世界から注目されるリナ・サワヤマが1年半かけて製作したセカンドアルバム【MUSIC】

今月の注目音楽情報をお届け！

『ホールド・ザ・ガール』リナ・サワヤマ

世界から期待される新星の内面的成長を感じる最新作

ロンドンを拠点に活躍する新潟県出身のシンガーソングライター。自身が密な関係にあるLGBTQコミュニティに捧げるダンスポップな『ディス・ヘル』、過去の自分を見つめ直そうとする気持ちが感じられるタイトル曲『ホールド・ザ・ガール』など全15曲を収めたセカンドアルバムは、1年半にわたって楽曲づくりをレコーディングを行ったという。現在、世界で注目される彼女が、過去と折り合いをつけて、未来へ歩みだそうとする思いが感じられる内容に。（ユニバーサルミュージック）

『TODAY』真心ブラザーズ

2年ぶりとなるオリジナルアルバムは、真心ブラザーズが考える“今”が詰め込まれた一枚に。フォーキーでエモさのある『君がすべてだったよ』、真心流のまっすぐな解釈で“愛”について歌う『LOVE IS FREE』など、ほどよく肩の力が抜けながらも人生で大切なことを伝えてくれる全10曲。10月26日発売。（日本コロムビア）

『ファースト・ディケイド』フルカワユタカ

今年再結成を果たしたDOPING PANDAのフロントマン、フルカワが5枚目のソロアルバムをリリース。ソロ1stアルバム収録の『farewell』は『フェアウェル』として生まれ変わり、自身がミックスまで行った『BOY』『夏の鉄塔』は再録するなど10年のソロ活動を総括する思いが感じられる。（Niw!Records）

『PRISMATICS』TENDRE

ベースをはじめ、ギター、鍵盤、サックスまで演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロ・プロジェクト。NHK『あさイチ』2022年度テーマ曲でおなじみの『SWITCH（TV edition）』も収録した2枚目のアルバム。洗練されていて、軽やかで、日々の隙間を彩る“いい曲”が満載。（ユニバーサルミュージック）

取材・文／古川はる香
こちらは2022年LEE11月号（10/6発売）「カルチャーナビ」に掲載の記事です。