肩や首のコリ、腰痛、むくみなど、気になる「体の不調」・・・
体の中心、「股関節」の柔軟性を高めて、改善してみませんか?
股関節が硬いと、全身の不調だけでなく、体型や血液循環にも悪影響が出てきます。改善するためには、日常生活や適切なストレッチでしっかり動かすことが大切。
でも、何を、どの程度動かせばいいのか分かりませんよね。
LEE2月号では、骨格・筋肉の仕組みから、現代人に多い股関節の動かし方、それを踏まえた改善法を、NSCA認定パーソナルトレーナー、筋肉デザイナーの藤本陽平さんに教えていただきました。
最終回の本日は、基本のストレッチに加えて行いたい、効果アップの動きをお届けします。
余裕がある日に週2~3回チャレンジ!
伸ばして脚のむくみを解消
ソフト開脚
1 背すじを伸ばして無理せず開脚
脚を左右に開いて座る。無理せず痛くない程度に開けばOK。体が硬くて後ろに倒れそうになる人は、お尻の下に厚さ約10㎝のタオルやマットを敷いて。
2 ひざを曲げることで骨盤が起きる
両ひざを少し曲げて、両手を床につく。ひざを曲げることで腰と骨盤がまっすぐに起きて、骨盤からしっかり前屈ができる。同時に股関節も伸びやすく。
NG
・背中と首が曲がっている
・腰が立っていない
3 背中を丸めずにゆっくり前屈
息を吐きながら、ゆっくり上体を前に倒した状態で、10~30秒間キープ。背中が曲がってしまうと呼吸がしにくく、股関節も伸びないので注意。
軸を意識して左右のゆがみを改善
足裏合わせ
1 背すじを伸ばして足裏を合わせる
背すじを伸ばした状態で、腰が90度になるよう壁にもたれて座る。足裏を合わせ、体に足をぐっと近づける。お尻が壁から離れないように注意して。
NG
・背中が丸くなっている
・お尻が壁から離れている
2 バランスが整ってまっすぐな脚に
両手をひざの上に置き、床に向けて押す。勢いをつけるのではなく、息を吐きながら10~20秒かけてじっくりと。股関節の内側がよく伸びる。
筋肉がほぐれて歩きやすく
脚ぶんぶん
1 股関節から脚を動かし、前に振る
右手で椅子の背もたれを持つ。左手は腰に。背中は垂直にキープ。このまま上体を動かさずに、左脚を前に大きく振る。股関節を大きく動かして、腰が丸まらないように意識。
2 脚の重さでぶんぶんと往復
腰から脚が生えているイメージで、前の脚をそのまま勢いをつけて後ろへ。脚の重さでぶんぶんと10往復ほど行って。反対も同様に。骨盤まわりの筋肉がほぐれて歩きやすく!
NG
脚を上げすぎて腰が反っている
股関節を動かし太ももスッキリ
もも上げストレッチ
1 股関節からしっかり動かして、もも上げ
壁にお尻、背中、後頭部をつけて、かかとは3㎝ほど離して立つ。手は自然に壁に沿わせて。そのまま股関節の高さまで太ももを上げて止める。
NG
体の軸がゆがんでいる
2 太ももにほどよく負荷をかけると効果アップ
股関節と同じ高さに上げた太ももを上下に約20回、細かく動かす。反対側の脚も同様に。太ももに張りを感じたら、無理せず一度下ろして。
NG
ひざが曲がっている
ポイントを押さえれば確実に効果が!さっそく今日からトライしてみて。
★動画コーナー「LEEチャンネル」では、「巻き肩ケア」もご紹介中!
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木下優(ロッセット)(キベッツさん分) スタイリスト/門馬ちひろ モデル/キベッツ和代(LEEキャラクター)山本 愛(’15年度LEEキャラクター)イラストレーション/きくちりえ(Softdesign) 取材・原文/野々山 幸
詳しくは2017年1/6発売LEE2月号に掲載 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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