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「ととのうキッチン」が暮らしの中心

【ムダのないキッチン】築30年超マンションをセミオーダーした収納でストレスフリーに!時産アドバイザー マキさん

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2023.04.22

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動線、しまい方、 愛着のわく道具や器……「ととのうキッチン」が 暮らしの中心

【家事動線】できるだけ少ない動きで完結できるムダのないキッチン/シンプルライフ研究家 時産アドバイザー マキさん

ごはんを作って食べて、片づけて。毎日使うキッチンは、生活の中心とも言える場です。便利に使える収納や動線はもちろん、全体のデザインやディテール、そこに集められた器や道具の1つ1つまでととのったキッチンを楽しむ、シンプルライフ研究家/時産アドバイザー マキさんにお話を伺いました。生活だけでなく、心までととのう素敵なアイデアがいっぱいです。

 

「できるだけ少ない動きで完結できる、ムダのない動線に」(シンプルライフ研究家/時産アドバイザー マキさん)

子どもの成長に合わせて子ども部屋が必要になり、2LDKのマンションに昨年引っ越したマキさん。

「以前はコンパクトな家に住んでいたので、一般的な広さのキッチンに戸惑いました。ストック食材を買いすぎて賞味期限を切らしたり、面積が増えた分、掃除に時間がかかったり……広ければいいわけじゃなく、自分が管理できないと意味がないと痛感しました」。

何がどこにあると使いやすいか、自分の動きを振り返りながら配置を決め、それに合わせた収納グッズを探すなど、改良を重ねる日々。そんなとき、リクシルの背面収納「カノール」が、自分の家にも合いそうだと気づいて導入することに。

「自分で棚の幅や高さを選んだり、扉や引き出しのありなしを決めたりとセミオーダーできる家具なんです。一番手が届きやすいところは扉なしのオープン収納にして、振り向いたら食器を手に取れるようにしました。ほかにもごみ捨てなど、最小限のアクションで作業が成立する仕組みを作れたことでストレスフリーなキッチンになりました」(マキさん)

シンプルライフ研究家/時産アドバイザー マキさんのキッチン

PROFILE
オンラインサロン「シンプルライフ研究会」を主宰し、心地よい暮らしの工夫を発信。YouTubeチャンネル「エコナセイカツ」も好評。夫と中学生、小学生の姉妹の4人家族。https://www.econaseikatsu.com

キッチン

築30年を超えるマンションで、当時主流だったと思われる半個室型の対面キッチン。ダイニングとの仕切り壁には窓がついている

キッチンの間取り

キッチンの背面には冷蔵庫と幅150cmの背面収納をセット。シンクで食器を洗って乾かす→戻す、料理をする→食器を手に取って盛りつける、という作業が0歩で完了!

使用頻度の高いもの、すぐ消費するものはすぐに目がいき、手が届くところに配置

キッチン

「魅せる」と「しまう」、両方の収納を好きにセミオーダーできるリクシルの背面収納「カノール」。オーブンレンジや電動調理鍋など、家電類は下のほうにまとめ、ダイニング側から見えない配置に

マキさん

使用頻度の高い食器は、調理台の真後ろの、目も手も届きやすいオープン棚に収納。「調理台で食材を切り、盛りつけるときにすぐ手に取れる配置です。振り返るだけなので、ささっと作業が進みます」

キッチンの棚
キッチンの出入口からすぐの棚は、買い物から帰ってきた後の食材の一時置き場にするため、フリースペースにしてあります。

「ほかにも、お菓子やフルーツなどをいただくたびにどこに置こうかと迷わないように、仮置き場としても役立っていて、散らかり対策になっています



上下の棚は、ものを詰め込まずグッズを使ってフル活用できるように工夫

キッチンの吊り戸棚
「私の身長だと吊り戸棚で手が届きやすいのは最下段だけ。よく使う保存容器は中央に置いて、少し扉を開けて取れるようにしています」。上は備蓄食材を保管

キッチンの吊り戸棚
「中の仕切り板を外してキャンドゥの『回転テーブル』を置き、バルサミコ酢など、たまに使う調味料を並べています。奥のものもくるっと回してぱっと取れます」

シンク下の浅い引き出し

シンク下の浅い引き出しは保存袋などの消耗品、深いほうは資源ごみ入れに。ペン立てケースに使用済み乾電池を。「立ち位置の下の引き出しは、調理中に開閉しなくていいものを収納しています」

コンロの下はラックを設置して、レトルトなど常備食材を収納

コンロの下はラックを設置して、レトルトなど常備食材を収納

たまに使うもの、見た目がごちゃっとするものは扉の中に

背面収納の一番高い部分
「背面収納の一番高い部分は、扉をつけて隠せる収納にしました」。

片側は内部に棚板をつけず、レシピ本や水筒など背の高いものの収納コーナーに。目線のちょっと上の高さは、意外と使いやすいです!」

下段は引き出し収納
下段は引き出しにして、たまに使う食器やお弁当箱グッズを収納。

「特にお弁当の容器は子どもでも手に取れるように下にしました。家族もよく使うのか、主に自分だけが使うのかを考えて、収納の位置を決めました」

トレイを活用することで、キッチンとダイニングテーブルの往復を最小限に

トレイを活用することで、キッチンと ダイニングテーブルの往復を最小限に
対面型のキッチンは、ダイニングテーブルまで回り込む必要があり、配膳の動線はあまりよくないとマキさん。

「仕方ないことなので、往復する回数を減らすためにトレイをフル活用しています。それから、娘たちのおやつはキッチンではなく、ダイニングテーブルわきのチェストに収納しています。食べる場所の近くにあるほうが子どもも便利だし、私もキッチンに出入りされずに気がラクです(笑)」

朝食はワンプレート

朝食は1トレイにワンプレートが定番。「片づけも洗い物も、短時間で済みます」

マキさんの
ととのう台所道具

2合炊きの炊飯土鍋と多用途鍋

2合炊きの炊飯土鍋はコンパクトで、直接冷蔵庫に入れたり、レンジで温め直しもOK。「エコナセイカツ」オンラインショップで販売。左はシャンブルとコラボした多用途鍋。「汁物のほかに揚げ物や煮物にも」

スタンダードプロダクツのホットサンドメーカーと曽祖父が使っていた鉄瓶も愛用

スタンダードプロダクツのホットサンドメーカーと曽祖父が使っていた鉄瓶も愛用

【家族が笑顔になるキッチン大賞】豪華賞品も!インスタやWebから簡単に応募できます!

次回は、【「ととのうキッチン」が暮らしの中心】まるでアートギャラリーのようなたたずまいのキッチン。ショップオーナー石谷唯起子さんのお宅を拝見!

撮影/馬場わかな イラストレーション/別府麻衣 取材・原文/田中理恵

こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「「ととのうキッチン」が暮らしの中心」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2023年4/7発売LEE5月号現在)です。

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