新米の季節になりました。おいしいごはんを食べるためにちょっといい炊飯器が気になるときです。そこで今回はパナソニックから今年の7月に発売された、見た目がまるでコーヒーメーカーか加湿器のような、新しい切り口の「自動計量IH炊飯器」をご紹介したいと思います。便利なだけではなくて、おいしさの点でもピカイチなのがすごいのです。それでは、その魅力をたっぷりとご紹介しましょう。　

真っ白でシームレスなデザインが美しいパナソニックの自動計量IH炊飯器SR-AX1。アトリエではキッチンの水回りのそばではなく、打ち合わせスペースも兼ねたテーブルの近くのカウンターに置いてあります。まるで、コーヒーメーカーか加湿器のように見えるのは、後ろに水タンクがあるから。２kgの無洗米が入る米びつと２合分・600mlの水タンクを備え、米と水の計量から炊飯までを全自動で行うという全く新しい炊飯器なのです。

炊飯量は0.5合から2合まで（お粥のみ0.25合から）。水だけはその都度入れ直す必要がある点では、使い方のイメージもコーヒーメーカーに近いかもしれません。パナソニックの「キッチンポケット」アプリを使えば外出先でも家の中でもスマホ連携で食べたい時間に合わせて炊き上がり時間も量も炊き方も設定できます。幅18cmとスリムで湯気もほとんど出ないので置き場所にも困らないのがいいですよね。

と、ここまで聞くと「なるほど、便利そうね」と思うことでしょう。でもこの炊飯器の魅力はそれだけではないのです。

おいしいごはんを炊くための基本（必須条件）は、米と水の正確な計量にあります。10万円を超えるような高級モデルの炊飯器であっても、これが出来た前提での高温大沸騰や圧力炊きなどの独自の技が生きるのですね。さらに炊飯量がわかっているため、浸水時間や最適な火力による理想的な炊飯曲線で炊くことができるので、どの合数を選んでも感動的においしい炊き上がりになるというわけなのです。

計量カップですり切りで量ったつもりがちょっと山盛りになっていたり、反対に少し凹んでいたりしませんか？水の量もしかり。水位目盛りの通りに入れたつもりが、何だか一定しなくて炊き上がりも少し柔らかかったり、かためだったり…そんなことってありますよね。お米は無洗米を使う必要がありますが、イマドキの無洗米は本当においしいですし、研がない分、水を使わないのでエコでもあります。

新鮮な水を夜寝る前や、朝出かける前などにセットする手間はありますが、起床時間や帰宅時間に合わせて予約設定が簡単にでき、取消や変更もＯＫなので本当に便利。私はアトリエで主にランチ用に使っているので、行きの電車の中や新製品発表会が終わるタイミングなどでスマホ操作しています。炊きたてごはんでランチを食べられる幸せと言ったらありません。

炊飯モードも基本の「銀シャリ」だけでなく、かたさも好みに応じて調節できますし、カレー用やおかゆモードまで。

体調が悪いときでも、水さえ入れてあれば、ベッドに入ったまま操作しておかゆが炊けるなんて夢のようではありませんか。

炊飯するお釜の部分はそのままおひつとして食卓に持って行って使えるのもうれしいポイントです。とにかくコンパクトで軽いので、扱いもラクですし、洗うのはフタと内釜の2点のみ。最大で2合までの炊飯量なので食べ盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭向きではありませんが、夫婦2人だけとか、単身赴任中の方、それから年配のご両親への贈り物にもぴったりなのではと思います。

スマホ連携のためのWi-Fi設定もそんなに面倒ではありませんし、取説もわかりやすいので「未来的で使うのが難しそう」という心配もご無用。来春、新生活を始める方の炊飯器としてもイチオシの一台です。今後は、ファミリー向けに大きな米びつと、ウォーターサーバーのようなものを備えた「自動計量IH炊飯タワー」みたいな家電が登場する日も近いかもしれませんね。

• ブランド：パナソニック
• 商品名：SR-AX1-W

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