#54/クリーン&スピード加湿が魅力の愛用加湿器3選
「ティファール」「レコルト」「シリウス」
冬真っ盛り、乾いた空気に悲鳴を上げている肌やノドのために加湿器は必須です。それに湿度が低い環境はウイルスの大好物。50~60%程度の湿度を保っておきたいですよね。 湿度が高いと同じ室温でも体感温度が上がるというメリットもあります。とはいえ、数ある製品の中からどれを選んでいいのかわからないという声が多いのも加湿器。そこで自宅とアトリエで愛用している加湿器を3つご紹介! 加湿器の種類や特徴についてもお話しますね。
目次
スチーム式、超音波式、気化式に加え、ハイブリッド式の4種類
まずは加湿器の種類とその特徴について簡単にご紹介しましょう。加湿器には、大きく分けると「スチーム式」「超音波式」「気化式」の3種類ありますが、ヒーターを組み合わせるなどさらに進化した「ハイブリッド式」も最近増えてきています。
それぞれの特徴は、下記の通りです。
・スチーム式:やかんや電気ポットでお湯を沸かしてその蒸気で加湿するようなイメージ。沸騰によって除菌できるので衛生的なことや温かなスチームによって室温も上がり、心地よく使えるのがメリットです。一方、消費電力が高いため、電気代がかかることや高温のスチームによる火傷の危険性や、万が一、倒してしまった場合にお湯がこぼれる恐れも。安全面に配慮したモデルが人気です。
・超音波式:超音波振動子によって水を振動させてミスト化させ、空気中に放出させる方式。フィルター等がなく、価格も比較的安価なのが人気の理由ですが、こまめに水を替えたり、水タンクのお手入れをきちんとしないと雑菌が混ざったミストを空中にまき散らしてしまうことにもなりかねません。ヒーター、UV等を組み合わせて衛生面に配慮したモデルを選ぶと安心です。ミストの粒子が大きいと設置した場所周辺を濡らしてしまうことがあるので、置き場所を工夫したり、粒子の細かいものを選ぶようにしたいです。
・気化式:フィルターによってきれいにした水をファンの力で空気中に放出するので、衛生的かつ省エネです。広い場所にも向きますが、加湿に時間がかかる場合もあるため、ヒーターと組み合わせて加湿スピードを高めているハイブリッド式も。デメリットとしては加湿された空気が室温-2℃と冷たく感じられることと、こまめなフィルターのお手入れが必要なこと。
いずれの方式でもお手入れが不要なものはないので、衛生的な加湿のためにも、使用後は水を捨ててサッと水洗いし、乾燥させたり、定期的にクエン酸を使ってカルキをきれいに除去するようにしましょう。加湿器は取扱説明書を確認して、お手入れ方法やその時期を把握しておくのが最重要ポイントかなと思います。
こんなふうに書くとなんだか面倒に思うかもしれませんが、慣れてしまえばそんなに手間はかからないもの。パートナーにもやり方を教えて当番制にするか、担当制にするといいのかもしれません。
自宅で絶賛愛用中!温かなミストがうれしいティファールの「スチーム アンド ミスト」
![加湿器2](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/2-1.jpg)
ティファール 加熱超音波式加湿器「スチーム アンド ミスト」16400円
昨秋、日本の加湿器市場に初参入したティファールの「スチーム アンド ミスト」 を自宅で愛用しています。超音波式とヒーターとを組み合わせた「加熱超音波式」で、スピーディな加湿を実現させているほか、本体の右上から吹き出すミスト(スチーム)が温かく、でも熱すぎないちょうどいい温度感で室温を下げずに使えるところもお気に入りのポイントです。
とてもコンパクトなのですが、タンク容量は4Lとたっぷりですし、長時間使用していて、水が足りなくなったときにもふたを外さずに上から給水することもできます。
![加湿器2](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/3.jpg)
上から注いで給水することもできます
湿度モニターがお部屋の状況に合わせて加湿量を3段階自動調整する機能やタイマー機能もあり、照度ダウン、ヒーターオフ、加湿量弱などのおやすみモードも付いているので寝室で使うのにもよさそうです。
![加湿器4](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/4.jpg)
2、4、6、8時間のタイマー設定のほか3段階の加湿量の設定のほか、おやすみモードも。直感的に使いやすいインターフェースになっています
加湿器というのは基本的には少し高い位置に置く方が効果的なのでわが家ではリビングダイニングの一画にある、普段使用していない椅子の上に置いて使っています。
![加湿器5](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/5.jpg)
自宅ではリビングダイニングの一画に置いてある椅子の上に設置して愛用中。安定するように木製のピザ用トレーの上に置いています
加湿フィルターがなくてお手入れがラクな点も◎。その代わり、寝る前にはタンクと本体の水を捨てて、3日に一度程度、付属のブラシでヒーター部分と超音波振動子部分を軽くこすってカルキが付着しないようにしています。
ミストの吹き出し口の高さを3段階に調整できる、衛生的なレコルトの「UVハイブリッド式加湿器」
![加湿器6](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/6.jpg)
レコルト「UVハイブリッド式加湿器」15400円。床置きの場合はミストパイプを2本つなげるとミストの吹き出し口の高さちょうどいい位置になります
アトリエで仕事をするときに、いつもそばにあるのがレコルトの「UVハイブリッド式加湿器」。ミストパイプが2本と丸くて可愛らしいルーバーボールが付属していて、床置きの場合はミストパイプを2本つなげるとミストの吹き出し口の高さがちょうどいい位置になります。 テーブルや棚の上など高い位置で使うときにはミストパイプを外して、丸いルーバーボールを付ければOK。
![加湿器7](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/7.jpg)
テーブルや棚の上など高い位置で使うときにはミストパイプを外して、丸いルーバーボールを付ければOK。
![加湿器8](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/8.jpg)
本体天面にある操作部。まずは右端の電源ボタンを押し、ヒーターの有無や加湿量などを設定します
水タンク内には抗菌カートリッジがセットされていて、ヒーターの加熱、UV-Cライトを組み合わせたトリプル除菌効果で安心して使えるのがいいなと思います。 吹き出すミストは、ティファールのように温かくはありませんが、とても粒子が細かくてまわりを濡らすことがありませんし、たっぷりしたミストが目に見えるので、「目にも潤う」という感じ。
![加湿器9](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/9.jpg)
水タンク内には抗菌カートリッジがセットされています。ヒーターの加熱、UV-Cライトを組み合わせたトリプル除菌効果で安心して使えるのが◎
お手入れもアトリエから帰る前に、水タンクと本体の底に残った水を捨ててパイプなども外し、乾燥させるようにしておくだけで次回も気持ちよく使えます。
次亜塩素酸水の力でタンクやトレイがぬめらず、脱臭効果もバッチリなシリウスの「スイトル モイスト」
![加湿器10](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/10.jpg)
シリウス 次亜塩素酸加湿器 「switle moist(スイトル モイスト)」39800円
アトリエで料理をしたり、ランチ後にお客様が来たり…という時に活躍しているのが、シリウスの次亜塩素酸加湿器 「switle moist(スイトル モイスト)」 。こちらは気化式の加湿器ですが、水道水に含まれる塩素を利用して、タンクの水を本体内部で電解し、次亜塩素酸水を生成するので水受けトレイやフィルターの雑菌の繁殖を防ぎ、ヌメりやカビの発生を抑えるのがポイントです。
しかもこの次亜塩素酸水で除菌された水が気化されて空気中に放出されるため、とても衛生的ですし、何より脱臭力に優れているのです。 だから、料理の後などニオイがちょっと気になるという時に登場するというわけ。
![加湿器12](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/12.jpg)
本体背面に水タンクをセットして使います。タンクの水道水を本体内部で電解し、次亜塩素酸水を生成するので水受けトレイやフィルターの雑菌の繁殖を防ぎ、ヌメりやカビの発生を抑えるのがポイント
スイッチを入れると、まるで小鳥のさえずりのような音がするのも心癒されますし、CO2モニターが付いていて、換気のタイミングなども知らせてくれる機能があるなど今の時代にうれしい機能もバッチリ。冬の季節だけでなく、1年中使える加湿器といえそうです。
![加湿器11](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/11.jpg)
本体天面の操作部。電源を入れると小鳥のさえずりのような可愛らしい音がします
お手入れですが、除菌水フィルターは約2週間に1回、水洗いすればOK。加えて、1か月に1回クエン酸入りのぬるま湯でつけ置き洗いすれば目詰まりしないで快適に使えます。
![加湿器13](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/01/27/13.jpg)
除菌水フィルターは約2週間に1回、水洗いすればOK。加えて、1か月に1回クエン酸入りのぬるま湯でつけ置き洗いすれば目詰まりしないで快適に使えます
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今回は、自宅とアトリエで愛用している最新の加湿器を3モデル紹介しましたが、使う場所やデザイン、加湿量などをチェックしてぴったりのものを選んでいただけたらと思います。
製品DATA
- ブランド:ティファール
- 商品名:「スチーム アンド ミスト」
- ブランド:レコルト
- 商品名:「UVハイブリッド式加湿器」
- ブランド:シリウス
- 商品名:「スイトル モイスト」
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