長く残っているもの、新しく生まれたもの、どちらも愛用
カイ・フランクが好き!「COMMON」オーナー 中村雅子さんのイッタラ愛
2023.09.20
気取らず使えるふだんの器。なのにちょっと特別
私の暮らしの中の「イッタラ」
素敵な暮らしを楽しむ人の家でよく使われている、イッタラの食器や花器。
それは生活に自然に溶け込みながら、空間をさりげなく素敵に彩ってもいます。
今回はヘルシンキでコンセプトショップを営む「COMMON」オーナー 中村雅子さんに、イッタラの魅力を語ってもらいました。
カイ・フランクが好き!
中村雅子さん
「COMMON」オーナー
フィンランドの豊かな自然とライフスタイルに魅了され、夫婦で移住して今年で20年目。ヘルシンキでコンセプトショップを営む。13歳、10歳の息子さんと4人暮らし。
イッタラとは…
フィンランドの南部にあるイッタラ村で、1881年に小さなガラス工場としてスタート。1930年代以降、当時ブランドを率いていたデザイナーのアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらの「デザインは思想であり、誰にでも手に入るものにすべき」という考えのもと、モダンで美しく、しかも機能性の高いデザインが生まれました。この哲学が今もブランドに息づき、時代や国境を越え、世界中の食卓で愛されています。
長く残っているもの、新しく生まれたもの、どちらも愛用
「イッタラなど北欧デザインに初めて触れたのは’90年代。特にカイ・フランク(イッタラではティーマ、カルティオを手がけた)のデザインには心を奪われました」。その後フィンランドに移住し、イッタラが"国民の食器"として生活に溶け込んでいる様子を目の当たりに。「国が発展途上だった時代から暮らしの質を底上げしてきた背景があり、長く愛されているデザインがある一方で、今も時代に合ったデザイナーを国内外から積極的に起用して、新しいチャレンジも続けている。その姿勢が素敵です」(中村雅子さん)
「COMMON」オーナー 中村雅子さんのイッタラ
多方面で活躍するロンドン出身のデザイナー、ジャスパー・モリソンが手がけたグラス、ラーミ ホワイトワイン。「食洗機にも気兼ねなく」
「ヴィンテージのカルティオは、現行品よりガラスが薄いのが好き。来客時にお酒を楽しみます」
10月号の特別付録はこちら!
LEEマルシェで販売中!
Staff Credit
取材・原文/田中理恵
※紹介している器は私物のため、現在販売されてないものもあります。
こちらは2023年10月号(9/7発売)「私の暮らしの中の「イッタラ」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年10月号現在)です。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。