「自分の顔はもう十分知ってる」つもりが、意外な結果にビックリ

仕事や育児に追われ、似合うメガネもよく分からず。気づけば10年メガネを買い替えていない…。そんな悩めるメガネ迷子な40代の私、LEE編集部N恵が本当に似合うメガネに出会うまでをレポート！

第二回となる今回は、メガネを選ぶときのヒントになる「顔タイプ診断」と「パーソナルカラー診断」に人生初挑戦。本当にメガネ選びに関係あるの…？と半信半疑でしたが、その効果はいかに？
※「眼鏡市場」のメガネのプロに、お悩み＆選び方のコツを聞いた第一回はこちらから！

まずは”似合うメガネの色”がわかるパーソナルカラー診断にトライ

取材に訪れたのは丁寧な接客と高品質な商品で信頼を集める「眼鏡市場」。こちらでは、無料で「顔タイプ診断」と「パーソナルカラー診断」を受けることができます（パーソナルカラー診断については、一部実施していない店舗あり。実施店舗はこちらから確認を）。
まずはフレームの色選びの参考になる、パーソナルカラー診断からスタート！

答えてくれたのは…

工藤安純さん

Azumi Kudo

眼鏡市場 パーソナルカラー アナリスト

眼鏡市場 渋谷店に勤務。
寄り添うように丁寧な接客と優しい笑顔が人気。

――実は私、顔タイプ診断も、パーソナルカラー診断もちゃんと受けるのは初めてなんです。チャートを見て自己診断しようとしたことはあるのですが、いつも途中でよく分からなくなってしまって…。

ご自身だけで判断するのは難しいところもありますよね。パーソナルカラー診断は、一言でいうと「似合う色」を見つけるためのツール。とはいえ、「ピンク」「イエロー」という単純な色ではなく、ピンクのなかでも淡いもの、ブルーみがかかったもの、など微妙なトーンの違いで似合う色をご提案させていただきます。

診断結果は「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の４タイプに分かれます。一般的にブルベと呼ばれるのが「サマー」と「ウィンター」の方。イエベは「スプリング」「オータム」に当てはまります。

では早速スタートしていきましょう！ 色ごとに、トーンの違う布をあてて、どのトーンの布をあてたときに、その方の肌色が明るく、血色感よく、元気な印象に見えるかで診断していきます。
N恵さんは、ブルーベース系のトーンはどれも、お顔色が少し悪く見えてしまうようですね。また、はっきりした彩度の強い色にしてしまうと、お顔より色のほうが目立ってきてしまいますね。

――うーん、言われてみればそうかも…？つい、布の色そのものが好きかどうかを見てしまって、自分の顔を冷静に判断できないですね…。

N恵のパーソナルカラーはグレージュやブラウンの似合う「オータム」

色が反射する首のあたりをみていただけると分かりやすいですよ。（その後も４つのトーン別に、色々な色をあてていくこと約10分）全ての色で見させていただきましたが、N恵さんのタイプは「オータム」です。
オータム系のトーンを当てていたときが、肌色が一番健康的で、ツヤ、血色感がありました。
オータムの方に似合うのは明るめのベージュやグレージュ、温かみのあるオレンジ系やブラン系の色です。アクセサリーはシルバーよりゴールドのほうが似合いますよ。

”好きな色”と”似合う色”が違う場合はどうすべき？

――なるほど、私は「オータム」なのですね。実は今日、カラーチャートを見て気づいたのですが、好きな色は完全にスプリングで、クローゼットにある服もそんな色ばかり選んでいました…。

そうですね、お客様のなかにも、好きな色と診断結果が同じ方もいれば、違う場合の方もいらっしゃいます。でも、似合うトーンを理解できれば、似たような色のなかで、より自分の肌色に合う色を選ぶことができます。
例えばN恵さんが好きなサクラピンクも、ちょっとだけオレンジがかったサーモンピンクにするだけでより肌色は明るく、健康的に見えます。ちなみに今日つけていらっしゃるオレンジ系のリップはまさにオータムの方に似合う色ですよ。メガネ選びだけでなく、普段のメイクやファッションにも応用していただけると思います。

続いて、”似合うメガネの形”がわかる顔タイプ診断にトライ

次は、顔タイプ診断を受けることに。こちらは似合うメガネのフレームデザインがわかるもの。　
顔タイプには「フレッシュ」「キュート」「フェミニン」「クール」の４種類があります。
工藤さんと一緒に、ボードにある質問事項に回答していきます。項目は１０問。
例えば、こんな内容がありました

・顔の形が丸いか四角いか
・鼻の高さ（付け根が前に出ているかどうか）
・両目の距離
・目が垂れ目が吊り目か
・顔全体に骨っぽさを感じる骨格か
・目の縦幅が広いか狭いか
　etc…

――うーん、これは自分じゃはっきり言って全く分からないです笑！目は吊り目だと思うけど…。顔の形は四角くて、頬骨も目立つから骨っぽい骨格ですよね。

お顔の形は丸みがあり、骨格も骨っぽさはないほうですね。N恵さんは、総合すると「キュートタイプ」になります。

N恵の顔タイプは「キュート」

――え…「キュート」？　エラ張りや吊り目など昔からのコンプレックスと相まって、割と強めの顔立ちだと思ってたのでちょっと意外でした。

キュートタイプの方がお似合いになるのはレンズの縦の幅があるもの、形状は角ばっていない、丸みのあるデザインです。逆に幅が細く、スクエアなデザインはお似合いになりにくいです。

一番お似合いになるのは、「丸みのある幅広フレーム」なのですが、お仕事などのシーンで上品にメガネの印象をなじませるならフェミニンタイプの方が得意な「丸みのある横長フレーム」、メガネの印象をファッショナブルに効かせるならフレッシュタイプの方が得意な「幅広の四角いフレーム」もお似合いになりますよ。

店頭でプロが診断してくれるからこその、安心感

２つの診断を経て、N恵は「オータム」のパーソナルカラー、「キュート」の顔タイプと判明。40年以上も見慣れた自分の顔のことは自分が一番わかっている、と思っていましたが、かなり目からウロコのことが多く、診断を受けて想像以上に新たな発見がありました。
そして、「他人に診断してもらえる」ことの大切さを実感。主観的な自分の見立てだけで診断するのと、経験豊富なプロが診断するのとでは結果が全然違います。
私もそうですが、大人の場合、長年の顔のお悩みやコンプレックスも影響して、意外と客観的な判断ができていない人も多いのかもしれません。現在のありのままの自分、というより「なりたい顔」という願望も入ってきたりすると、さらに混乱してしまったり…！？

――似合うメガネの色やデザインをしっかり教えていただき、いざ、メガネを選びます！ 次回はついにN恵が出会えた運命のメガネをリポート！