【アートギャラリーのようなキッチン】こだわりの調理台や、見渡しやすい引き出し収納など、ショップオーナー 石谷唯起子さんのお宅拝見!
-
@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2023.04.30
ごはんを作って食べて、片づけて。毎日使うキッチンは、生活の中心とも言える場です。便利に使える収納や動線はもちろん、全体のデザインやディテール、そこに集められた器や道具の1つ1つまでととのったキッチンを楽しむ、ショップオーナー 石谷唯起子さんにお話を伺いました。生活だけでなく、心までととのう素敵なアイデアがいっぱいです。
「キッチンらしさを限りなく消し、気持ちが落ち着く空間に」(ショップオーナー 石谷唯起子さん)
まるでアートギャラリーのようなたたずまいのキッチン。ここは2年前に新築した石谷さんの一軒家です。
「キッチンは壁付けにして、あえてリビングから丸見えになるつくりにしたんです。ものが出ていると気になってしまうから、面倒でも棚にしまうようにと、自分を追い込みました(笑)」。
長女を出産した頃、マンションをフルリノベーションして住んでいた石谷さん。当時はリビングとの対面キッチンで、見せる収納にしていたそう。「でもごちゃっと見えるのがストレスで。前回の教訓を生かして限りなくキッチンらしさを消して、リビングの一部に溶け込むようにしたかったんです」。キッチン台は壁一面に、まさにリビングの家具のように造作しました。
「作家さんの器を扱う仕事柄もあって、器が見えていると並べ方などが気になって落ち着かないので、食器棚は置かず、食器はキッチン収納に入る分だけと決めたんです。子ども用のプラスチック器もやめて好きな器だけを使うことにしたら、食事がより楽しくなりました」(石谷唯起子さん)
3階建ての2階全体をLDKにし、壁一面をキッチンに。コンロの右側は壁を設けて収納スペースにし、カトラリーや消耗品などを。冷蔵庫はリビングから見えない位置に
ショップオーナー 石谷唯起子さん
PROFILE
東京・世田谷の松陰神社駅前商店街で、有名無名を問わず、センスの光る器やアパレルなどを集めたショップ「This___」を営む。夫、11歳と6歳の姉妹、猫2匹と暮らす。
絵やオブジェをディスプレイする場にも
「壁の端から端まで棚にして、流れるような見た目を意識しました。シンクの左側は飾る場です」。陶芸家・山田由起子さんの花器やランプ、ニュージーランドの「Walk In The Park」の木のオブジェなどを
濾過した水は、有永浩太さんのボトルに入れて常備。キッチンペーパーは海外サイトで見つけたホルダー、食洗機用のタブレット洗剤は、大理石の容器に
ディテールを工夫して家具のようなキッチンに
キッチンの扉は調理台よりもほんの少し高くなっています。これは石谷さんのこだわり。
「リビングから調理台がどーんと視界に入るのを避けたくて、目隠しの役割をしています。ここに手をかけて扉を開けられるので、取っ手をつけずに済んで見た目もすっきり。調理台の手前側のふちは、粉や液体が内側からこぼれないように立たせました。数ミリの差ですけど、力を注いでよかった!」
冷蔵庫は当初キッチンの並びに配置する予定でしたが、リビングからの死角になるように斜め後ろに位置を変更
上から見渡せる引き出し収納で出し入れが快適
シンク下は上段にお椀や小鉢、下段は大皿を収納。「大皿は重たいので重ねるより縦にしたほうが出し入れが簡単。深さのある引き出しにして正解でした。たためるザルやスポンジが入る、浅めの収納も役立っています」
鍋やフライパン収納は引き出せる板で、より見渡しやすく
石谷唯起子さんの
ととのう器
「ゆがみがあったり、ニュアンスのある色使いの器が好き」と石谷さん。辰巳香さんの淡いピンクがかった丸皿や、十場あすかさんのオーバル皿、取っ手が細くて大きなポルトガルのマルガリーダ・ファブリカのマグカップは毎日愛用
【家族が笑顔になるキッチン大賞】豪華賞品も!インスタやWebから簡単に応募できます!撮影/大森忠明 馬場わかな イラストレーション/別府麻衣 取材・原文/田中理恵
こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「「ととのうキッチン」が暮らしの中心」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年4/7発売LEE5月号現在)です。
▼「キッチン」関連記事はこちらもチェック!
@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。