何気ない料理を盛るだけでも、食卓がぱっと華やかに!
【イッタラ】北欧のマーケットに通うたびにカラーガラスに心を奪われて「NORR LAND」店主 古橋英子さん
2023.09.27
気取らず使えるふだんの器。なのにちょっと特別
私の暮らしの中の「イッタラ」
素敵な暮らしを楽しむ人の家でよく使われている、イッタラの食器や花器。
それは生活に自然に溶け込みながら、空間をさりげなく素敵に彩ってもいます。
今回は北欧ヴィンテージ食器と雑貨を扱う「NORR LAND」店主 古橋英子さんに、イッタラの魅力を語ってもらいました。
色ガラスコレクター
古橋英子さん
「NORR LAND」店主
東京・台東区蔵前にて、2020年から北欧ヴィンテージ食器と雑貨を扱う「NORR LAND」をオープン。年に1〜2回現地に買い付けに。https://norrland.co.jp
イッタラとは…
フィンランドの南部にあるイッタラ村で、1881年に小さなガラス工場としてスタート。1930年代以降、当時ブランドを率いていたデザイナーのアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらの「デザインは思想であり、誰にでも手に入るものにすべき」という考えのもと、モダンで美しく、しかも機能性の高いデザインが生まれました。この哲学が今もブランドに息づき、時代や国境を越え、世界中の食卓で愛されています。
吸い込まれるようなカラーガラスに心を奪われました
はじめはアラビアの陶器が好きになり、北欧のマーケットに通うようになった古橋さん。
「初めてi-401、バードボトル(写真3.)を見たとき、なんて美しい色のガラスなんだろうと、思わず見惚れました。1950年代頃のガラスは職人の手吹きで、ひとつひとつのニュアンスが異なるんです。現地に通うたび、次はどんなカラーグラスに出会えるかな、と探すのが楽しくて。実際に家で使ってみると、何気ないおつまみ料理を盛るだけでも、食卓がぱっと華やいで、明るくなるところもたまりません」(古橋英子さん)
「NORR LAND」店主 古橋英子さんのイッタラ
1.水の波紋がモチーフのアイノ・アアルトシリーズ。「1936〜38年頃に作られていたショットグラスのサイズ。
「アイノさんはグラスが手からすべらないよう波紋をつけたと言われていて、使う人への気配りを感じます」
2.いつも家で使っているのはオイバ・トイッカのフローラボウル。「この色は廃番に。現行品でも色の展開が変わることがあるので、いいと思ったら迷わずに手に入れています」
3.古橋さんがイッタラのガラスにハマるきっかけになった通称i-401、ヴィンテージのバードボトル。デザイナーは、イッタラのアイコン「i」を手がけたティモ・サルパネヴァ。
10月号の特別付録はこちら!
LEEマルシェで販売中!
Staff Credit
撮影/メグミ 取材・文/田中理恵 ※紹介している器は私物のため、現在販売されてないものもあります。
こちらは2023年10月号(9/7発売)「私の暮らしの中の「イッタラ」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年10月号現在)です。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。