スタイリスト石上美津江さんが着映えテクニックを指南!
高山都さんが着る【リネンアイテム5選】ジャケット、ブラウス…着こなしがあか抜けるポイントは?
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高山 都
2024.06.28
肌離れがよく涼しげで、シワ感だって味になる!
スタイリスト 石上美津江さんの「永遠に、リネン好き!」
涼しい素材の代表格といえばやっぱり「リネン」。独特のさらりとした肌ざわりと、着るほどになじむようなくったりとした質感は唯一無二。そんなリネンの魅力を今あらためて感じているというスタイリスト石上さんが、今年ならではの選び方&楽しみ方を伝授!
教えてくれたのは?
石上美津江さん
スタイリスト
ほどよい甘さを取り入れたベーシックカジュアルの名手で、『LEE』や『BAILA』で大活躍中。〝がみちゃんテイスト〞をふんだんに取り入れた「LEEマルシェ」のコラボ服も毎回大人気!
"憧れ素材"のリネンがこの夏はぐっと身近に!
昔から、リネンには"憧れの大人素材"という印象を持っていて、自分には少しハードルが高いように感じていました。気軽にパッと手に取るというよりは、時間をかけて自分色に育てていく特別感のようなものを感じていたからかもしれません。
最近やっと気負わず楽しめるようになってきたのは、自分が年齢を重ねてようやくリネンがしっくりくるようになったことに加えて、ほどよくカジュアルで取り入れやすいデザインのアイテムが増えたことも理由のひとつ。リネン服の裾野が広がって、とても親しみやすくなったように思います。
例えば、今っぽいオーバーサイズのシャツワンピースやチェックのジャケットも、リネンという要素が加わることで、着やすさはそのままにこなれ感がアップ。長袖やロング丈を選べば体型をふわっとおおい隠してくれるし、もちろん風通しよく涼しい点も優秀。
洗いざらしのシワも魅力になって、スタイリングを素敵に見せてくれるから、この夏は毎日のように手に取ってしまいそうです!
Mitsue Ishigami
おすすめのリネンアイテム4選
大人の甘カジュアルの達人・石上さん流
「一歩先行くリネンの着こなし術」
「ナチュラル度数の高いリネンは、その世界観のまま着るとやや地味な印象に見えることも。マニッシュな服やスポーティ小物を足して少しハズすと、ぐっと洒落感が上がります」と石上さん。
ちょっとしたアイテム合わせであか抜け感が増す、5つの〝リネン着映えテクニック〞を教えてもらいました。
Item
#1
「白のギャザーフリルブラウス」
フリルブラウスに目がない私ですが、コットンだとちょっぴり甘すぎるように感じることも。さらりと透けるリネンなら、可愛さがやわらいで大人にも俄然着やすくなります。
メンズっぽいワイドデニムや辛口なメタリックサンダルなど、あえて真逆のアイテムで締めると、上品な甘さが引き立つんです
Mitsue
スタンド衿から続くフリルが印象的なブラウスは、LEEマルシェと石上さんがコラボした大ヒットアイテム。肌になじむリネンの素材感も相まって、これ一着でカジュアルにやわらかいニュアンスが漂います。
Item
#2
「カシュクールの黒ワンピース」
ドレッシーなブラックドレスも、リネン素材ならほどよく肩の力が抜け、日常にしっくりくるところが好き。タンクトップやベイカーパンツを重ねてさらにカジュアルダウンさせると、その質感やこなれたニュアンスが強調される気がします。
憧れのパリマダムに近づくため、最後にスカーフや武骨なシルバーアクセを盛るのが私流!
Mitsue
カシュクールの胸元の抜けも、涼感UPを後押し。ラフなメッシュバッグ&フラットサンダルでとことんリラックスムードを楽しんで。
Item
#3
「赤いギャザースカート」
大胆な赤いスカートに挑戦できるのは、肌になじむ風合いのリネンならでは! ギラつきのないほどよい落ち着きと品のよさは、ほかの素材にはない魅力だと思います。
スカートの主張が強い分、それ以外は黒やグレーの地味色でまとめ、コントラストがつきすぎないようにすると取り入れやすく
Mitsue
ランダムに入ったギャザーが表情豊かなリネンスカートは、昨春デビューしたばかりの注目の日本ブランドの別注アイテム。ややあせたような発色の赤が、Tシャツやデニムなどのカジュアルなアイテムともしっくり。
Item
#4
「リネンデニムのシャツワンピース」
ボーイッシュなスタイリングにひと味足して、大人仕様に昇華したいときも、上質感のあるリネンが大活躍! スポーティなものをストレートに着ると野暮ったく見えるお年頃なので、素材なり、足元なりで、必ずハズすようにしています。
体をおおうほどのオーバーサイズワンピも、ブルーのリネン混デニムならこんなに軽やか
Mitsue
綿60%、リネン40%の軽やかなデニム素材を存分に楽しめるビッグシャツワンピ。思いきり背抜きしてこなれ感を出す一方で、黒小物でキリッと締めると大人にふさわしい好バランスに。
Item
#5
「チェック柄のダブルジャケット」
今回の撮影で、真っ先に手に取ったのがこの千鳥格子のジャケット。リネンだからシャツ感覚で軽くはおれて、堅苦しくないのにおしゃれ感満点。まさに今の気分を体現するアイテムだと思います。
ジャケット、ハット、おじ靴のマニッシュトリオに、甘さ100%の白ワンピをMIXし、リラクシーな夏トラッドを楽しみたい!
Mitsue
重厚な黒革の小物を合わせる分、デコルテや手首は肌見せして軽さを出して。
次回は、「『今年の日焼け対策服、これがすごい!』絶対焼かない編集やまみ編」をご紹介します。
Staff Credit
撮影/小嶋洋平 ヘア&メイク/山田大輔(Cake.) スタイリスト/石上美津江 モデル/高山 都 取材・文/栗田瑞穂
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「今年は、『肌を見せずに涼しい夏!』」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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