【OURHOME Emiさん流・おうちの片付けがラクになる仕組みづくり】家族を責めず、誰でもできる簡単なやり方<“一生困らない”収納>
2022.05.12
連載「毎日が気持ちいい暮らしの仕組み」でもいつも〝気づき〞をくれるEmiさん。今回は、家族みんなが片付けに参加できる仕組みづくりについて教えてもらいました。
「自分がラク」するために
家族みんなが自分でできる仕組みに。
うまくいかなかったら家族を責めず、仕組みを見直す
今では「家族みんなができる仕組み作り」が〝当たり前〞になりつつありますが、Emiさんが発信を始めた頃は、まだお母さんがひとりで片付ける(だからうまくいかないことが多い)のが一般的でした。
ズボラを自認するEmiさんだからこその「片付けに家族を巻き込みたい→誰でもできるようやり方を簡単に」のための工夫をどうぞ!
何をしまう場所か、子どもでもひと目でわかるようなマークを使う
洗濯機のすぐ前にある、子どもたちが平日使うもの、着る服をまとめた「ロッカー」。引き出しには、しまうものがひと目でわかるマークが貼ってあります。これで洗い上がった服をしまうのも平日の身支度も、子どもが自分でできるように。
読者宅の収納改造での1コマ。マークを貼るのも子どもにやってもらうことで、自分が管理する意識が芽生えます。(2017年5月号より)
夫がごみ捨てを忘れたら、その原因を考える
家族が片付けをうまくできなかったとき、その人を責めても不毛、できるように仕組みを見直すというのも素晴らしい考え方。
「夫がごみ出しを忘れてしまったとき。中身が見えないごみ箱がいけないのかも?と考えて、中身がひと目でわかる山崎実業のごみ袋ホルダーに替えてみたら解決!」(Emiさん)(2017年5月号より)。ごみ箱は少し前に、暮らしの変化に伴い、また別のものに。
読者からの質問に答えて(2017年5月号より)
Q. 子どもの学校準備用のラックを作っているのですが、7歳の息子は、なかなか整理整頓ができません。持って帰ったものを自分で洗濯かごに入れたり、洗濯ができたものをボックスに戻したりできるようになってほしいです。
A. 子どもと一緒に考える、が一番の近道です
「ラックのことをもしママだけで考えたのであれば、どこに置くかなど、お子さんと一緒に考えることが一番の近道です。急がば回れの精神で、お子さんと話してみてくださいね」(Emiさん)
「またGakken×OURHOME『できたよマグネット』などのやる気アップグッズも有効です。自分でやる順番を考えて、マグネットを並べ、できたら裏返す。これも、どこにマグネットを置くか、どの順番にするかをお子さんと一緒に考えてみてくださいね」(Emiさん)
Q. Emiさんにならって玄関近くの1室をファミリークローゼットとして使用し、その一角に夫の小物を置くスペースを作りました。しかし、そのスペースに書類やガムの包み紙などが散乱し、探し物が見つからないことも。夫のお片付け育法はありますか?
A. 「一緒に考えていこう~」のスタンスで
「まずは責めずに、素直に聞いてみるのが一番いいと思います! 何も言わず片付けてしまうと、夫はいつの間にか片付いている、ラッキー! となってしまうかも。はじめから完璧には難しくても、気持ちを伝えることはできるはず。『一緒に考えていこう〜』のスタンスでぜひ!
あとは夫婦であっても、それぞれ『きれい』『心地いい』と感じるものさしは違うということもわかり合う必要があると思います。わが家も10年かかりましたが(笑)」(Emiさん)
Emiさんの家のルール
夫
信頼していることをきちんと言葉で伝える
子ども
叱るときは、本当に子どものためかを考える
暮らしと仕事
相手を責めるよりも動ける仕組みを作る
2021年9月号モデルのはまじとの対談ページより。夫への「信頼していることをきちんと言葉で伝える」は、夫とはほとんどもめたことがなかったのに、一緒に仕事をするようになって半年で「もう一生分した?」というほどけんかばかりだったという経験から。
「不安になるばかりで夫を信じることをしていなかったと気づいて、もっと信じる! と謝ってから、関係が劇的に変わりました」(Emiさん)
教えてくれたのは?
OURHOME主宰、整理収納アドバイザー
Emiさん
通販会社勤務を経て、2012年に整理収納アドバイザーとして独立。暮らしの情報発信とオリジナルの商品企画、レッスンを行う「OURHOME」主宰。双子のお子さんはこの春、中学生に。
●Instagram:emi.ourhome
●Twitter:ourhome305
●公式サイト:https://ourhome305.com
他にも「 当たり前を捨てたら”一生困らない”収納ができた!」を公開中!
【OURHOME Emiさんの”一生困らない”収納術10選】家族が参加しやすい方法は?“当たり前”にとらわれない片付け方
次回は「Emiさんの『ストレスをなくすモノ選び』」をご紹介。
撮影/米谷 享 仲尾知泰 取材・文/本誌編集部
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