LIFE

暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!

ダウンサイジングしてどう人生が変わった?

娘のオムツ卒業が物への執着を手放すきっかけに【人生が回り始めた「ダウンサイジングストーリー」】

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2024.06.23

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今、なぜ暮らしを「ダウンサイジング」?

人生が回り始めた私の「ダウンサイジングストーリー」

何がきっかけで、どうやってものを減らし、その結果どう変わった? 気になるのは、その詳細。家をすっきりさせることで暮らしを前向きに転換した方のリアルな体験談は、あなたがダウンサイジングに着手する、何よりのモチベーションになるはず。

くーさん

くーさん
  • 家族構成:夫、長女11歳、次女9歳
  • 間取り:3LDK 
  • 広さ:約100㎡

グラフィックデザイナー。10年前、当時築40年のマンションを購入し、フルリノベ。ライフスタイルに合わせて夫がDIYし、模様替え。インスタグラム(kuu_ashita

ダウンサイジングして  どう人生が変わった?

・日々のイライラが減った
・過去の執着から解放され、前向きになれた

くーさんのお家
かつては書類や食品など、いろいろなものがのっているのが当たり前だったダイニングテーブル。今は食事をする時間以外、季節の花を飾って楽しむ場に。ものが減ったことで、〝彩り〞が好きなことを再認識。

服、本を80%減

娘のオムツ卒業がものへの執着を手放すきっかけに

「自分たちで手を加えながら、楽しく暮らしたい」と、築古のマンションを最低限リノベし、夫が内装のほとんどをDIYで作り上げたスイートホームのはずが……。引っ越したのは長女の産後すぐ。増え続けるベビー用品やおもちゃを整理できぬまま、2年後に次女を出産。しばらくは家を楽しむどころか、ものを積み上げるように暮らしていたと振り返ります。

Before

Befoer
ものを買うことでストレス発散していた頃は、常に床が散らかった状態。

「幼少期から片付けが苦手で、散らかった家に慣れきっていました。でも次女がオムツを卒業してオムツ置き場がすっぽり空いたとき、心がふわっと軽くなったんです」 

その日を境に、ベビーベッドや子ども服、本や雑誌を手放し始めます。とりあえず「保留ボックス」にものを入れ、必要なものは元に戻していく、というルールを決め、持ち物の量は約半分に。

「以前はいつもイライラしていたのに、ある日『ママ、夕陽がきれい』と言う娘たちと一緒に『わ〜きれい』と感動する余裕のある私が……。自分でも驚きました(笑)」 ものが順調に減りだした当時、1つだけ目を背けていたものが。「私はずっとフォトグラファーになりたかったのですが、体を壊して断念。諦めたはずなのに、大量のカメラ機材を捨てられず、見るたびにちょっと心を痛めていました」 

それがある日、ふと気持ちが吹っ切れ、専門店へ売りに出します。「ごっそりと機材が消えたとき、家の中には、見て心地のいいものだけで十分だな、と。この心境に至るまでに5年かかりました。ものときちんと向き合うことが、何よりもストレスをためないことだと実感したので、これからもずっと、シンプルライフを続けていきたいと思っています」

くーさん

300着以上持っていた服は20程度に

クローゼット

「服が大好きで、保留ボックス内に残した状態が2年続きました。300着以上持っていた服が今は20着程度に」

デスクまわりもすっきり

デスクまわり

部屋が散らかっていて、家での仕事に集中できなかった時期も。「今はデスクまわりもすっきり。机はキャスター付きなので、家族の在宅時にオンライン打ち合わせがあるときは、机ごと寝室へ移動します」

リビングもぐっと掃除しやすく

リビング

以前は雑誌や本、子どものおもちゃなどが埋め尽くしていた、リビングのテレビまわり。余白ができ、ぐっと掃除しやすくなった。

好きなアーティストの作品だけ残して

本棚

手放した本や漫画、写真集は、およそ8割。「このコレクションこそ自分らしさと思っていたけど、ホコリがたまった姿を〝墓場みたい〞と感じて処分。二度と手に入らない絶版のもの、やはり好きだと思ったアーティストの作品は残し、たまに見返しては心を満たしています」

数を減らした食器類

食器類

「食器や調理道具は、たくさん使って一気に洗うのが効率的と思い込んでいたのですが、数を減らして、こまめに洗いながら使うように。台所のスペースにも、洗い物に追われていた食後の時間にも、ゆとりが生まれました」



Downsizing Rules

くーさんのダウンサイジングルール3

Rule_1
ジャンルごとに「保留ボックス」を設け、一旦そこに入れて検討する

段ボールや紙袋などを「保留ボックス」に。服、食器、本などのカテゴリーに分けて入れ、〝ないと困るか?〞を検討する。

Rule_2
新しいものを買うときは、古いものと“入れ替え”が基本

服や日用品などが傷んできたなと思ったら、あらかじめ代わるものをリサーチ。新調するのは古いものを手放すときに。買い物欲も満たされる。

Rule_3:
ものは増やさず、植物や壁に飾るアートで“色”を楽しむ

空間をすっきり見せようと、収納グッズをすべて白で揃えたところ寂しさが。アイテムは増やさず〝彩り〞を楽しむ工夫で満足度をアップ。

Staff Credit

撮影/市原慶子 取材・原文/田中理恵

こちらは2024年7月号(6/7発売)『暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!』に掲載の記事です。※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年7月号現在)です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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