そのトースターで焼いたパンを食べたなら、誰もがそのおいしさに驚くと評判の「バルミューダ ザ・トースター」。
料理家の今井真実さんは、「そんなに、びっくりするほどおいしくなるのかな?」と、周囲の絶賛の声をちょっぴり不思議に思っていたそうなのですが……
Profile
いまいまみ●作った人がうれしくなる「毎日の新しい家庭料理」を提案。幼い頃から現在まで、朝食は断然トースト派。「表面と中の食感の違いなど、焼き加減にはうるさいです(笑)」。夫、中学生の長女、小1の長男の4人家族。日々のつぶやきやレシピを綴るnoteも人気。近著はエッセイレシピ 「いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん」(左右社)
今回、初めて「バルミューダ ザ・トースター」を使ってみた今井さん。
まわりの友人たちから評判は聞いていて、興味しんしんではありました。ただ、「トースターって、そこまで差が出るものなのかな?」という気持ちも、正直あったそう。
「でもひと口食べて納得。ごく普通の食パンが、こんなにおいしくなるなんて! “外はサクッと中はもっちり”のトーストは、厚切りならともかく、6枚切りの食パンでできるはずないと思っていたのに、お見事です。もっと早く使っていればよかった!」
ちなみに中2の娘さんは、「うちにも『バルミューダ』が来た〜!」と大喜びだったそう。
バターはたっぷりのせたい派。「塗り広げずにかたまりのまま、“バターを食べる”くらいの感覚が好きです」
「家族も、“なんでもないトースト”のおいしさにびっくり。味だけでなく、香りもフワッときわ立つんですよね」
さらに、驚いたのがリベイクのレベルの高さ。
「パリッとリベイクするにはよほどうまくやらないとパンの上の方が焦げちゃうし、そこまで気を張ってやるのもどうなんだろう?って気分だったんですよね。ところが、バルミューダだとそれがすごく簡単。バゲットもクロワッサンも、焼き立てを買ってきて、すぐ食べたときのあのパリッとした食感が簡単に復活するんです!」
とちょっぴり興奮気味。
今までホイルをかぶせたり霧吹きで水をかけたりと、リベイクには手をかけてきたそう。バルミューダのトースターなら、「フランスパンモード」「クロワッサンモード」それぞれのモードを選んで時間を設定するだけ!
「バゲットの皮の特有の香ばしさ、クロワッサンのバターが香るパリパリの層の立ち上がり……それが復活するのがすごいです。これは、確かにみんな感動しますよね。私も周りに、すぐ伝えたくなりましたもん(笑)」
「この、小さなカップで水を入れるところからワクワクします」とうれしそうな今井さん。バルミューダ ザ・トースターの特徴が、パンを焼くときに少しの水を入れること。水が庫内で熱せられ、水蒸気を充満させることで、パンの表面を薄い水分の膜で覆います。
それにより、パンの中の水分やバターなどの油脂成分は蒸発することなく残って香りたち、焼きたてのおいしさがよみがえるのです。
水を加えることで、トーストも、バゲットやクロワッサンのリベイクもおいしく仕上がります
ひと目でわかりやすくて、かわいいマーク
フランスパンモードでは焦げ目をつけずにパンの中を温め、クロワッサンモードでは中まで温めたあと、表面を焦がすことなくサクッと仕上げます。
「今までやってきた、霧吹きで水分を足したり、焦げないようにアルミホイルをかけたりなどの手間は一切なし。しかも、揚げものなどのお惣菜の温め直しにも実力を発揮。設定温度までの立ち上がりが早いから、短時間で衣がカリッと、中はしっかり温まっているのがうれしいです」
すっかり「バルミューダ ザ・トースター」のファンになった今井さん。さっそく、各モードの特徴を生かしたおいしいレシピを考案!
「とろけるまろやかさと、香ばしくカリッと焼き色のついた部分と。チーズトーストモードならではの、チーズのおいしさに感動です。タコの代わりに、ツナやシーフードミックスを使っても」
材料 1人分
- 食パン(6枚切り)……1枚
- タコの足……1本(約40g)
- トマトピューレ……大さじ1強
- にんにくのすりおろし……少々
- オリーブオイル……小さじ1/2
- シュレッドチーズ……10g
- オレガノ(ドライ)……ひとつまみ
作り方
- タコの足はみじん切りにする。
- パンにオリーブオイルをぬり、にんにく、トマトピューレの順にぬり広げる。1をのせ、オレガノを振り、チーズをのせる。
- チーズトーストモードで4分焼く。
「みっちりつまったコンビーフととろけるチーズの組み合わせは、食べ過ぎ注意のワイルドな味わい!ザワークラウトの酸味もポイントです」
材料 1人分
- 食パン(8枚切り)……2枚
- バター……小さじ1
- コンビーフ……50g
- ザワークラウト(千切りキャベツでも)……20g
- スライスチーズ……1枚
- 粒マスタード……小さじ1
- トマトケチャップ……小さじ1/2
作り方
- 食パン1枚にケチャップをぬり、重ねて粒マスタードをぬる。
- もう1枚の食パンにバターをちぎって全体に散らす。水気を切ったザワークラウトを広げ、コンビーフを全体にのせる。チーズをちぎって全体にのせる。
- 2の上に1の食パンを重ね、トーストモードで3分焼く。
食パン1枚(今回は8枚切り)にバター5gをぬり、スライスチーズ1枚、コンビーフ、水気を切ったザワークラウト適量をのせてトーストモードで5分焼く。粒マスタードとトマトケチャップ適量をのせ、半分に折ってドッグ状にして食べる。
「パン粉においしそうな焼き色がついたら、ささみもズッキーニもいい頃合い。簡単なのに、ごちそう感あるメインになります」
材料 24×16×5cmの耐熱皿1個分
- ささみ……3本
- ズッキーニ……1本
- A)
- パセリの葉のみじん切り……12g
- にんにくのすりおろし……1かけ分
- パン粉……大さじ3
- オリーブオイル……大さじ2
- 塩……小さじ1/2
作り方
- Aを混ぜ合わせる。
- ズッキーニは長さを3等分に切ってから、1〜2㎜厚さの薄切りにする。ささみは観音開きにして筋を取り除き、そぎ切りする。
- ズッキーニを耐熱皿に並べ入れ、全体に塩2つまみ(分量外)を振る。上にささみを並べ、1を全体にかける。
- クラシックモードで230℃に設定し、13分焼く。
ちょっと小さめの窓は、調理中についのぞき込みたくなるよう、あえてのデザイン。
「こんがり焼き目がついていく様子を見ながら、漂うおいしそうな香りに期待感がいっぱいに。“一緒においしいものを作っている”感覚で、食べる前からウキウキできるんですよね」
「うちでバーベキューをするときの人気メニュー。ハイパワーな『バルミューダ ザ・トースター』だからこその、炭火で焼いたような味わいです。塩&レモンを、大根おろしとめんつゆにすれば和風のおかずに」
材料 1人分
- ズッキーニ……1本
- 塩、レモン、オリーブオイル……各適量
作り方
- ズッキーニは洗って水気をよくふき取り、耐熱皿に乗せる。
- クラシックモードで230℃に設定し、15分焼く。上下を返してさらに10分焼く。
- オリーブオイルを回しかける。塩を振り、レモンをしぼる。
トーストもリベイクも、パンの味わいが一気にワンランクアップ! トースト好きを名のりながら、今までこのトースターをスルーしていたなんて(笑)。実は、オーブン感覚で使えるクラシックモードも、設定温度までの立ち上がりが早くて、すごく役立ちます。
バルミューダ ザ・トースター
感動の香りと食感を実現。独自のスチームテクノロジーと温度制御により、窯から出したばかりの焼きたての味を再現します。
本体寸法:W357×D321×209㎜
カラー:ブラック、ホワイト、ベージュ、グレー
価格:¥27940
●お問い合わせ=バルミューダ
TEL:0120・686・717
撮影/上原朋也 スタイリスト/駒井京子 取材・文/福山雅美