エッセイスト、ライター 井筒麻三子さんの「好き」に囲まれたパリの暮らしを拝見!
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2023.07.07
LEEが憧れるライフスタイルのお手本は、いつもパリから!
「好き」に囲まれたパリの暮らし
創刊当初からLEEはライフスタイルのお手本として、パリを幾度となく取り上げてきました。それはフランスの人々が〝私らしさ〟や〝好きなもの〟を大切にして楽しむ達人だから。
そして、そんな環境に刺激を受けた現地の日本人には、さらに私たちが取り入れやすいヒントがいっぱい。コロナ禍を経て久々に海外へ目が向く今、最新のパリから学びたい、暮らしのエッセンスをレポートします!
パリのセンスあふれる暮らしぶりは創刊以来、ずっとLEE読者の憧れ!
(上)1992年巻頭大特集は「生活のパリ」。創刊当初からフランスに注目。
(上左・左)狭い家、子どもがいるLEE世代家庭など、リアルなのに洗練されたパリのお部屋ルポは毎回大好評!
エッセイスト、ライター 井筒麻三子さん
「私たちらしさにあふれた個性的なインテリアが何より楽しい」
コロナ禍を機に、フォトグラファーの夫とともに始めたYouTubeチャンネルが大人気となり、そのライフスタイルに世界中から注目が集まる井筒さん。ご夫妻が愛猫2匹と暮らすのは、パリ東部“ヴァンセンヌの森”からほど近いアパルトモンです。
「わが家は新建築と呼ばれる1970年代の建物で、内見に来たときは、正直ピンとこなかったんです。でも、パリでは稀有な、日当たりと間取りのよさなどの快適さが決め手になりました」
シンプルな室内にオリジナルなアクセントを添えるきっかけとなったのが、蚤の市で見つけた壁付け棚との出会い。思いきってリビングに設置してから、壁のディスプレイを楽しめるように。ほかにも、照明やカーテンを付け替えたり、ラグを加えたり……と手を加えるうち、今のオリジナルなテイストにたどり着いたと言います。
また、YouTubeを始めてから、取材のためパリジャンの自宅を訪問することが増え、“ものがたくさんあっても素敵にまとまる”ことを体感したそう。
「日本の住まいは隠す収納が多いけれど、パリへ移住してから私もどんどん見せちゃう派になりました(笑)。すっきり感は求めていません。自分の好きなものがあふれていて、そこに使い込まれた古いものが調和している。そんな個性ある暮らしが断然豊かだと思うから」(井筒麻三子さん)
コロナ禍中に夫婦で始めたYouTubeチャンネル『GOROGORO KITCHEN』が人気を博すパリ在住の井筒麻三子さん。夫と猫2匹と暮らすアパルトモンのリビングには、アートや小物など、個性豊かな愛用品があふれている。
エッセイスト、ライター
井筒麻三子さん
Mamiko Izutsu
出版社編集部勤務を経たのち、フリーランスの編集&ライターとして活動。2014年渡仏。執筆活動と並行して、’20年からYouTube『GOROGORO KITCHEN』を開始。Instagram(mamigorota)
YouTubeチャンネル『GOROGORO KITCHEN』は現在登録者数が36万人超!
今年春、著書『GOROGORO KICHEN 心満たされるパリの暮らし』(講談社)を上梓。
コンパクトな部屋だからこそ「壁」をディスプレイにフル活用も
「蚤の市で見つけた飾り棚がきっかけで、壁のディスプレイを楽しむように。日本に住んでいた頃は壁に穴をあけることに抵抗がありましたが、今ではLDから寝室、玄関までがウォールギャラリー(笑)。常に目に入る場所だから好きなものを飾るとハッピーになれます」
寝室の壁には、フレームの形がお気に入りのアンティークミラーを中心に、リトグラフや小鳥のオブジェなどを飾って。
かごさえあれば、収納にもインテリアにも
「子どもの頃から筋金入りのかご好きでしたが、買い物など実用に使っている人の多いフランスに住んで、さらにコレクションが増えました。買い出しやお出かけにはもちろん、収納できるインテリアアイテムとして部屋に置き、薬などこまごましたものの小物入れとして使っています」
本来の使用目的は不明ですが、わが家の猫のサイズにぴったり!
掃除機のパーツやコンセントなどもかごにしまえば生活感なし。バンダナでおしゃれにカバー。
アンティークのバスケットは、おやつ入れとして活用。
大もの家具こそ“アンティーク”を選べば、味のある部屋にも
「長年探していた食器棚とテーブルは、パリのブロカントショップでわが家のダイニングにぴったりなものを見つけて購入。この2つの家具のおかげで、新建築の住まいが、一気に味わいある雰囲気に変身しました」。
そのほか、椅子やミニテーブルなど小家具や照明も、古いものばかり。
リビングのシャンデリアもアンティーク。家具や照明は、発送してもらえたり質がいいものに出会える確率も高いので、蚤の市よりセレクトされた〝ブロカントショップ〞で探すことが多いそう。
花や観葉植物をたっぷり日常に。家の中がより豊かになりました
芍薬を緑色の花器に。マルシェで買った2~3種類の花を生けることが多いそう。
ベランダの花を愛でる(!?)愛猫トラ。
次回は、【エッセイスト、ライター 井筒麻三子さんのパリ暮らし】パリで出会った小物の飾り方や、お気に入りの食器などをご紹介!
撮影/Yas 取材・原文/鈴木ひろこ
こちらは2023年8・9月合併号(7/7発売)「「好き」に囲まれたパリの暮らし」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年8・9月合併号現在)です。
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