを活気に満ちた踊る存在として組み直す。
丹羽海子 ●1991年、日本生まれ。アメリカを拠点に活動する。十和田市現代美術館で2024年11月17日まで開催中の「野良になる」に出展中。しおれた花や、熟したフルーツといった有機的な素材を用いて、儚く移ろいやすい存在を表現する。
「日常の再魔術化」という名の展覧会。日常の中に隠された魔術を再発見するように、見る者に、新しい価値観やライフスタイル、美学を見い出すきっかけをもたらしてくれるのかもしれません。アートに浸りたいこの季節にぜひ。
Everyday Enchantment 日常の再魔術化 ビアンカ ボンディ/小林椋/丹羽海子
会期 2024/10/19(土)~ 12/8(日)
※会期中にスペシャルイベントも開催されるので、下記の公式サイトでぜひチェックを!
会場 シャネル・ネクサス・ホール (中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階)
開館時間 11:00ー19:00(最終入場 18:30) 10/19は17:30閉館、アートウィーク東京開催期間(11/7-10)は10:00-19:00
入場無料・会期中無休・予約不要
主催 シャネル合同会社
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