マッサージシートと聞くと、「だいぶ前に流行したアレね」と思う方もいらっしゃるかもしれません。普段使っている椅子やソファに置くと、まるでマッサージチェアのように本格的にもみほぐしてくれると人気になりましたが、難点は重くて持ち運びしにくいことや、出しっぱなしにすると存在感があり過ぎることでした。

ところが、今年の1月に発売されたばかりのドクターエア「フラッティ」は4つのもみ玉が広範囲をカバーしながらマッサージしてくれる、シートタイプならではの良さを存分に発揮しながらも、重さ約2.5㎏と軽くコンパクトなのが特徴。ふわふわした触り心地で、特殊な内部フレームが自由自在に曲がるため、身体のラインや椅子のカーブにも自然にフィットするのです。しかも、フラッティという名前の通り、本体をフラットにした状態で、横になって（寝た姿勢）使うこともできるんですよね。

だから、リビングのソファでも、ダイニングの椅子でも、寝室のベッドの上でも、バルコニーのリクライニングチェアでもマッサージを楽しめるというわけ。手軽に持ち運んで好きな場所に置いて、使えるのが本当に便利なのです。

何を隠そう、以前にテレビ番組「マツコの知らない世界」に2回出演したことがあるのですが、1回目が『キッチン家電の世界』で、2回目は『ほぐし家電の世界』。それゆえ、マッサージ機器には詳しい私ですが、実はグリグリとしたしっかりとしたもみ心地のものは苦手です。アトリエでは二人掛けのソファに置いて使っていますが、このフラッティは驚くほど身体にフィットして、首筋、背骨の両脇、腰、お尻……と丁寧にマッサージしてくれて、体感としてはソフトで私好み。うっとりとして眠くなりそうなくらいです。

それでは物足りないかも…と心配な方はぜひ横になって使ってみてください。体重がかかるため、椅子に座った状態で使うよりも断然、もみ心地が強くなり、グイッともみ玉が入ってくる感じがします（なので、私には強すぎて向いていません）。寝て使う場合は、立て膝にするなど、自分で心地よい当たり具合を調節しながら使うといいかもしれません。

スティック状のリモコンは一見シンプルに見えますが、「電源」ボタンを押すともみ範囲が全身でマッサージが始まり、「部位」ボタンを押すことで、上部→下部→全身というように範囲を調整できます。ちなみに上部は肩から背中にかけてのマッサージ、下部は背中から腰にかけてのマッサージになります。そのほか、もみ玉が移動している間に「上限設定」「下限設定」をすることも可能。もみ玉が動く位置を「下部」に設定し、ふくらはぎから足首のマッサージに使うのも気持ちがいいですよ。

さらには、正位置は下のもみ玉が背骨に沿うのでピンポイントのもみ感があり、逆位置は下のもみ玉の範囲が広いので広範囲のもみ感があるというように、本体を上下反転させることでもみ感が変わるので、飽きずに使えるマッサージシートだなあと思います。

どんなに心地よいマッサージをしてくれるとしても、出しっぱなしにしておくと邪魔になったり、見た目のデザインが「ザ・マッサージ」な感じだと気分が上がらないもの。でもこのフラッティはグレー×ベージュのバイカラーのファブリックタイプで、皮革調のベルトがアクセントになったデザインなのが素敵です。本体はコツコツした硬さがない、ふかふかの感触なので、それだけでも癒される感じがするのもいいですよね。

約2.5㎏と軽く、しなやかでフラットになるため、上部のベルトを使って壁などに吊るしておくことができるのも今までのマッサージシートにはないポイント。お求めやすい価格にも注目です。

• ブランド：ドクターエア
• 商品名： 「3Dマッサージシート flatty」

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月２回更新。次回もお楽しみに！

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