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もう子どもの「習い事」で疲れない!

【子どもの習い事・育児悩み4選】宿題、行き渋り、やる気…専門家&先輩ママがアドバイス

2022.09.24

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子どもが「習い事に行きたくない」と言い出したら?
宿題・練習の進め方、子どものやる気への向き合い方は、どうするのが正解?

「子どもの習い事」にからんで、育児や親子のコミュニケーションに悩む声も多数!このモヤモヤ、どう解消すればいいの?

専門家&先輩ママにお話をうかがいました!

専門家&先輩ママに聞く
「子どもの習い事」親子のコミュニケーションの取り方は?

フリーアナウンサー、NPO法人 親子コミュニケーションラボ「おやこみゅ」代表理事
天野ひかりさん

フリーアナウンサー、NPO法人 親子コミュニケーションラボ「おやこみゅ」代表理事 天野ひかりさん

子どもの自己肯定感を育むための親子コミュニケーション力を伸ばす講座や講演を全国で開催し、これまでの受講者は5万人以上。フリーアナウンサーとしても活躍中。著書に『賢い子を育てる夫婦の会話』(あさ出版)など多数。
公式サイト:https://www.amanohikari.com/

OURHOME主宰、整理収納アドバイザー
Emiさん

OURHOME主宰、整理収納アドバイザー Emiさん

LEEでの連載をはじめ、暮らしの情報発信やオリジナル商品の販売、レッスンなど多方面で活躍。音声メディアVoicyで10分ラジオを配信中。『わたしの〝ちょうどいい〞モノ選び』(集英社)など著書は18冊。emi.ourhome
公式サイト:https://ourhome305.com/

親と子どもの「習い事」悩み01
親目線でやらせたい習い事と、子どもがしたい習い事が違います

親目線でやらせたい習い事と、子どもがしたい習い事が違います

親がさせたい習い事は、子どもが興味を持つまで時間をかけて

親がやらせたい習い事は、将来を考えてのものが多い。でも子どもには理解できないので「泳げると安心だよ」など、子どもが自分の数年先をイメージできるように、具体的に話をしながら長期計画で。
子どもがやりたい習い事も、やりたい理由などを聞きながら時間をかけて選択を。
(天野ひかりさん)

褒められて自己肯定感が上がることもあるのでトライしてみても

私自身、母の希望でピアノを習ったものの興味がなく、7年間でテキスト2冊しか進まなかった経験が(笑)。本人の〝やりたい〞が大切だと思います。
ただ、親がすすめる習い事でも褒められて自己肯定感が上がるなどいい効果もあると思うので、嫌がらなければトライさせても。
(Emiさん)

親と子どもの「習い事」悩み02
子どもが習い事をやめたいと言ったら引き止めるべき? すぐにやめさせていい?

子どもが習い事をやめたいと言ったら引き止めるべき?

本当にやめたいのではなく頑張りを認めてほしいだけのことも

説得して続けさせるか、やめさせるかの二者択一になりがち。でも、子どもは本当にやめたいのではなく、頑張りを認めてほしいだけのことも。
「そっか、やめたいか」「大変な練習してるもんね」とまずは子どもの気持ちを受け止めると、元気を取り戻して続けることも多いです。
(天野ひかりさん)

どうしてやめたいのかをしっかり話し合って、次の習い事に生かす

子どもの気持ちを尊重しつつ、すぐにやめてしまうという選択ではなく、「どうしてやめたいのか」はしっかり話し合いましょう。
ここで、続かなかった理由や苦手なことなどがわかれば、次の習い事で繰り返さずに済むので、大きな学びになるはずです。
(Emiさん)

先輩ママたちも経験あり!

習い事が多すぎて整理。親がやらせたものは最後まで気分が乗らず、本人の好きなものが残った。(リリーさん)

スイミングはひと通りの泳法をマスターしてやめ、新たに本人希望のテニスを開始。(なかなか痩せない母さん)

先生と相性が悪く、毎回習い事の前に泣き出すように。思いきってやめたらストレス減。(エンまりーナさん)



親と子どもの「習い事」悩み03
子どもが習い事に行き渋るので、説得が大変……

親子でじっくり対話することで、理由をひもといて

つい「なんで行きたくないの?」と言いがちですが、Whyは追い詰めるので言わずに、まずは「行きたくないんだね」と受け止めて。
4W1Hで何が嫌なのか、誰か苦手な人がいるのか、など状況を把握。理由があれば改善することも必要ですが、ただ疲れている様子のときは思いきって休ませてみても。
(天野ひかりさん)

子どものモチベーションUPの方法を知るいい機会に

大人でも仕事に行きたくない気分の日はありますよね。習い事の行き渋りも同じで、何があればわが子のモチベーションが上がるか知るチャンス。
おやつなどご褒美を用意、月に1回はお休みを作る、また、曜日を変えるとすんなり行くかもしれないし、いろいろ試してみて。これは大人になっても役立ちます!
(Emiさん)

親と子どもの「習い事」悩み04
子どもが宿題や練習をなかなかしません!

〝やらされている〞状態は伸びない。親が楽しそうだと子どもも興味を

子どもは脳の発達上〝やらされてやる〞状態だと伸びにくい。大事なのは楽しいこと、さらに親が楽しそうなこと。
ピアノなら親も一緒に弾いて、失敗したら「こうしたらできるかな」と提案したり。叱ったり監督するのではなく、親もともにトライする姿勢がおすすめです。
(天野ひかりさん)

自分で管理できる年齢まで少し待ってみてもいいかも

宿題や練習を自分でやるには、まだ早すぎる年齢なのかも。わが家の子どもたちは、小4から2年間公文式をやっていて、量をこなすことや、自分で宿題の管理ができるのがその年齢でした。
例えば2年生だったら無理だったかなと思うので、適したタイミングまで待つのも手。
(Emiさん)

先輩ママたちも経験あり!

本人にいつなら宿題できるか聞くと「朝やりたい」と。朝ならすんなりで、子どもの意見を尊重するのも大事。(LEE100人隊No.004 ふうさん)

ピアノはとにかく褒めること。親が間違いを指摘しないと、自分で練習する!(あろまこさん)

「もう子どもの「習い事」で疲れない!」記事一覧

イラストレーション/福田玲子 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2022年LEE10月号(9/7発売)『もう子どもの「習い事」で疲れない!』に掲載の記事です。

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