FOOD

料理家たちの「料理がしんどい日」何作る?

料理家のとっておき乗り越え術

3人の料理家に聞いた「料理がしんどい日」の乗り越え方は?どんなルールで、何をつくる?

  • 今井 真実

  • 長谷川あかり

  • 稲田俊輔

2024.07.10

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大人気シリーズ第4弾!

料理家たちの「料理がしんどい日」何作る?

料理を仕事にする3人に「しんどい」の悩みを相談したら、「頑張りすぎなくてOKです。休んで!」ときっぱり。でも時に、逃れられないこともある……というわけで、そんなときでも何とか作れる、とっておきを教わりました!

今井真実さん

教えてくれたのは

今井真実さん

Mami Imai

作った人がうれしくなる、「毎日の新しい家庭料理」を提案し、話題となる。雑誌、書籍、TV、広告など多岐にわたって活躍。日々の暮らしを綴るnoteも好評。

長谷川あかりさん

教えてくれたのは

長谷川あかりさん

Akari Hasegawa

料理家/管理栄養士

簡単なのに気分が上がり、体をいたわるレシピが人気。管理栄養士の資格を持つ。この夏、パーソナルブック『長谷川あかり DAILY RECIPE』(扶桑社)を出版。



稲田俊輔さん

教えてくれたのは

稲田俊輔さん

Shunsuke Inada

料理人・飲食店プロデューサー

スパイスカレー界を牽引する、南インド料理専門店「エリックサウス」総料理長。新著に『現代調理道具概論』(講談社)、『料理人という仕事』(筑摩書房)。

料理界で今をときめくこの3人も、“やっぱりしんどい!”

家族4人分、何をどう作ればいいのか
毎日考えるだけで疲れてしまうんですよね…

今井真実さん

手軽なのに驚く味わい。新しい家庭料理といえば

今井真実さん

作りたくないけど、外食もしたくない…
栄養バランスもやっぱり気になっちゃう

長谷川あかりさん

味わう私も作る私もいたわりたい、料理界の新星

長谷川あかりさん

時々、自分の作る料理に
飽きてしまうことがあるんです…

稲田俊輔さん

スパイスカレーの革命家はミニマル料理の伝道師

稲田俊輔さん(LEE初登場!)

\家事に育児に仕事に忙しすぎる/

LEE100人隊の「料理がしんどい日」を聞いてみました

あふれる仕事に子どものお迎え、さらには掃除や洗濯もある。私たち、料理だけしてればいいってわけじゃないんです!

子どもとの公園遊びに付き添って、くたくたで夕方帰宅。お風呂に入れたらもうごはんの時間。時間もないし、外で遊んで疲れたし…

TB 季絵さん

買い物に行かずに、買い置き食材で献立が思いつかないとき

No.062 みきちきさん

週末になるととにかくスイッチが切れて一気にやる気がなくなります

TB かおりんさん

残業で帰りが遅くなった日は何も作りたくないです

No.066 canaさん

疲れているから、簡単なものを…と考えるけどよいアイデアが浮かばなくてさらに疲れます

TB humさん

自分の料理で想定外のおいしさには出会えないんです…涙

No. 085 むぎちゃんさん

平日最終日、1週間の疲れがたまってしまい、とにかく金曜日の料理がしんどい

No.041 ひりみさん

子どもの習い事がある日は送迎でバタバタ。帰宅が遅くて、いつも夕飯作りがつらいです…

No.053 ブルーさん

3人の「料理がしんどい日」の乗り越え方を教えてください!

昼も夜も「鉄板ルール」さえ決めておけばなんとかなりますよ!

今井真実さん

最大のしんどさって「メニューと調理法をいちいち考えること」だったりします。その救世主が、“考えなくてもいいルール”作り。夜はとにかく、ゆでるだけ。お肉のゆで汁はスープにもできるし、メニューによっては野菜もゆでてつけ合わせまで! お昼は「常備食材を使う」をルールに。ちょっとしたしばりがあるほうが、メニューもするっと決まって、迷うしんどさがなくなります。

今井真実さん

鶏もも肉とキャベツ&ワカメとひき割り納豆のみそ汁/今井真実さん

▼「料理がしんどい日」の今井真実さんおすすめレシピはこちら

一品で大満足できる「お助け常備食材カレー」か「火を使わないスープ」を作ればOK

長谷川あかりさん

料理は面倒だけど、出かける気分じゃないから家で食べたい。私の「しんどい」はほぼこのパターン。やっぱり、栄養バランスも気になって。そんなときに登場するのが、わが家に必ずあるお助け常備食材を使ったカレー。おかず1種類+ごはんだとさみしいけれど、不思議と材料は同じでもカレーにすれば問題なし! 混ぜるだけのスープもタンパク質が入っているから、一品で大満足。

長谷川あかりさん

切り干し大根とトマトジュースのチキンカレー/長谷川あかりさん

▼「料理がしんどい日」の長谷川あかりさんおすすめレシピはこちら

手順も材料もできる限り引き算して「ミニマル」に!

稲田俊輔さん

基本的には機嫌よく料理しているんです。ただ時々、やる気がぐんと落ちて、自分の料理を食べたくなくなる。なぜなら、味の予想がついちゃってワクワクできないから。そんなときは、あれこれ足しても新たなおいしさには出会えません。解決法はとにかく引き算! ミニマルの先に生まれる予想もしなかったおいしさを、ぜひ味わってほしいです。もちろん、作るのも断然、ラクですよ!

稲田俊輔さん

学生ステーキ マスタードバターソース/稲田俊輔さん

▼「料理がしんどい日」の稲田俊輔さんおすすめレシピはこちら

Staff Credit

撮影/鈴木泰介(今井真実さん) 竹之内祐幸(長谷川あかりさん、稲田俊輔さん) スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE8・9月合併号(7/5発売)「料理家たちの「料理がしんどい日」何作る?」に掲載の記事です。

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