父と楽しむ春山登山~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすVol.31~【LEE DAYS club clara】
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LEE DAYS リーデイズ
2023.05.24
昨年80歳を迎えた父は、仕事をリタイヤするまでずっと仕事一筋。家でのんびりくつろぐ父の姿は幼いころのわたしの記憶にはありません。そんな父と一緒に出かけたりいろんな話ができるようになってきたのは大人になってからのことです。
還暦を過ぎてからの父の新しい挑戦
父が仕事をリタイヤするとなった時、「無趣味だからこのままずっと家に籠るようになったらどうしよう……!」と本気で母は心配していました。そんな母の心配をよそに、リタイヤ後は夫のお古のマウンテンバイクでシルバー大学に通い始め、そこで始めた陶芸や卓球、登山を今も(というよりは最近は更に精力的に、母曰く残された時間を惜しむかのように)楽しんでいるとのこと。
中でも仲間たちと始めた山登りにすっかり魅せられ、季節を問わず日本全国の名山を目指し定期的に出かけているようで、家族の中で一番忙しいのは父なんじゃないかと本気で思うくらい、いつも家にいません(笑)。
時折そんな父から家族グループラインに山の写真が短いメッセージと共に送られてきます。

本日も四国の石鎚山からの写真が!
山小屋を2泊3泊と連泊しながら、山を縦走することもしばしば。年齢と共に体力的なことを含め母は心配しているようですが……。
「いつか挑戦してみたい!」とわたしが密かに憧れている槍ヶ岳へ、父が登頂したのは70代の時でした。今も名峰の数々に果敢に挑戦、制覇し続けている父のことを心からすごいな、と尊敬しています。
幾つになっても自分に限界を決めつけず新しいことにトライし、そして人生が楽しい!と言う両親の姿から学ぶことは多く、あんな風に歳を重ねていけたらいいな、といつも感じています。
父との登山計画
そんな父に「機会があれば一緒に山に登ろう」と声をかけていたのですが、コロナの影響もありなかなか実現せずにいました。今年に入ってようやく情勢も落ち着き、お天気に恵まれた先日のゴールデンウイークを利用して、日帰り登山に行ってきました。

メンバーは父とわが家4人家族(わたしと夫+子ども2人)の予定でしたが、急遽、妹家族(妹夫婦+姪)も参加することになり、総勢8名で行ってきました。
普段から運動不足で体力に自信のない私と妹のために(笑)、父が近場の低山を中心に候補をいくつか挙げてくれた中から、今回は山頂からの景色が素晴らしいとのことで、奥多摩にある「三頭山」を目指すことにしました。
いざ、三頭山へ!
登山口の「都民の森」を目指し朝早く出発したのですが、案の定渋滞に巻き込まれ、予定を過ぎての到着。すでに駐車場もいっぱいでしたが、なんとか妹家族と合流できました。
幾つかあるルートの中から、高低差と距離を考慮し今回は「ブナの路コース」を巡ることにしました。

山頂まで1番早いルートで、走行時間は4時間。日帰り登山にはちょうど良いコースでした。

ルート確認をする父。このチェックのシャツは弟からのプレゼントで、お気に入りの様子。しょっちゅう着ています(笑)。
歩き始めてしばらくは、木製チップが敷き詰められた歩きやすい遊歩道が続きます。父と「さすが東京都、こんなところにもお金をかけていて贅沢だねぇ」などと言いながら足取り軽く歩き出しました。

後から調べたところこちらは「森林セラピーロード」として認定されているそうです。この日はお天気も快晴、木漏れ日が最高に気持ちよかったです!
途中、オオルリやウグイスの可愛らしい鳴き声を聞きながら爽やかな山の空気を存分に楽しみました。
また見頃を迎えた「山藤」や「山つつじ」が所々できれいに咲いていて、思わず足を止めてはみんなで写真に収めました。

こちらは山つつじ。鮮やかな色がキレイ。

ヤマシャクヤクの群生も見頃をむかえていました。
しばらく行くと三頭大滝があり、橋の上で記念撮影をすることに。

中学生の姪が自撮り棒をもっていたので、人生初の自撮り棒の撮影にもチャレンジ。8人全員をうまく収めるのにあぁでもない、こうでもないと四苦八苦していたところ、別の登山客の方が声をかけて下さり、無事記念写真を撮影できたのもいい思い出です。
この後は細い登山道が続き、父が先導し一列になって進みました。山道に入った途端はぁはぁと息が上がり、キツイ~と音を上げそうになるわたしとは対照的に、一定のペースで黙々と山道を登っていく父。
「最近、昔ほど足が前に進まなくなった」と言いながらも、みんなの様子を気遣いちょうどよいタイミングで休憩も取りつつ、予定時間通りに山頂までアテンドしてくれました。しっかりとした足取りで歩みを進める父の背中は逞しく、一緒に登山を楽しめていることが何より嬉しかったです。

途中「ご家族みなさんお揃いでいいですねー」と色んな方に声をかけられました。そのたびに「大所帯ですみません」と言いながらどこか嬉しそうな父の様子をみて、みんなで来られてよかったなぁと心から思いました。
山頂にて
山頂に着くと、雄大な富士山が目の前に!ここでもみんなで記念撮影をしました。
各自で用意してきたお弁当の時間です。「山で食べるカップラーメンは最高!」と信じて疑わないわが家の子どもたちとは正反対に、父のお弁当は母お手製のお弁当(出汁巻卵、鶏肉の香草焼き、蕗の煮物など)が小さなパックにきれいに詰められていました。いつも母のお弁当を持って山に行くそう、羨ましい限りです。
食後にはこれまた母お手製の甘いもの、豆大福やクッキー、小さなチョコレートケーキなど、わたしたちの好きなものがちゃんと用意されていました。(普段からわたしたちの好物を作っては定期的に送ってくれる母に改めて感謝です)。コーヒーを淹れながら甘いものでエネルギーをチャージし、下山に備えました。
下山時
下山時にブレーキをかけながら下るのがわたしは苦手で、いつもつい足に力が入ってしまいだんだんペースが遅くなってしまいます。そんなわたしを尻目に中高生の子どもたちは「後ろ向きの姿勢が疲れない」だの「走ったほうが楽!」とついには走り出す始末……。若いってすばらしいですね(山道を颯爽と走るトレイルランを楽しまれている方も途中でお見受けしました、本当にすごい!)。

元気な父の後ろ姿!三頭山には大きさ順にランキングされた木の標識もあり、探しながら歩く楽しみも。
わたしは久しぶりに会う妹とお互いの仕事のことや子どもたちのことなど、おしゃべりを楽しみながらマイペースに下りました。実家でみんなが集まってもなかなかゆっくりと話す機会もなく、今回そんな時間を持てたこともよかったなと感じています。
歳を重ねるごとに大人たちの仕事のスケジュールや子どもたちの部活などの都合で、家族みんなの予定を合わせることも難しくなってきましたが、みんなが元気なうちにまた機会を見つけてどこかの山へ登ろうと話して別れました。

今回も登山アプリYAMAPが活躍!事前にルートをダウンロードしておくと便利です。
登山を終えて
帰りは奥多摩湖を周回して温泉にでも入ろうと話していたのですが、父もわたしも疲れ切ってしまい瞬時に爆睡……(文句も言わずいつも運転に徹してくれる夫に感謝です、ありがとう!)。
今回のお礼に父には登山用の靴下(ダーンタフというメーカーのもの。穴が空いたら保証します!というくらい丈夫なのです。わたしも愛用していますが、本当に穴が空きません!)をプレゼントしました。
これからも父には身体には気をつけて、そして無理のない程度に!趣味の時間を思う存分楽しんでほしいと願っています。
そしてまた家族みんなで、父との登山に出かけたいと思います。ささやかでも楽しいひと時を過ごすことで、私なりの親孝行ができれば……と願った穏やかな春の一日でした。元気で長生きしてね、お父さん。
家族で秋の尾瀬をトレッキング 大自然の中で過ごす1泊2日~五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.16~【LEE DAYS clara】
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