今や、〝LEEの顔〞のひとりと呼べるほど、毎号のようにファッション特集のトップを飾る竹下玲奈さん。編集部には、「玲奈ちゃんが着る服は全部欲しくなる!」との読者の声が多く寄せられます。
今回は、そんな玲奈さんの最新の私服コーディネートを3記事まとめてたっぷりとお届け。大人気モデル・竹下玲奈さんの魅力に迫ります!
「服を見ればその日の私がわかります」
センスのいい人が集まるファッション業界にあっても、〝おしゃれ番長〞の名をほしいままにする玲奈さんですが、実はTPOを何より大切にしているという一面も。とある4日間を想定したセルフコーディネートを披露してもらいました!
服は"多弁"! コスプレ感覚で毎日を楽しむ
「朝起きて仕事に出かける前の2時間くらいの間に、例えば、『今日の現場はLEEの撮影だから、LEEっぽい格好をしていこう』とか、その日の予定に合わせてコーディネートを考えるようにしています。
実は人って裸になっちゃうと、人柄とか職業とかが、全然わからなくなってしまうもの。服が、着ている人を物語るんですよね。だから毎日、コスプレをする感覚で、おしゃれを楽しんでいます」(竹下玲奈さん)
DAY_1
時間と頭を使いたくない日
白のセットアップがあれば、簡単におしゃれがキマる!
●Jacket&Pants:R JUBILEE
●Knit:Cristaseya
●Scarfs:HERMÈS, ISABEL MARANT
●Shoes:Alden
「大人になると、全部を全部、自分で決めるのが苦痛になるときってないですか? メニューを読むのが面倒だから、コース料理を頼んじゃうみたいな感じで(笑)。
そんな日にはセットアップが頼りになる! 時間と頭を使わずに、キメてくれるなんてありがたいですよね。特に白の上下は簡単におしゃれが叶います。〝これ着たらキマるだろうな〜〞と感じるセットアップに出会えたら、買ったほうがいいと思う!」(竹下玲奈さん)
DAY_2
やりすぎちゃってもいい日
ダメージ入りのデニムには、タイツを仕込めば大丈夫
●T Shirt:45R
●Denim:LEVI’S
●Vest:C.S.G
●Shoes:COMME des GARÇONS × Dr. Martens
●Necklaces:Harpo〈ESCAPERS online〉,Dough.〈showroom SESSION〉
「〝40歳を超えたって、やりすぎちゃう日があってもいいんだよ〞というメッセージを込めて、私が持っているデニムの中でも、あえて一番破れた一本をはいてみました!
タイツをはけば素肌を隠せるし、ツイードのベストを加えればきちんと感も添えられる。仕上げに、ビーズのカラーネックレスを、これでもかってくらい重ねづけしてみました」(竹下玲奈さん)
DAY_3
初体験のおしゃれを楽しむ日
憧れの存在だった肩パッド入りジャケットに挑戦!
●Jacket & Pants:THE HANDSOME
●Shirt:YANÜK
●Hat:NEWT at the Royal
●Shoes:COMME des GARÇONS
「’90年代前半に流行ったドラマの主人公が着ていたみたいな、肩パッドが入ったジャケット。小学生だった私にとっては、憧れのお姉さんがしていた格好で、これまでに一度も経験したことがなかったんです。
あらゆるおしゃれを経験してきたつもりだったのに、40歳で初体験の服があるなんて! 久しぶりにドキドキ感を覚えました。まずはスーツで楽しんで、このバランスに慣れたらバラで着ようと計画中」(竹下玲奈さん)
DAY_4
寝坊したのにそう見せない日
万能なボーダーを主役に、おしゃれアイテムをトッピング
●Tops:SAINT JAMES
●Skirt:DRIES VAN NOTEN
●Glasses:CELINE
●Bag:COMME des GARÇONS
●Shoes:LANVIN
「ボーダーってやっぱりすごいんですよ! シンプルなボトムはもちろん、こんな派手なスカートにも似合っちゃう。
数年前に新品で買った『セントジェームス』のボーダー。実はパジャマにもしちゃっていて、寝坊した日には派手なスカートをささっと着て、赤い靴を履き、メガネをかけ、ターバンをすれば、ほら! 手を抜いた感じがしないでしょ? むしろおしゃれしたように見える。ボーダーは優秀なんです」(竹下玲奈さん)
「どっちも好きなんです」
玲奈さんのクローゼットは奥深い。古着のデニムが積み上がっているかと思えば、新鋭デザイナーの最新服が吊るしてあったり。デニム、バッグ、シャツなどのエッセンシャルアイテムを、正反対のキーワードでピックアップ。
おしゃれのヒントが見つかるはず!
自分軸を中心に幅広いおしゃれを楽しむ
「本当に好きなものを着たい。おしゃれしたいってことよりも、まずはその気持ちが先にあります。古いデニムも好きだし、最旬のデニムも好き! バーキンも好きだし、遊びをきかせたバッグも好き!
そんな、『どっちも好き』っていうことで成り立っている私のクローゼットから、精鋭アイテムたちをピックアップしてみました」(竹下玲奈さん)
#01
DENIM
【NEW】
最新はハイウエストのカーヴィデニム
【OLD】
ヴィンテージデニムの中の一番のお気に入り!
「ヴィンテージの『リーバイス』が大好きです。古着屋で買ったりネットで見つけたりして、20本近くは持ってるかな。一度買ったらめったには手放しません。何年もはいていないデニムでも、突然はきたくなるのがヴィンテージの不思議なところ。大好きな一本をずっとはける自分でいたいから、体型のバロメーターにしている部分もあります。
一方、デニムって時代が出るもの。だから新作を毎年買うようにもしていて、今は『カレンソロジー』のカーヴィデニムがお気に入り。丸いシルエットは、まさに今。これからもデニムには、どんどん挑戦していきたい!」(竹下玲奈さん)
#02
SHIRT
【FEMININE】
デザインをきかせたドレスライクな一枚
【MANNISH 】
『アーツ&サイエンス』の3代目フェイクシャツ
「デニムやカジュアルパンツにシャツを合わせる着こなしは、私の定番スタイルのひとつ。これはどちらも、今季買ったものです。
フェミニンなシャツは『マメ クロゴウチ』。ウエストがきゅっとなっていたり、わきがあいていたりと、ドレスライクなデザインが素敵です。マメは小柄さん向きのアイテムが多いのですが、これは大丈夫でした。
一方、マニッシュなシャツは、『アーツ&サイエンス』。毎年、素材をちょっと変えて登場するフェイクシャツという名前の定番の一枚です。前ボタンを外すと実は生地がつながっているという遊び心が好きで、これが3枚目。素材が違うだけで表情が変わるので毎シーズン、チェックしています」(竹下玲奈さん)
#03
ONE-PIECE
【FORMAL】
さりげない背中の肌見せがポイント!
【DAILY】
『アール ジュビリー』とのコラボワンピース
「友人の結婚式に出席するために購入した『セシリー バンセン』のベロアワンピース。背中がさりげなくあいたデザインで、どんな場所でも間違いのない、大人らしい肌見せが叶う一枚です。これがクローゼットに仲間入りしてから、〝ソワソワ〞がなくなりました。〝パーティがあるのに着ていく服がない!〞って、慌てなくても大丈夫になったんです。
デイリーには、バサッと着られるワンピを愛用しています。これは今季、『アール ジュビリー』でコラボさせていただいた一枚。ボリューム袖の二の腕部分が、〝キュッ〞となっているところがデザインのポイント。セットインショルダーだから、カジュアルになりすぎないところも好き」(竹下玲奈さん)
#04
BAG
【LUXE】
フロッグマンを添えてバーキンを自分仕様に
【CASUAL】
チャームをたくさんつけて遊びをプラス
「何年も、〝色もの〞のバーキンを探していて、2年前に見つけたのがこのボルドーのボックスカーフ。『READYMADE』のフロッグマンをつけたりして、遊びを足して持っています。
実は、20代の頃に背伸びして買った、レザーとキャンバス地のコンビが私にとっての初バーキンなのですが、40歳になった今でもまだ似合わない(笑)。どちらのバーキンも、いつかテレずに持てる大人になるのが目標です。
バッグにはチャームをつけるが好きで、布バッグには、『オカダヤ』で買ったリボンやほかのバッグのチャームなどを自由にあしらってカスタマイズしてみました」(竹下玲奈さん)
#05
ACCESSORIES
【SILVER】
お気に入りをあれこれレイヤード
【GOLD】
存在感のあるタイプをガツンとつける
「何をどう見せたらいいか最後まで迷ったくらい、大好きなアクセサリー。結局、シンプルに、シルバーvs.ゴールドにしてみました。アース系の色の服を着るときは、シルバーをつけることが多いですね。あれ? きれい色の服を着るときもシルバーが多いか(笑)。シルバーの稼働率が高いですね。
アクセサリーを一個だけつけたいときはゴールドを選びます。写真では目いっぱいつけちゃってますが、これはあくまでもヴィジュアル用です(笑)。大きなフープピアスをよくつけるのは、ローリン・ヒルへの憧れが始まり。R&Bやヒップホップの影響で帽子をかぶることも多く、アクセサリーがあるとバランスがとりやすいんです」(竹下玲奈さん)
#06
SHOES
【SHABBY】
履き込んだスニーカーが好き!
【FANCY】
ブランド靴は見ているだけで幸せ
「履き込んだスニーカーも好きですが、世にも美しいブランド靴も好き! まさにどっちも好きなんです。
白のスニーカーは『コムデギャルソン』。漂白したら、逆に汚れが浮いてきちゃって(笑)。ピカピカのスニーカーを履くのはなんだか恥ずかしく、カラフルな『ヴァンズ』も、グリーンの『コンバース』も、この味わいがたまりません。スケーターのように、結び目を内側に隠して履くのもこだわりです。
ブランドの靴は、見ているだけで幸せな気分になる! 『ロエベ』の白レース靴は、もったいなくてまだ履けてないくらい。黒のブーツは『ディオール』。チェックの靴は15年くらい前に買った、『クリスチャン ルブタン』です」(竹下玲奈さん)
PROFILE
モデル 竹下玲奈さん
1981年生まれ、鹿児島県出身。14歳でデビュー後、雑誌やCM等で活躍。モデルとしての絶大な人気はもとより、センスあふれる私服やライフスタイルに、読者のみならず、ファッション業界からも注目が集まる。9歳の娘の母でもある。
●Instagram:renatakeshita
「竹下玲奈さん、どうしてそんなにおしゃれなの?」記事一覧次回は、「竹下玲奈さんインタビュー」をご紹介。
撮影/金谷章平 ヘア&メイク/中山友恵 取材・文/磯部安伽
※価格と問い合わせ先表記のないものはすべて私物で、現在購入できないものが多数含まれます。
こちらは2022年LEE9月号(8/5発売)「竹下玲奈さん、どうしてそんなにおしゃれなの?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
▼「竹下玲奈さん」関連記事はこちらもチェック!
https://lee.hpplus.jp/column/2375280/
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