LEEカジュアルをけん引する人気スタイリスト石上美津江さん。実は、私服は好きなものを着続ける「ワンパターン主義」！
そこで、石上さんのワンピースを主役しした1週間コーデに密着。自分が心地よくいられるスタイルを極めるアイデアをぜひ参考に！
教えてくれたのは？
スタイリスト 石上美津江さん
ベーシックやトラッドをベースに、甘さとトレンド感を絶妙なさじ加減で取り入れたスタイリングで熱い支持を集める。
●Instagram：ishigamimitsue
Mitsue’s comment
涼しくて気軽に洗えるコットンフレアワンピは、レイヤードして一年中着るMY定番アイテム。ちょっとよそ行きに見えるフレンチシックな黒ベースが基本です。この夏、柄物が増えたのが自分にとってはすごく新鮮！
One-piece：Preloved（vintage）
体をきれいに見せてくれる褒められ率No.1の＂シンデレラワンピ＂
「先輩スタイリストの大平典子さんが、ヴィンテージショップ・プレラブドのインスタでこのワンピを見て〝ガミちゃんに似合うんじゃない？〞と教えてくれたシャツワンピ。店頭で試着してみたら、形も丈も私の体にあまりにぴったりで〝シンデレラワンピ〞と命名。
細かなギンガムチェックや、丸衿、袖の長さ、私にとってすべてが完璧なんです。3年前に購入して以来ずっとスタメンで、ここぞという日に自信をくれる絶対的な相棒です」（石上美津江さん）
●basket：eb.a.gos
●tote bag：ST.JOHN
●watch：Cartier
●earrings：CADEAUX
●shoes：Repetto
One-piece：Khadi&Co.
動くとフワッと広がって気分も雰囲気も華やぐ、＂可愛げな黒＂に夢中
「手紡ぎによるインド綿を贅沢に使いハンドメイドで仕上げられたワンピは、お気に入りのパリブランドのもの。去年はサイズがなくて諦めていたのですが、一年越しで手に入れました。
オープンカラーと高め位置からふんわり広がるシルエットが魅力で、品よく軽やかに着映えるんです。中に白Tを入れると顔がパッと華やぐし、なにより少しカジュアルなほうが自分らしいかなって。籐バッグとストライプのサブバッグで、遊び心も忘れずに」（石上美津江さん）
●T-shirt：Oblada
●basket：eb.a.gos
●tote bag：R＆D.M.Co
●sandals：LEMAIRE
One-piece：THE SHINZONE
フェミニン度満点の花柄ワンピをスポーツMIXでこなれさせて
「ほんのり落ち感があるセミフレアシルエットと花柄の組み合わせが、私史上最高にフェミニンなデザイン。一枚で着るには少し照れがあるので、春から引き続きマイブームのシャカシャカアノラックをレイヤードして、スポーツMIXを楽しんでいます。
モノトーン×ダークグリーンの配色、キャップやスチール時計など、そこかしこにハンサムな要素をプラス。ソックス合わせの重めな足元も、スカート丈が短めだからバランスがいいんです」（石上美津江さん）
●anorak：TWOKNOP（POLO RALPH LAUREN vintage）
●watch：SEIKO × Shinzone
●cap：THE SHINZONE
●bag：RUOHAN
●socks：AURALEE
●boots：ROA
One-piece：Khadi&Co.
甘めフリルの黒マキシはTシャツ×デニムとヘルシーに楽しむ！
「日常に取り入れやすい甘さと〝新しいのにレトロ〞なしつらえに惹かれて、ジャーナルスタンダード ラックスで購入。身頃のプリーツとストラップのフリル使いがすごく凝っていて、細やかな職人技にグッときます。
中にコンパクトな白Tやデニムを合わせて着崩すのも、私が甘めワンピを着るときの常套手段。盛り上げ役として、仕上げに華やかな柄や色のエコバッグをプラスします。小花柄の布バッグは、子どもっぽくならずに洒落る大胆な大きさがポイントです」（石上美津江さん）
●T-shirt：Oblada
●pants：Preloved(LEVI’S vintage)
●basket：eb.a.gos
●tote bag：Véritécoeur
●sandals：NICOLAS LAINAS
One-piece：INJIRI
おしゃれ心をくすぐるディテールが満載！ 重ね着前提のキャミワンピ
「上半期いちばん着たのがこのワンピ！ もともと、異国情緒ただようデザインのキャミワンピが大好きなのですが、水玉がいびつなところ、この身幅に対してストラップが極細なところ、切り替えにピンクのステッチが入っているところなど、小粋な遊び心がたまらないんです。
今年は断然リンガーTとの重ね着が気分。新鮮味が増すし、黒ワンピとなじませやすくて品が出ます。キラッとしたバッグとロゴスウェットのグリーンを楽しげなアクセントに」（石上美津江さん）
●T-shirt：Oblada
●sweat shirt：TWOKNOP(Champion vintage)
●watch：SEIKO × Shinzone
●bag：Suryo
●sandals：Paraboot
One-piece：TWOKNOP（miicollection）
開放的な夏にこそ着たいカラフルな花柄も、黒ベースならシックに決まる
「柄の雰囲気、配色、袖のフォルム、切りっぱなしの衿元と、どこをとってもセンスがよく、〝おばあちゃんになっても着たい！〞と思っている大切な一着です。実は同じデザインの色違いを2年前から愛用していたのですが、今季この新色をお迎えしました。
ベースが黒なので、年齢を重ねながら楽しんでいける花柄だと思います。赤いレペットを合わせた可愛げな装いに、インの白Tやミリタリージャケットでやんちゃさを足すのが定番」（石上美津江さん）
●jacket：Socienty Finch
●T-shirt：THE SHINZONE
●watch：Cartier
●basket：yuko gomyo marche
●shoes：Repetto
One-piece：Véritécoeur
ガーリーなギンガムチェックはトラッド小物で引き締めて芯のある甘さに
「このギンガムチェックのシャツワンピに出会った瞬間、イメージしたのは自分のスタイルを持つおしゃれなパリっ子。気持ちローウエストで丈は床スレスレ、着るとほどよくルーズな感じがたまらなく可愛くて。信じられないくらい重いんですけど（笑）、このボリューム感だからまったくほっこりしないんです！
トラッドな黒レザーのストラップシューズとバッグ、メガネで引き締めて、私が常に理想としている〝ただ可愛いだけじゃない芯のある甘さ〞に導きます」（石上美津江さん）
●glasses：BuddyOptical
●leather bag：ARTS & SCIENCE
●tote bag：R & D.M.Co
●shoes：Palanco
他にも「大人の夏カジュアルはもっと自由でいいんです！」を公開中！
次回は、「人気スタイリストの最愛アイテム『兵藤さんの週7パンツ』編」をご紹介。
撮影／森脇裕介（人物） 魚地武大（TENT）（物） ヘア＆メイク／山口春菜（石上さん分） 取材・文／榎本洋子（TENT） 撮影協力／Good good not bad
こちらは2023年LEE8・9月合併号（7/7発売）「大人の夏カジュアルはもっと自由でいいんです！」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（掲載当時）です。
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