積水ハウスには、「住めば住むほど幸せ住まい」をテーマに、日本で初めて“幸せ”を科学的・理論的に研究している「住生活研究所 」という機関があるのをご存じですか? 住まいでの子育て、家事、食事など、より幸せな暮らしを研究し、家づくりの具体的な提案をしています。
そんな研究に基づいた“生活提案”が詰め込まれ、リアルな暮らしを体験できるモデルハウスがあるのが「Tomorrow’s Life Museum」。家づくり検討中のLEE100人隊3名が訪問して、学びとヒントをたくさんもらってきました。末尾にリンクのある3人のブログによるリアルレポートも必見です!
積水ハウスのモデルハウスには「住生活研究所」の研究をもとにした“住めば住むほど幸せを実感できる工夫”が詰め込まれています
今回案内してくださったのは、暮らし提案の専門家、積水ハウス フェローの河﨑さん。
一般的には家を新築した直後が一番幸せを感じるかもしれませんが、私たちは時間が経てば経つほど幸せを感じるような仕掛けを詰め込んだ家づくり を提案しています。 例えば、季節が冬になって“暖かいな”“居心地がいいな”と実感したり、ライフスタイルが変化した時に“便利だな”と気づいたり。設計・建築のプロである積水ハウスが長年研究してきたからわかる、将来を見据えた家づくり、家の可能性を最大限に引き出した生活提案を行なっているんです。たとえるなら、“幸せの芽”を植えるお手伝いのようなもの。私たちの研究成果を結集した7軒のモデルハウスを、ぜひリアルに体験してください
積水ハウス フェロー河﨑由美子
家のどこにいても家族を感じられる、包容力のある大空間リビング。家事動線が最強の「小林さんち。」
「小林さんち。」は、30代の共働き夫婦で子どもが2人、週末はキャンプやBBQを楽しむアクティブな一家を想定。この住まいのポイントは、「家事動線の良さと、どこにいても家族の存在が感じられるリビングの包容力 です」と河﨑さん。
メインのリビングは約30畳と広々していながら、1段低い“ピットリビング”(上写真)に人が自然と集まる構造 に。段差を腰掛けにしたり収納にしたりと多機能です。床が高い位置にあるキッチンやダイニングから見下ろせるから、子どもを見守りながら安心して家事や在宅ワークが可能。LDの脇にスタディスペース があるので学校の準備もラクにできます。
ワークスペースからキッチン、洗面、浴室がひと続きになっている動線 や、2階の洗濯家事を集約したランドリーステーション も特徴的で、家事を孤立させず、家族で楽しみながら分担しやすく。
ほかにも、玄関横に手洗いや身支度ができるチェンジングルーム を配置し、出がけの準備をスムーズに。2階の子ども部屋は二段ベッドが仕切りになり、成長に合わせて2部屋に分けられる構造です。
小林さんち。を見学したLEE100人隊は、おゆうさん。夫と7歳&3歳の4人家族で二世帯住宅の建築を検討中です。
住んでいる様子がイメージできました! わが家は共働きで、いつも夜は家事をしながらバタバタ。動線の良さに感動しましたね。中でも“ピットリビング”が印象的で、帰宅して時間がない時も、ここで遊ぶ子どもを見つつ家事を進められるのが理想的。一段下がっているおかげで、おもちゃが散らかったゴチャつきもリビングからは目立たないし、段差を使った収納は子どもが自分から片付けしやすい構造になっていて“おかたづけ育”にぴったり。じゅうたん敷きで居心地も良く、自然と家族が集まってきそうです
“食”を中心にした家族の団らん、オープンなキッチンからコミュニケーションが深まる「内藤さんち。」
「内藤さんち。」は、食品会社に勤める40代夫婦と小学生2人、食べることが大好きな家族という設定。この住まいのポイントは、「料理を一緒に作ったり楽しく食べたりと、“食”を中心に家族のコミュニケーションが深まるつくり です」と河﨑さん。
大人が座って作業できる低めのキッチンテーブルは、調理する子どもは立ってお手伝いをしたり(上写真)、隣りで宿題や遊びをすることもでき 、同じ目線の高さで過ごすことができます。 仕事から帰宅し「疲れていてとにかく座りたい」という日も、まずは座ってキッチンテーブルで下ごしらえをスタート。シンクとIHコンロを分けたことで、作業スペースが広がり、家族みんなで一緒に料理しやすい構造です。中庭には、ハーブ菜園や2つのテーブル席も 。休日にはくつろぎのテラス席で朝食を食べたり、BBQコーナーで炭火焼きをしたりして、家にいながらリフレッシュ。日々の食事が特別な時間になります。
他にも、茶室スタイルの和室や一段低くなっているリビングの一部空間 など、家族で団らんができるスペースが充実。2階は仕切りのないオープンなキッズスペース で、子どもの自立や成長を緩やかにサポートします。
「内藤さんち。」を見学したLEE100人隊のアユミさんは、夫と7歳&2歳の4人家族で戸建ての建築を検討中です。
モデルハウスの見学に来た息子が『楽しかった!』と大喜び。低めで座れるキッチンテーブルは、料理のお手伝いが好きな息子と、会話しながら一緒に作業しやすかったです。毎日習慣としてお手伝いを楽しんでくれることで、家事に積極的に取り組める子になってくれたらいいな。クロークやパントリーも充実しており、増えがちな食器やストック食材をすっきり収納できるのもいいですね
室内でも自然を味わえる、開放感のある空間。居心地のよさが愛着を育む「山際さんち。」
「山際さんち。」は、積水ハウスの新たなデザイン提案システム「life knit design」に基づいて2023年10月に新たに建てられたモデルハウス。“愛着”につながる居心地の良さや、自然や光を住まいに取り入れるための工夫が盛り込まれています。
クリエイティブディレクターと染織家の夫婦と大学生の娘、東京と八ヶ岳の二拠点生活をしているという設定の家で、そのポイントは「自然を感じながら、素材の変化を楽しむ豊かな暮らし をテーマにしています」と河﨑さん。メインルームの大きな掃き出し窓(上写真)の外には、庭の木々と八ヶ岳が望めるイメージです。
室内には、経年変化を楽しめる天然木を使用した挽板フローリングや塗り壁などの素材を取り入れており、住めば住むほど愛着がわいてきます 。鹿児島・白洲大地の火山灰を使用した塗り壁は、調湿性や消臭性にすぐれ、光を柔らかく反射し、あたたかみのある快適な空間を保ちます。大開口や吹き抜けなどで開放感がありつつも、リラックスして過ごせる”居どころ”がたくさん の家です。 ほかにも、浴室奥にはサウナ 、季節の手仕事や保存食を保管できるアレンジングルーム 、制作活動をするための離れのアトリエ などがあり、“豊かさ”を感じる贅沢なつくりに。
見学したのは、夫と15歳&12歳&7歳の5人家族で、マンションのリフォームや実家である一軒家の建て替えにも興味がある、りーぬさん。
塗り壁の心地よさと開放感のある空間に圧倒されました。家の中に居ながら自然や天気を感じられる開放感が心地良く、どこにいても深呼吸できそう。広々しているのに、こもったり集中できる空間もあってホッとします。子どもが成長すると家族で集まる機会が減りますが、こんな家づくりができれば自然と団らんが生まれそうだなと思いました
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3棟それぞれを見学したLEE100人隊は、たくさんの生活提案が盛り込まれたモデルハウスをじっくり見て、理想の家づくりのイメージが湧いた様子。
“住生活研究所”の提案力のこまやかさに感動しました。わが家の家事まわりのお悩みも、建てる前に実際に見てもらって相談、解決してもらいたいです
子どものお手伝いや学びを家がサポートしてくれる工夫に驚きました! 今住んでいる家で感じているちょっとした困りごとを“こんな工夫で解決できる”と具体的にわかり、見学に来たかいがありました
どんな家を作るかで、家族で過ごす時間も大きく変わりそう。今だけではなく、子どもの成長やライフステージの変化を見据えた、長い目で見た家づくりの大切さを実感しました
積水ハウスの「Tomorrow’s Life Museum」 とは?
今回LEE100人隊が訪れた積水ハウスの「Tomorrow’s Life Museum」には、従来のモデルルームとはひと味違うライフスタイル型モデルハウス があります。
家族構成や年齢、性別に加えて「どんな人が」「どんなふうに」生活しているか、ペルソナが細かく設定され、まるで本当にその家族が住んでいるようなリアルな暮らしが再現されています。 住めば住むほど家に“愛着”を感じ、幸せを感じられるような構造や仕組みは、「住生活研究所」という独自の研究機関も設け、長年研究を続けてきた積水ハウスだから実現できる家づくり。
大人が相談している間、子どもは広々したキッズスペースや広場中央にあるツリーハウスで遊べ、家族みんなで楽しみながら1日が過ごせます(ツリーハウスは関東のみ)。LEE100人隊が訪れた関東(茨城県)以外にも、東北(宮城県)、静岡、関西(京都府)、山口の、全国5か所あります。
住まい手の家族像や暮らし方を設定した、魅力的なモデルハウスが7棟
「Tomorrow’s Life Museum」関東には、家族構成や年齢、暮らし方の異なる7家族のモデルハウスがあります。今回LEE100人隊が見学した「小林さんち。」「内藤さんち。」「山際さんち。」のほかにも、個性豊かな4軒が。それぞれ家族構成やライフスタイルの異なる家族に合わせた生活提案に、家づくりのヒントがたくさん見つかります。
「外山さんち。」は、那須に住まいを構え、登山・キャンプ・釣りなどアウトドア好きの三世代家族。1階は親世帯、2階は子世帯が住んでいます。
「山本さんち。」は、趣味を大切にするアクティブシニア夫婦で、土間のある玄関ラウンジ、落ち着く和のエッセンスを取り入れた平屋建てに。
「柴門さんち。」は、アートギャラリーを営むオーナー夫妻が建てたギャラリー兼ゲストハウス。芸術的センスと感性が光る家です。
「ガブリエルさんち。」は、日本文学を研究する大学教授と翻訳家の60代夫婦で、“日本の美”をテーマに丁寧な暮らしを楽しんでいます。
わが家に取り入れたいヒントが満載でした!
積水ハウスならでの“生活提案”をLEE100人隊3名がレポート
TBりーぬさん
/ リフォーム検討中&いつかは戸建て憧れ中
「山際さんち。」をレポート
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Staff Credit
撮影/柳 香穂 取材・文/武田由紀子