みんなで“ホラ活”しませんか!?
みんなで“ホラ活”しませんか!? 怖いもの好きがおすすめする「こわ~いエンタメ」
2024.09.13
人は恐怖の魅力から逃れられない……
今また大ブーム!「こわ~いエンタメ」
話題沸騰の『変な家』が象徴するように、小説や映画はもちろんYouTube動画やSNS発の作品まで、今、再びホラーブームが来ています! そんな“ちょっとこわ〜い”世界、一緒に覗きませんか?
あの人もホラーが大好きでした…
怖いもの好きおすすめの「こわ~いエンタメ」
キャーと絶叫するのもストレス発散になるのかも!? みんなで“ホラ活”しませんか!?
怖がりだけど、やっぱりホラーが好き!
モデル
森 貴美子さんおすすめ
子どもはまだ怖いものに触れていませんが、私自身は怖がりなのにホラーが大好き! 音だけで恐怖が伝わってくるので、手で顔をおおいながら指の隙間から見ています(笑)。
NOVEL
疑心暗鬼が膨らんでいく学園ホラー・ミステリー
『冷たい校舎の時は止まる』/辻村深月
受験が迫るある雪の日、高校生8人が無人の校舎に閉じ込められる。彼らはふと自殺した生徒の名前を思い出せないことに気づき……。「謎が次々に明らかになって、夜一人で部屋にいられなくなるのに本を手放せないほど! 子ども向けとしてもおすすめ」(講談社文庫)
DRAMA
韓国発・宮廷時代劇×ゾンビ 美と恐怖が紙一重のホラー!
『キングダム』
疫病が広がった村で、死者が人肉を貪る事態に陥る。皇太子と疫病を調査する女医は、原因究明に立ち上がるが――。「韓国のゾンビは足が速い(笑)! 李氏朝鮮時代の話なので、権力争いなども絡んできて、怖いのが人間なのかゾンビなのかわからなくなります」
ひとり時間の楽しみ、2つの動画チャンネルをご紹介!
モデル
田中美保さんおすすめ
昔から怖いものが大好きなので、子どもが寝静まった後に、一人で夜な夜な心霊系YouTuberの方々の動画を視聴しています。それがちょっとしたリラックスタイムに。
Youtube
本気でゾクゾク怖くなれる心霊現象チャンネル
『オウマガトキFILM』
2020年開設、登録者数64万人超えの人気ホラーチャンネル。さまざまな心霊スポットや事故物件など、いわくつきの場所に潜入、検証する。「いつもドキドキハラハラワクワクさせてくれます。ちょっとした怖さでは満足できない、本当にゾクゾクしたい方におすすめ!」
Youtube
怖いけれど楽しくもあるホラーバラエティチャンネル
『オカルトスイーパーズ』
2019年より活動。4人組の“オカスイ”が恐怖の心霊スポットを探索、怪談やオカルトながら「笑えて楽しくて怖い動画」を毎週月・水・日で配信。「メンバー同士のやりとりにほっこりもしながら、まるで一緒にスポットを巡ってる気分になれる感じがいいんです」
ホラー映画の案内が届くと、ウキウキが爆上がり!
映画ライター
折田千鶴子さんおすすめ
怖がりだからホラーが好き。名作は多々あれど『シャイニング』がやっぱり一番怖かった。最近は『LAMB/ラム』『ボーダー 二つの世界』など北欧ホラーがお気に入り。
MOVIE
近未来よりもはや現実かも!? AIが怖いサイコ・スリラー
『M3GAN/ミーガン』
子どもを守るために開発中のAI人形ミーガンが引き起こす惨劇を描く。「ミーガンの“ご主人=少女を守る”という使命に忠実すぎる行動が、加速度を増して怖いことに。もう現実になりそうだから興味と恐怖がハンパないんです。中3の息子ともども悲鳴を上げて鑑賞」
4K Ultra HD+ブルーレイ:¥7260(税込)
Blu-ray:¥2075(税込)/DVD:¥1572(税込)
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
MOVIE
パラレルワールドに迷い込むダークファンタジー・アニメ
『コララインとボタンの魔女』
引っ越し先の古いアパートで、少女コララインが隠し扉を発見。その先には似て非なる世界が広がっていた。「現実とは違う優しいママがいる、向こうの世界に惹かれる少女にハラハラ。息子が低学年時に途中で泣いて断念(笑)。小5で毛布にくるまりつつ堪能しました」
¥1257(税込)
発売・販売元:ギャガ
昔から怖いもの大好き。小6息子とも楽しんでます
LEEマンガコラム担当
編集やまみおすすめ
子どもの頃は『学校の怪談』シリーズに夢中、『世にも奇妙な物語』『あなたの知らない世界』を必ず録画。雨穴さんの初期からのファンで、動画がアップされるたびにチェック。
COMIC
少年ジャンプで人気爆発! 子どもと一緒に読みたい傑作漫画
『地獄先生ぬ~べ~』/原作:真倉 翔/作画:岡野 剛
「普段は頼りないけれど、いざというときは命がけで生徒を守る霊能力教師ぬ~べ~がさまざまな闇の住人たちと対峙する物語。中でも『赤いチャンチャンコ』の恐怖シーンは“ぎゃー!”と絶叫。時々ある感動回もいいんです。2025年には新アニメ化も決定!」(集英社)
COMIC
モダンホラーの旗手によるガチで怖いと評判のコミック
『恐之本』/高港基資
「幽霊からヒトコワまで、いろんな怖さが詰まった短編集。作中の“呪いや祟りは地雷と同じ 踏めばやられる”という言葉どおり、“自分もこうなるかも……”と思わせてくる怖さもあり。残暑でも、冷房いらずのゾワッと感が味わえます。中学生以上向けかなと」(少年画報社)
いつの時代でも怖さは人を魅了する……
ホラー映画ブーム年表
’70年代
世界的なオカルト・ブーム到来
『エクソシスト』( ’73年)の少女がブリッジして階段を駆け下りる姿に震撼!
『サスペリア』( ’77年)の“決してひとりでは見ないでください”というキャッチコピーも話題に。
’80年代前期
スプラッター・ホラー、悪魔系がブームに
『13日の金曜日』( ’80年)がシリーズ化。
『死霊のはらわた』( ’81年)をはじめ
『死霊』シリーズが続々登場。
『シャイニング』( ’80年)
『ポルターガイスト』( ’82年)
『遊星からの物体X』( ’82年)
『エルム街の悪夢』( ’84年)(実はジョニー・デップも出演)が大ヒット。
’80年代後期~
’90年代前期
沈静期
『ザ・フライ』( ’86年)
『ビートルジュース』( ’88年)
『チャイルド・プレイ』( ’88年)などのヒット作も。
’90年代後期~
’00年代前期
Jホラーが世界を席巻!
『スクリーム』( ’96年)シリーズや『ラストサマー』( ’97年)など学園ホラーが大ヒット!
『CURE』( ’97年)で黒沢清監督が世界で注目される。
『リング』( ’98年)
『らせん』( ’98年)、『呪怨』( ’99年)などJホラーが大ブームに。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』( ’99年)が世界中で大ヒット。
タイの『the EYE アイ』( ’02年)や韓国の『箪笥』( ’03年)などアジアン・ホラーも存在感を強める。
『ソウ』( ’04年)が大ヒット、シリーズは7作まで広がる。
’00年代後期
沈静期
『パラノーマル・アクティビティ』( ’07年)が超低予算にもかかわらず大ヒット、シリーズ化。
2010年代前期
再びブームの足音が近づいてくる
『パージ』( ’13年)がシリーズ化。
『イット・フォローズ』( ’14年)も大ヒット。
『死霊館』( ’13年)シリーズは『アナベル』を含む10作まで広がる。
2010年代後期~
2020年代前期
ブーム再び。ホラー新時代に突入!
『ドント・ブリーズ』( ’16年)
『IT/イット“それ”が見えたら、終わり』( ’17年)
『クワイエット・プレイス』( ’18年)
【A24】や【ブラムハウス】製作の知的で洗練された作品が台頭。中でもジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』( ’17年)、『アス』( ’19年)や、アリ・アスター監督の『ヘレディタリー/継承』( ’18年)、『ミッドサマー』( ’19年)などは賞レースにも絡む。
『M3GAN/ミーガン』( ’23年)
邦画では『犬鳴村』( ’20年)など村シリーズ、『変な家』( ’24年)が大ヒット。
台湾ホラー『呪詛』( ’22年)も大きな話題に。
Staff Credit
イラストレーション/SAWAMI 取材・原文/折田千鶴子
こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「今また大ブーム!「こわ〜いエンタメ」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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