一級建築士・インテリアコーディネーター 松田奈緒子さん
【福を招く玄関の作り方】コート用ラックや出し入れしやすい靴棚で、生活感を消した安らぎ空間に
-
@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2023.12.16
風通しがいい、心がととのう
福を招く玄関の作り方
「よい運気は玄関から」と言われるように、毎日家族が通る玄関をきれいにととのえている人は、心までととのっていて、毎日幸せそうです。玄関がきれいな方たちに学び、2024年を気持ちよく迎えられるようにしましょう!
一級建築士・インテリアコーディネーター
松田奈緒子さんの福を招く玄関の作り方
教えてくれたのは
松田奈緒子さん
一級建築士・インテリアコーディネーター
個人の住宅や集合住宅、商業店舗などの設計を手がける。自邸のマンションリノベの設計も。夫と小学1年の娘さんとの3人暮らし。インスタグラム(nao_harunoie)
生活感をうまく消すことでほっと心が安らぐ空間に
松田奈緒子さん
一級建築士の松田さんは、2年前に中古マンションを自ら設計デザインして、リノベしました。玄関にもこだわりがいっぱい。
「当時は娘が保育園に通っていて、習い事の送迎もあり、毎日髪を振り乱しながら(笑)生活していました。職業柄、玄関はすっきりと気持ちよく何も置きたくないけれど、未就学児の親として、実情は玄関に荷物が山盛り。ラクに生活が回り、かつ気持ちのよい玄関の両立とは?と試行錯誤し、部屋は多少狭くなっても、2つの廊下を作ろうと決めました」 玄関に入ると、素敵なタイル張りのたたき、そのまま正面がメインの廊下。右側の壁にはアーチ状の入口があり、オープンの靴棚やコート用ラックが設けられ、その先は子ども部屋や寝室へ抜ける裏廊下に。
「宅配で届いた段ボール箱や買い出した荷物も、裏廊下に一時置きできます。どんなに慌ただしいときも、メインの廊下は常にすっきりした状態をキープでき、裏廊下に置いたものは後からゆっくり片づければいいと、気持ちのゆとりができたのも大きい成果です」(松田奈緒子さん)
松田さんの福を招くルール
rule 1
メイン廊下の一角に気分が上がる飾りを
「玄関には一切ものを置かず、すっきり感をキープ。代わりにメインの廊下の一角に棚を設け、ここにお香やLEDキャンドル、オブジェなどを飾って、インテリアを楽しんでいます」
rule 2
アーチ状の入口の奥に出し入れしやすい靴棚を
玄関の横にアーチ状の壁を設け、その奥にオープンの靴棚を設置。
「壁をアーチ状にしたことで、扉がなくても空間を区切ることができました」
rule 3
かさばるコート類を掛けるラックを玄関のすぐわきに
コート類を掛けられるラックをゆったりと設け、来客時でも玄関まわりがすっきり。
「犬の散歩グッズや雨具、シューケア用品などはベンチの下や扉付きの棚に。玄関に必要な収納を確保したことで、いつもすっきり。お出かけ前も帰宅時も、心穏やかでいられます」
Staff Credit
撮影/米谷 享 取材・原文/田中理恵
こちらは2023年12月号(12/7発売)「福を招く玄関の作り方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年1・2月合併号現在)です。
@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。