「うちは賃貸だから…」と、広さや収納で妥協をしている人も多いのでは…。そんな賃貸インテリアを、自由に自分らしく楽しむ暮らしを拝見。今回は、空間の見せ方や、収納スペースについてのアイデアをご紹介します。
※アイデアを取り入れる際は、事前に「賃貸借契約書」をご確認ください。
限りある空間を広く見せるには?
Idea_1
部屋の隅に鏡をつけて空間に広がりを!
「リビングが広くないので、少しでも圧迫感をなくせたら…」と、あえて出入口と反対側の隅に鏡を設置。
「手前のグリーンが鏡に映り込んで、空間に奥行きが出ます。身だしなみをチェックするためだけじゃなくて、こんな鏡の使い方も好きです」(岩佐知布由さん)
コードは結束バンドで固定。天井から吊り下げるときに便利なフックを使用。
Idea_2
目線よりも上に植物を飾る
アクセントとなるグリーンは天井からハンギングし、壁付けの一輪挿しは、目線より高い位置に。
「頭よりも上の空間を使うことで視線が上にいくので、狭い印象をやわらげられるかなと思います。鉢や花器を置くスペースも必要ないので、一石二鳥です」(岩佐知布由さん)
天井からハンギング
天井用の石こうボードピンでフックを天井に取り付け、KINTO植物用プラントポットをハンギング。
使用したのはこちら!
一輪挿しを高い位置に
金具で壁に掛けて楽しむ一輪挿しの掛花入は、玄関コーナーに。極細の白い釘(ケーシング)で固定。
「出かけるときに、ふと見上げると心が落ち着きます」(岩佐知布由さん)
収納スペース少ない問題解消には?
Idea_1
調理ツールフックは強力粘着テープで設置!
穴があけられないキッチンパネルに、本来はビスで設置するステンレスのフックを取り付けた岩佐さん。
「強力粘着テープで貼っているだけですが、今のところ安定しています。よく使うものがすぐ手に取れて、とても便利」(岩佐知布由さん)
繰り返し貼ってはがせる強力粘着テープを、キッチンパネルとステンレス素材の間に貼って固定している。
Idea_2
窓ぎわのデッドスペースにオリジナルの棚を!
「少し変わった間取りで、リビングの隅がデッドスペースになっていたんです」。そこでラグの縁と壁、どちらとも平行になるように台形の棚をDIY。
「読書タイムのコーヒーテーブルにもなっています」(岩佐知布由さん)
斜めの間取りに合わせて台形の板に…
壁からラグまでの奥行き、幅、高さを測定。ホームセンターで板を選んでカットしてもらい、自宅で電動ドライバーを使って組み立てをして完成。
教えてくれたのは?
岩佐知布由さん
インテリアスタイリスト。会社員やアパレル販売を経て石井佳苗さんに師事し、独立。雑誌や広告のスタイリング、ショップのディスプレイを手がける。
●Instagram:chifuyuiwasa
●公式サイト:https://www.chifuyuiwasa-interior-stylist.com
他にも「『賃貸』を自由に楽しむアイデア」を公開中!
次回は、「まだまだ知りたい!『自由な賃貸暮らしのコツ』」をご紹介。
撮影/市原慶子 取材・文/田中理恵
こちらは2022年LEE10月号(9/7発売)「『賃貸』を自由に楽しむ人の20のアイデア」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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