食物繊維たっぷり!第8回はオートミールクッキー
前回のヘルシーでもちもちな「おからドーナツ」に続き、今回は食物繊維たっぷりな「オートミールクッキー」。
近藤幸子さんが教えてくれたのは、甘さ控えめで、ちょっと硬めで素朴なおいしさのクッキー。子どもだけでも簡単に作れてしまうので、夏休みにおすすめのレシピです。
ポリっとした歯ごたえが癖になり、手が止まらない! さあ、みんなで召し上がれ。
近藤幸子さんの
一緒に作ろう「おやこおやつ」
#8 オートミールクッキー
もう15年ほど作り続けているレシピです。
バターたっぷりのリッチなクッキーも好きですが、この素朴な風味と食感のクッキーが、家族みんな大好きです。ボリッと、ちょっと硬めですが、この歯ごたえが癖になり、ついつい手が伸びてしまいます。甘みも控えめなので、朝ごはんにもオススメ。
オートミールは食物繊維がたっぷり。ご飯やパンに比べて血糖値が穏やかに上昇するので、子供のおやつはもちろん、私たち世代にとっても最適です。
粉類と液体類を混ぜるだけなので、あっという間に生地が出来上がります。シンプルな工程なので、材料を少し変えたりしても大丈夫! その時あるものや気分で作れるのも良いところです。(近藤幸子さん)
混ぜるだけで簡単!
「オートミールクッキー」の作り方
材料(作りやすい分量)
A
・オートミール 60g
・薄力粉 50g
・塩 小さじ 1/4
・ベーキングパウダー 小さじ1/4
B
・ココナッツオイル 大さじ2(米油や太菜種油など好みのものでも)
・牛乳 大さじ2(豆乳に代用可能)
・メープルシロップ 大さじ2
ミルクチョコレート 25g
1 ボウルにAを混ぜ合わせる。
チョコレートを細かく刻む。
2 Bをボウルに入れて混ぜ、
1を加え、粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ合わせる。
チョコレートを加え、混ぜ合わせる。
3 天板にオーブンペーパーを敷いて生地をのせ、
濡れた手で20cm×20cm厚さ3mmぐらいになるように広げる。
4 180度のオーブンで10分程焼く。
一度オーブンから取り出し、食べやすい大きさに包丁で切る。
また更に10分ほど香ばしい色がつくまで焼く。
ボリッと、ちょっと硬めで素朴な味!
point!
*牛乳を豆乳に、ココナッツオイルを他の油(菜種油、米油、オリーブオイルなど)、メープルシロップをきび砂糖や蜂蜜にかえても。
*チョコレート以外でも、ごま、アーモンド、ピーナッツなど、お好みのものを加えてください。
*手水をあまり多くすると、水分が多くなってしまい、カリッと香ばしく焼き上がらないので注意。水の量は生地が手につかない程度で大丈夫です。
*生地を最初に分割するのではなく、焼けている途中で分割するのがポイント、このほうが、ベタベタしたりしないので効率的です。ただし、熱いので、これは必ず大人がやってください。形はスティック状にしたり三角にしたりお好みで。
*余ってしまったオートミールは、ハンバーグのつなぎにパン粉がわりに使ったり、スープに加えてとろみを加えたり、いろいろと使えますよ。
子どもの感想、反応は?
「オートミールってなんでこんな形なの? お米なの? 匂いは?」と興味津々だったね(近藤さん)
クッキーを伸ばすところが、ねんどみたいで楽しかった! ちょっと硬いけど、いっぱい噛むとおいしくなってくるね(妹)
子どもと一緒にチャレンジしてみてくださいね。
次回はどんなおやつのレシピかお楽しみに!
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。
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