LIFE

「賃貸」でも、もっと自由にもっと自分らしく暮らせます

自分で管理できる空間がちょうどいい

【1Kの賃貸で心地よく暮らすアイデア】厳選されたアイテムを色、形、素材でまとめて

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2023.10.20

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Comfortable even in a rented house!

実は、好きなインテリアを試せる絶好のチャンス

「賃貸」でも、もっと自由にもっと自分らしく暮らせます

賃貸 インテリア 山本紗矢佳さん

間取りや広さ、内装…。一から建てるマイホームとは違い、思いどおりにならないことも多い賃貸住まい。でも実は、賃貸でもできることはいろいろ。限られた条件の中だからこそ、新たな発見も生まれます。

今回は、百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さんのアイデアをご紹介します!

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん

教えてくれたのは?

山本紗矢佳さん

百貨店勤務アパレルバイヤー

バイヤーとして百貨店に勤める傍ら、器プロジェクト「mont et plume」を主宰。器の作家とアーティストをつなげ、イベントなども不定期に開催。

マンション・1K ・27㎡

人も物も居心地のよいそれぞれの“ステージ”を整えて

百貨店のバイヤーとして働く山本紗矢佳さんは、転勤先のパリで2年ほど生活。帰国後に選んだのは築30年、1Kの賃貸でした。

「広いと住みこなせる気がしなくて、築年数も古いほうが自分らしいと思いました。

それよりも光がたっぷり入ることや近くに公園や神社があることを優先したくて」(山本紗矢佳さん)

段ボール13箱の荷物から始まった暮らしですが、年月とともに素敵なものが加わり、少し手狭に。

「去年引っ越しを考えたのですが、その前にまだできることがあるかも?と、整理収納アドバイザーの方に相談をしたんです。アドバイスをいただきながら、和の器は木の棚に、洋の器は白の棚にと、置き場を明確にしてみたら、全体がすっきりとして、一つ一つのものにも輝きが生まれました」(山本紗矢佳さん)

 山本さん自身の生活も変化が。

「ダイニングはテーブルも照明も丸で、曲線を眺めならが心を穏やかにする場。ベッドのわきには一脚の椅子を置き、気持ちを切り替える場に。

以前はダイニングでメイクを、ベッドで読書をしていたのですが、どちらもこの椅子でする習慣に。限られた空間でも“ステージ”を整えたことで、生活にメリハリが生まれました」(山本紗矢佳さん)

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん 賃貸インテリア

玄関からすぐキッチンがあり、その奥に縦長の空間が続く典型的な1Kの間取り。

窓ぎわは寝室コーナー。ソファは置けないので、とベッドわきに椅子を一脚。寝る前や朝、この椅子に座ることで、スイッチが切り替わるそう。

手前は穏やかに食事を楽しむためのダイニング。一つの空間をコーナーに分けることで、生活のリズムが整うように

色や形、素材でまとめて好きなものをディスプレイ

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん 『アスティエ・ド・ヴィラット』の陶器 賃貸 インテリア

以前は背の低い白木のオープン棚を壁面収納にしていましたが、収納を見直した際に扉付きの白い棚へ変更。

「棚上は『アスティエ・ド・ヴィラット』の陶器やガラスの置物などを。一つ一つ、手に入れたときの気持ちやいただいた方を思い出す、私にとって日記のような存在です」(山本紗矢佳さん)

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん 自宅 賃貸インテリア 器プロジェクト「mont et plume」

山本さんが主宰する器プロジェクト「mont et plume」のイベントで生まれた器や作家ものの器は、食器棚の上に並べて。

「スペースが限られているので、好きなものを厳選して、数があふれないように意識しています」(山本紗矢佳さん)

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん 自宅 賃貸インテリア 「HAY」の丸テーブル

ダイニングは「HAY」の丸テーブルに球体の照明。

「壁に掛けたザルは食器の水きりかごで、使わないときはインターホンの受話器に掛けて、丸の要素をプラス(笑)」(山本紗矢佳さん)



ベッドとダイニングの間に椅子を一脚

百貨店勤務アパレルバイヤー 山本紗矢佳さん 自宅 賃貸インテリア 「マルセル・ブロイヤー」のチェスカチェア

「朝はここでメイクを、夜は読書や考えごとを。ダイニングでもベッドでもなく、椅子に座ることが生活のオンオフを切り替える儀式のようになっています」(山本紗矢佳さん)。

椅子は「マルセル・ブロイヤー」のチェスカチェア。

My home history


2008年

大阪のマンションで初めての賃貸暮らし
京都出身の山本さんは、就職のために大阪で友人とルームシェア。日当たりがイマイチの物件で、生活用品選びもいくつか失敗。暮らしで大切にしたいことが明確に。

2015年

パリで築100年を超えるアパルトマンで生活
2年間のパリ駐在を経験。好きなものを一つ一つ揃え、自分の空間をつくる楽しさを知る。同時に、友人たちが誰かの家に集まり、食事やワインを楽しむライフスタイルの豊かさに刺激を受ける。

2017年

帰国後、日当たりを重視した小さな1Kへ
パリでの経験をもとに、自分で管理できる広さをと27㎡のワンルームを選択。日本でも人を招いて食事を楽しめるようにと、ダイニングテーブルは、大きめのものをチョイス。


次回は「LEE100人隊の賃貸暮らしにも素敵なアイデアがいっぱい」をご紹介。

Staff Credit

撮影/濱田紘輔 取材・文/田中理恵

こちらは2023年LEE11月号(10/6発売)「『賃貸』でも、もっと自由にもっと自分らしく暮らせます」に掲載の記事です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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