全国で8番目のおもちゃ美術館としてオープン
先日『私のウェルネスを探して』の取材で訪れた檜原村。そこでお邪魔させてもらった『檜原 森のおもちゃ美術館』がとても良い施設でしたので、紹介したいと思います。
『檜原 森のおもちゃ美術館』は、2021年11月にオープンしました。東京の四谷にある『東京おもちゃ美術館』とは姉妹関係にあり、全国で8番目のおもちゃ美術館として開館しました。ちなみに全国には11のおもち ゃ美術館があり、12番目が今年高知県の佐川町に開館予定です。
館内では地元・檜原村産の木をふんだんに使用
『檜原 森のおもちゃ美術館』で使用されている木のほとんどが、檜原村で育った木が使われています。施設は、1984年まで使用されていた旧北檜原小学校跡地を活用。施設内には小学校の音楽室で使われていた五線譜入りの黒板がサインに使われていたり、校庭に生えていたイチョウの木を柱に使ったりと、小学校の大切な思い出が引き継がれています。
施設は2階建てです。入口で靴を脱いで入った後、受付で入館料を支払い、1階の遊び場へ進みます。
檜原村の里山の地形をモチーフにした「山ひろば」
広々した1階の遊び場「山ひろば」は、檜原村の里山の地形をモチーフにした造りに。木のたまごのボールプールは、北秋川をイメージ。床はヒノキ材で、木に囲まれた空間に所狭しと木のおもちゃが並びます。
・木のたまごのボールプール
・大根、タケノコ、キノコなどの収穫体験ができる木のおもちゃ
・すべり台
・トンネル
・ボルダリング
体を動かしながら遊べる木のおもちゃがたくさんあります。「山ひろば」の頂上にあるシンボルツリーには、檜原村の特産・柚子がなり、収穫のごっこあそびができます。壁には大きなイチョウの木があり、イチョウの葉がマグネット式で、自由に取り外して遊べます。
指先を使い想像力を育める木製の知育玩具がいっぱい
1階の「山ひろば」の横には、「森ひろば」「ごっこひろば」のコーナーも。それぞれの場所に
・お料理やお買い物ができる“ごっこ遊び”ができるおもちゃ
・薪割りやピザ作り(ピザ窯も)ができる木のおもちゃ
・木の幹に隠れたひっつき虫を捕まえるおもちゃ
など、指先を使ったり、想像力を育むおもちゃが所狭しと並びます。
2階への踊り場にはログハウスが。その中にあるネットトンネルを通って、2階へ上がることもできます。2階には、けん玉やコマ、メンコなどの昔の遊びができる「でんしょうあそびひろば」、3歳未満の子供向けの「赤ちゃん木育ひろば」があり、小さな赤ちゃんも安心して遊ぶことができます。
2階の企画展示室には世界の民芸おもちゃがずらり
個人的にとても面白かったのが、2階の企画展示室。東京おもちゃ美術館の収蔵品から厳選した世界の民芸おもちゃが数多く並んでいました。ショーケースにずらりと並ぶ、小さなおもちゃの世界に引き込まれました。
親子で一緒にモノづくりをしたい人は、「木工室」へ。木のミニカー作りやボールプールに入れる木のたまごの刻印体験などができます。
地元食材をたっぷり使ったカレーや定食が食べられる
お腹が空いたら、2階にあるミュージアムカフェ『さとやま食堂』で休憩を。檜原村公式キャラクターの「ひのじゃがくんホットケーキ」や、檜原村の食材をたっぷり使った「さとやまカレー」「さとやま定食」、小腹が空いた時にはアイスクリームやマフィン、ケーキなどの軽食もいただけます。
ミュージアムショップ『くるちょい』では、オリジナルの木のおもちゃを初め、木のある暮らしを楽しめるようなアイテム、小物が揃います。檜原村のおみやげ探しにもいいですね。
木に囲まれながら、丸1日たっぷり楽しめる『檜原 森のおもちゃ美術館』。どんな天候でも遊べる施設なので、梅雨時期などこれからの季節のお出かけにもうってつけの場所です。ぜひ訪れてみてくださいね。
檜原 森のおもちゃ美術館
住所:東京都西多摩郡檜原村小沢3783番地
開館時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
休館日:木、年末年始他
料金:
おとな (中学生~65歳未満)1000円
こども(6カ月~小学生まで) 700円
シニア(65歳以上)500円
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武田由紀子 Yukiko Takeda
編集者・ライター
1978年、富山県生まれ。出版社や編集プロダクション勤務、WEBメディア運営を経てフリーに。子育て雑誌やブランドカタログの編集・ライティングほか、映画関連のインタビューやコラム執筆などを担当。夫、10歳娘&7歳息子の4人暮らし。