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暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!

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1000枚の「服捨て」で心身ともにデトックス!エディター昼田祥子さんの今のクローゼット

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2024.06.25

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エディター昼田祥子さん、ファッションが大好きだからこそ

1000枚の「服捨て」で心身ともにデトックス!

「服捨て」の体験を綴った著書が話題の昼田さん。なぜ大好きな服をそこまで手放せた?限られた服で、どうすればファッションを楽しめる? おしゃれが好きで、服だけは減らせないという方、必読です。

昼田祥子さん

昼田祥子さん

ファッションエディター

ファッションエディター。2016年からクローゼットを片付けた経験をWebメディアの連載で綴り、『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』(講談社)で書籍化。

服を減らせたことで娘の話を3倍聞けるように

8年ほど前まで「私はファッション業界で仕事をしている身、クローゼットに服があふれているのはおしゃれの証!」と考えていたという昼田さん。 「ただ、その頃の私の口ぐせは"私なんて"。今思えば人生に行き詰まっていたんです。大好きなはずの服に、私は振り回されているのかも?と思い至り、『服捨て』を始めることに。やってみてよかったのは、他人のクローゼットを一切参考にしなかったこと、そして何枚までと目標は決めず、どこまで減らせるかだけに集中したこと。それで、毎日ひたすら手放し続けていました」 

けれど、おしゃれをあきらめたり、新しい服を我慢したりは一度もしていないというから驚き。

「捨てながら、服は当時も今も買い続けています。減らすことだけに意識を向けていると、『ポケットのないパンツは結局着ないよな』などと自分なりの判断基準ができて、むやみな買い方をしなくなるんです。それに『このワンピースを着て、あのレストランに行きたいな』なんて未来を具体的に描ける服を選ぶようにも。私の場合、実際に叶った願いもたくさん。服がなりたい自分へと、導いてくれるようになりました」 

昼田祥子さん

こうして1000枚あったクローゼットは、約20枚をキープしながら、今も循環を続けています。 「服をきっかけに、家のものも全体的に減らしました。探したり、片付ける時間と労力が減ったことで、娘や夫の話にしっかり耳を傾ける余裕が! 結果的に今、家族みんながごきげんです」

昼田祥子さん

「ナカタハンガー」

「ナカタハンガー」は立体感があり、少数精鋭の服を美しく引き立てる。

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今の服は、この約20枚のみ!減らしきることで自分が見えてくる

昼田祥子さんの現在のワードローブ

エディター昼田祥子さんの今のクローゼット
  • スーツ(上下)  各1枚
  • ジャケット     1枚
  • ワンピース     3枚
  • Tシャツ       1枚
  • カットソー     1枚
  • シャツ       4枚
  • パンツ       3枚
  • アウター      1枚
  • その他、冬用コートとニットあり

[ 靴 ]

  • スニーカー     1足
  • サンダル      1足

[ バッグ ]

  • トートバッグ      1個

着用頻度が少ない服には、必ず理由があるそう。ウエストがきつくなったから、毛玉ができやすいから、など理由がはっきりわかると、今後の服選びの条件が鮮明に。

「『服を減らしたのに人生が変わりません』といった声も届きますが、それは捨てやすいものだけ捨てて終わっているケースも。私は自問自答を繰り返して限界まで減らしたことで、手元に残す服の意味や、今の自分に適した枚数がわかりました。服以外に関しても自分軸で物事を考える力がついて、人生が好転したんだと思います」



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新しい服が入ってきたときに“くすんで見える”服は手放す

服2着

まだ本を出す予定も何もなかった頃、「バシっと決まったジャケットを着て、出版記念のトークショーをしたいな」と夢を描いた昼田さん。

「服が願いを叶えてくれたと思っています。また、新しい服を手に入れたときは、必ずクローゼットですべての服を並べて全体を眺めます。すると必ず、くすんで見えてくる服が浮かび上がってくる。『この服は自分を現状維持でとどめていないか? この服を着て、どこへ行きたい? この服の役割は?』と自問自答して、うまく答えが出ないときは手放しどきです」

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「超ハレの日用」「ハレの日用」「ケの日用」どの服にも役割を持たせる

昼田祥子さん
昼田祥子さん

クローゼットにある服には、3つの役割を持たせています。

「1つはリラックスしたい休日やよく動く撮影など〝ケの日〞に着る服(上写真のパンツコーデ)、2つ目は対面での打ち合わせや展示会など〝ハレの日〞に着る服(下写真のワンピースコーデ)。3つ目は人前に出るイベントなど〝超ハレの日〞に着るジャケットです。服の役割と値段はまったく別もの。だから1900円のTシャツも19万円のジャケットも、私にはどちらも欠かせない一枚なんです。自分の価値観を軸にしたおしゃれは、以前とは比べものにならない満足度です!」

Staff Credit

撮影/大森忠明 取材・原文/田中理恵

こちらは2024年7月号(6/7発売)『暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!』に掲載の記事です。※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年7月号現在)です。

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