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福を招く玄関の作り方

よい運気は玄関から!2024年を気持ちよく迎えよう

新年をHAPPYに!【福を招く玄関の作り方】玄関がきれいな人たちに学ぶ、整えるルールって?

  • LEE編集部

2023.12.23

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風通しがいい、心がととのう

福を招く玄関の作り方

新年をHAPPYに!【福を招く玄関の作り方】4人分まとめ

「よい運気は玄関から」と言われるように、毎日家族が通る玄関をきれいにととのえている人は、心までととのっていて、毎日幸せそうです。玄関がきれいな方たちに学び、2024年を気持ちよく迎えられるようにしましょう!

Index
  1. 福を招く玄関の作り方
  2. 小川奈緒さんの福を招く玄関の作り方
  3. 「たたきに何も置かない」を習慣にして幸せな出来事が増えました
  4. 小川さんの「福を招く玄関」4つのルール
  5. 仁田ときこさんの福を招く玄関の作り方
  6. 玄関でお香に火を灯すたび、空気が浄化されるようです
  7. 仁田さんの「福を招く玄関」ルール
  8. 松田奈緒子さんの福を招く玄関の作り方
  9. 生活感をうまく消すことでほっと心が安らぐ空間に
  10. 松田さんの「福を招く玄関」ルール
  11. 【LEE100人隊が実践!】風水カウンセラー兼片づけのプロが、すぐマネできる整え術を伝授!
  12. 片づけのプロが、LEE100人隊さおっぺさん宅をチェック!
  13. このままだと、福が逃げるかも…
  14. さおっぺさんのお家が福を招く玄関に!
  15. あわせて読みたい

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エッセイスト・ライフスタイリスト

小川奈緒さんの福を招く玄関の作り方

エッセイスト・ライフスタイリスト 小川奈緒さん

教えてくれたのは

小川奈緒さん

エッセイスト・ライフスタイリスト

出版社のファッション誌編集部を経てフリーランスに。著書やSNSなどで心地よい暮らしについて発信。2024年春、新刊の発売に向けて執筆中。linktr.ee/nao_ogawa

「たたきに何も置かない」を習慣にして幸せな出来事が増えました

小川奈緒さん

小川奈緒さん宅の玄関

今から13年ほど前、編集者として忙しくしていた30代の頃に、実家の近くで家を探していた小川さん。

「出会ったのが縁側のある純和風の家。古さを上手に育てながら、自分たちらしく暮らせそうだと思って」 

ただ、黒いたたきの玄関はほこりや砂が目立つため、こまめに掃除するのは面倒だろうと、リノベーションでタイルを替えるつもりでした。

「けれども大工さんが、今は手に入りにくい貴重な石材だと教えてくれて、結局残すことにしたんです」 実際、掃除は大変でしたが、風水に興味を持って学んでから、玄関に対する考えが変わったそうです。
「家にとっての顔である玄関をきれいにすれば運気が上がると知り、意識的に掃除をするように。その後、偶然ラッキーなことが重なり、すっかり玄関掃除が習慣になりました」 

毎日ドライシートでからぶきをし、少なくとも週に2回はウエスを使って水ぶきを。いつでもさっと掃除しやすいように、たたきにはサンダルの1足も置かないと決めました。

「まめに掃いたり水ぶきをしたり、盛り塩をしたり、これらを習慣にしたことで、自然と暮らしがととのいました。"これだけやったから大丈夫"と気持ちがグラつかなくなったのも、玄関を掃除することのよさですね」(小川奈緒さん)



小川さんの「福を招く玄関」4つのルール

rule 1

たたきはこまめに水ぶきをする

たたきはこまめに水ぶきをする

たたきは砂ぼこりが目立つ、黒い御影石。

「少しの外出で、泥遊びでもした?と思うほど汚れが目立つので、最低でも週に2回は水ぶきします。着古したTシャツなどを切ったウエスを下駄箱に常備したことで掃除のハードルが下がりました」

着古したTシャツなどを切ったウエス

rule 2

下駄箱は余白を残しておく

下駄箱は余白を残しておく

下駄箱にさっと靴をしまえるように、収納は8割まで。

「よく履くのは3足くらい。夫も娘も、日々使う靴の数はその程度だと気がついて、だんだん数を減らしていきました。余白があると、つっかけサンダルも来客の靴もさっとしまえます」

rule 3

盛り塩をして、こまめに交換

盛り塩をして、こまめに交換

「2〜3年前、ちょっとした不運が続いたので、邪気を払うつもりで盛り塩を置いてみました。時間がたつと表面が灰色に汚れるので、掃除のバロメーターにもなっていて、取り替えるとリセットされて気持ちがいいです」。

コレド室町で偶然見つけた「神棚の里」の八角盛り塩セット(小)が便利

コレド室町で偶然見つけた「神棚の里」の八角盛り塩セット(小)が便利。

rule 4

夫婦の縁をつないだだるまを飾る

夫婦の縁をつないだだるまを飾る

「結婚前、夫と深大寺のだるま市に行った後、いくつかの偶然が重なって結婚に至った経緯があり、だるまは夫婦の縁起物なんです。最初は小さなだるまでしたが、毎年深大寺に通って、少しずつ大きなだるまにして、今の大きさになりました」

小川奈緒さん

編集・ライター

仁田ときこさんの福を招く玄関の作り方

編集・ライター 仁田ときこさん

教えてくれたのは

仁田ときこさん

編集・ライター

旅をテーマに、雑誌やweb、広告などに寄稿。夫や小学6年生と3年生の息子さんとともに、海辺の町で趣味のアウトドアを満喫。インスタグラム(tokikonitta)

玄関でお香に火を灯すたび、空気が浄化されるようです

仁田ときこさん

仁田ときこさんの玄関

都内に住んで、編集者として忙しくしていた5年前。「当時、夫の長期出張が続き、ワンオペ育児に疲れきっていたんです」。そこで癒しを求めて、自然豊かな葉山に移住しました。

「当時の家は玄関の正面が壁で、薄暗い印象で。海と山が近くにあり、湿気も多い土地なので、通気性と掃除のしやすさが大事だと、リノベで壁を取り払いました。今は玄関を開けたらそのまま大広間が続く間取り。ここは息子の友人やご近所さんが集まる、寄り合い所のような空間になっています」

そんな玄関には、いつもいい香りを漂わせておくことを心がけているそう。

「人を招くときや心を落ち着けたいときなど、お香を玄関でたいています。お香の煙がたゆたうと空気が浄化されるようで、気持ちの切り替えにも。それから、子どもが描いた絵を飾ると邪気を寄せつけないと聞いたことがあって、長男が描いた富士山の絵を飾っています。この絵が家族を守ってくれているようで、帰宅するといつもほっと安心します」(仁田ときこさん)

仁田さんの「福を招く玄関」ルール

rule 1

玄関から入った正面に息子さんが描いた絵を

玄関から入った正面に息子さんが描いた絵を

長男が3〜4歳の頃に描いた富士山の絵。

「昔、仕事で風水の先生を取材した際、子どもの絵はエネルギーの塊のようなもので邪気を払うと聞いて、玄関に飾っています。今は葉山に暮らし、この絵のように富士山を眺めて生活をしていて、ご縁を感じる1枚です」。

除湿と防虫のため、檜チップは玄関の必需品。

rule 2

旅先で見つけたお香をシーンに合わせてたく

旅先で見つけたお香をシーンに合わせてたく

玄関わきにあるお香の台。奈良県、春日大社近くのホテル「翠門亭」でゲストを招く際に使われている、華やかな香りのお香を来客時に。

「お香は人を招く準備をしたり、掃除や仕事をしたり、気分を切り替えるスイッチとしても欠かせません」

rule 3

玄関から直接浴室へ。汚れを持ち込まない設計に

玄関から直接浴室へ。汚れを持ち込まない設計に

リノベで玄関わきの壁を払い、すぐ横に洗面所と浴室を設置。

「海遊び後は浴室へ直行できて、部屋が汚れません」

仁田ときこさん

一級建築士・インテリアコーディネーター

松田奈緒子さんの福を招く玄関の作り方

松田奈緒子さん

教えてくれたのは

松田奈緒子さん

一級建築士・インテリアコーディネーター

個人の住宅や集合住宅、商業店舗などの設計を手がける。自邸のマンションリノベの設計も。夫と小学1年の娘さんとの3人暮らし。インスタグラム(nao_harunoie)

生活感をうまく消すことでほっと心が安らぐ空間に

松田奈緒子さん

松田奈緒子さん宅の玄関

一級建築士の松田さんは、2年前に中古マンションを自ら設計デザインして、リノベしました。玄関にもこだわりがいっぱい。

「当時は娘が保育園に通っていて、習い事の送迎もあり、毎日髪を振り乱しながら(笑)生活していました。職業柄、玄関はすっきりと気持ちよく何も置きたくないけれど、未就学児の親として、実情は玄関に荷物が山盛り。ラクに生活が回り、かつ気持ちのよい玄関の両立とは?と試行錯誤し、部屋は多少狭くなっても、2つの廊下を作ろうと決めました」 玄関に入ると、素敵なタイル張りのたたき、そのまま正面がメインの廊下。右側の壁にはアーチ状の入口があり、オープンの靴棚やコート用ラックが設けられ、その先は子ども部屋や寝室へ抜ける裏廊下に。

「宅配で届いた段ボール箱や買い出した荷物も、裏廊下に一時置きできます。どんなに慌ただしいときも、メインの廊下は常にすっきりした状態をキープでき、裏廊下に置いたものは後からゆっくり片づければいいと、気持ちのゆとりができたのも大きい成果です」(松田奈緒子さん)

松田さんの「福を招く玄関」ルール

rule 1

メイン廊下の一角に気分が上がる飾りを

メイン廊下の一角に気分が上がる飾りを

「玄関には一切ものを置かず、すっきり感をキープ。代わりにメインの廊下の一角に棚を設け、ここにお香やLEDキャンドル、オブジェなどを飾って、インテリアを楽しんでいます」

rule 2

アーチ状の入口の奥に出し入れしやすい靴棚を

アーチ状の入口の奥に出し入れしやすい靴棚を

玄関の横にアーチ状の壁を設け、その奥にオープンの靴棚を設置。

「壁をアーチ状にしたことで、扉がなくても空間を区切ることができました」

rule 3

かさばるコート類を掛けるラックを玄関のすぐわきに

かさばるコート類を掛けるラックを玄関のすぐわきに

コート類を掛けられるラックをゆったりと設け、来客時でも玄関まわりがすっきり。

「犬の散歩グッズや雨具、シューケア用品などはベンチの下や扉付きの棚に。玄関に必要な収納を確保したことで、いつもすっきり。お出かけ前も帰宅時も、心穏やかでいられます」

松田奈緒子さん

LEE100人隊の家で実践

【LEE100人隊が実践!】風水カウンセラー兼片づけのプロが、すぐマネできる整え術を伝授!

福を招くために、玄関に置かないもの、置くべきものとは? 風水カウンセラー兼片づけのプロに、すぐマネできる整え術を教わりました。

LEE100人隊No.019 さおっぺさん

福を招きたい!

さおっぺさん

LEE100人隊No.019

新築戸建てに引っ越して7年目。取り出しやすさを意識していたものの、気づけばおもちゃなど、ものがあふれて収納しきれずにモヤモヤ。夫と7歳、4歳の兄弟の4人暮らし。

整理収納アドバイザー 藤岡聖子さん

教えてくれたのは

藤岡聖子さん

整理収納アドバイザー

風水カウンセラー、整理収納アドバイザー1級認定講師。風水の知恵を取り入れ、持続できる片づけを提案。「横浜Tキューブ・スタイル」を主宰。https://seirist.jp/

片づけのプロが、LEE100人隊さおっぺさん宅をチェック!

 「玄関は家の顔であり、気の入口。いい気を巡らせるため、妨げになるようなものは置かないようにしましょう」と藤岡さん。

「外に持ち出すものの置き場になっていて、気の入口という感覚が持てていませんでした」というLEE100人隊のさおっぺさん宅を、いざ訪問!

「ほこりや湿気には、よくない気が宿ります。こまめに掃除できるように、たたきには何も置かないようにしましょうね。どうしても傘立てなどを移動させられない場合は、観葉植物を手前に置くなど、すがすがしい見た目を意識して。生花もいい気を巡らせますよ」(藤岡さん)。

「植物を飾る余裕が今までなかったなと反省(笑)。でも、1輪お花があるだけで、いい気分になれますね」(さおっぺさん)。

「絵画を飾ったり、お香をたいたりするのもいいですよ。玄関がすっきりととのうと、1日の始まりも終わりも気持ちがいいもの。心の安定や自信につながり、幸運を呼び込む基盤ができるので、ぜひお試しを」(藤岡さん)

使ってないものが多いですね(汗) よく使うものだけを玄関に置きましょうね

「ほこりや湿気をためず、すっきりした状態をととのえることが基本です。また、生活雑貨を出しっぱなしにすると、気の巡りが悪くなります。生花や観葉植物は、気を浄化するので積極的に飾りましょう」(藤岡さん)

このままだと、福が逃げるかも…

Befor

Check1

目に入る場所に雑多なものが置かれている

目に入る場所に雑多なものが置かれている

玄関扉の正面に傘立てと子どものおもちゃが。たたきではない場所へ移動を!

Check2

飾り棚が、毎日使うものの収納場所に

飾り棚が、毎日使うものの収納場所に

来客におもてなしの心を表す飾り棚。飾るもの以外のものを置くのはNG。

Check3

玄関がクローゼット化している

玄関がクローゼット化している

バッグや帽子など生活用品は、気の流れの妨げに。視界に入らない場所へ。

Check4

たたきに直接ものを置いている

たたきに直接ものを置いている

たたきにものが置かれていると掃除がしにくく、ほこりや湿気がたまる原因に。

Check5

子どもの靴が、実は取りにくい

子どもの靴が、実は取りにくい

たたきに下りないと、子どもは自分で靴を取れない配置。配置の見直しを。

Check6

廊下側の棚下にあるかごの中がスカスカ…

廊下側の棚下にあるかごの中がスカスカ…

かごの中がほぼ空っぽで、使われていない状態。ここを機能させる工夫を。

これで福を招きます!

・ たたきには何も置かず、ほこりのたまり場を作らない
・ 生活感のあるものは、視界に入らない工夫を
・ 家族みんなが出しやすく、元に戻しやすい収納に
・ 気の循環をよくするために、植物やアートを置く

After

さおっぺさんのお家が福を招く玄関に!

1.人目に触れるホールには荷物はなるべく置かない

人目に触れるホールには荷物はなるべく置かない

バッグを吊るしていたラックやたたきに直接置いていた荷物を隣の個室へ移動させて、玄関全体がすっきり!

2.傘立ての目隠しにグリーンを気持ちが上がるアートも飾って

傘立ての目隠しにグリーンを気持ちが上がるアートも飾って

傘立ては移動先を確保できず、そのままに。代わりに手前に観葉植物を置き、生活感をカバー。

「正面が壁の場合、風水では頭を圧迫すると言われます。これを回避するために、家族の思い出のアートを飾りました。運気が上がる自然の風景や子どもの絵でも」(藤岡さん)

3.飾り棚は生花やお香を飾って気持ちのいいコーナーに

飾り棚は生花やお香を飾って気持ちのいいコーナーに

棚の上には、気を浄化させる生花を。ガラス製の花器は光を放って運気を高め、お香は邪気を払うと言われます。

4.外おもちゃは子どもが片づけられる位置に移動

外おもちゃは子どもが片づけられる位置に移動

外で遊ぶボールなどは靴箱内に。子どもが出し入れしやすいように下段へ。

5.子どもが自分で出し入れできるように、子ども靴の位置を見直し

子どもが自分で出し入れできるように、子ども靴の位置を見直し

廊下側の棚下。上段はアクセサリーやポケットティッシュなど。下段は自分で出し入れしやすいように子どもの靴を収納。鍵は壁の内側に引っ掛けて収納。

きれいな玄関 どうですか?

子どもの靴やおもちゃが使った後も散らからずにキープできて驚き。よく使うものを棚の中に入れましたが、見た目がすっきりして使い勝手もいい感じ。玄関を通るたび、自然とやる気がみなぎるようになりました!

LEE100人隊No.019 さおっぺさん

LEE100人隊No.019 さおっぺさん

Staff Credit

撮影/米谷 享 取材・原文/田中理恵

こちらは2023年12月号(12/7発売)「福を招く玄関の作り方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年1・2月合併号現在)です。

おしゃれも暮らしも自分らしく!

LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!

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