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秋マン×LEE

【試し読みあり】大河ドラマ好きなら間違いなくハマる!?『真・群青戦記』

2021.11.06

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大人女子、マンガ沼にハマる。 秋マン×LEE
気になるアノ漫画が無料で読めちゃう! 集英社が贈る秋を彩るデジタルマンガ祭「秋マン!!2021」が開催中です!! 各週のラインナップの中からLEE読者の皆さんにオススメの作品を、LEE100人隊やLEEスタッフの熱~いコメント付きでご紹介します。

真・群青戦記
アジチカ/笠原 真樹

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

新田真剣佑さんや鈴木伸之さん、故・三浦春馬さんら、各年代のイケメンたちが勢揃いの戦国SFサバイバル映画『ブレイブ −群青戦記−』。は三浦さん演じる若き日の徳川家康が、新田真剣佑さん演じる主人公・蒼に思いを託して亡くなる姿をリアルな彼の人生に重ねて涙した女子も多かったとか。

その原作漫画『群青戦記 グンジョーセンキ(以下、群青戦記)』の新章が、この『真・群青戦記』。『群青戦記』の著者である笠原真樹さんの原作をもとに、『終末のワルキューレ』(コアミックス)の作画担当としても知られるアジチカさんが“現代の凶悪犯VS戦国武将”の壮絶な戦いを描きます。

誤った方向の大河ドラマ好きも大満足の歴史SF

本特集担当ライター
トミザワヒナさん

こんにちは、変人変人大集合!で下馬評を覆す楽しさを提供してくれた近代日本日曜劇場も終わりに近づいたのは切ないのですが、来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が楽しみでならないジレンマに毎日曜日身をよじっている大河好きライター・トミザワです。毎度確実に我々(誰?)のハートを抉ってくることで知られる三谷大河ですよ……これは期待するしか!

さておき、この20年ほどですっかり女子向けの歴史ネタ供給が充実した感のある昨今。新選組が鎮座する幕末はもちろんのこと、イケメン武将ぞろい(妄想)の戦国時代まで、「日本史沼」にハマる女子もすっかり一般的に……いい時代になったものです。でも、女子向けの時代ものって、ちょっとヒネりのきいたものが多いんですよね。例えば、刀好きが高じてリアル刀剣ホルダーの女子さえ生み出した刀剣の擬人化ゲームとか、女子高生がタイムスリップして足軽になっちゃう『アシガール』とか……。この『群青戦記』も、もちろんそんな系譜に連なる作品の一つ。現代人が戦国時代にトリップして、戦国の世をサバイブする様を描き、歴史にあまり興味のなかったという方にも読みやすい作品に仕上がっています。

前作では、三浦春馬さん演じる徳川方が軸となっていましたが、今作はなんとみんな大好き真田一族が! 登場します! ……皆様! 楽しいパパ幸(知らない人は検索してみて!)一家再びよ! これは映画化待ったなし! 全私が泣く(予定)!

……あ、失礼。少々取り乱しました。ほんとの話、歴女の皆様はもちろんのこと、歴史ものは難しくてちょっと……という方にも、現代人の目から見た戦国時代ということでかなり親しみやすくなっています! たぶんそのうちドラマもしくは映画になる可能性大かと思われます。ぜひ今のうちに青田刈りを! おのおの、ぬかりなく!!!(知らない人は以下略)

戦国武将×現代人(主に囚人)のガチバトル、再び!

前作では高校生アスリートが関ケ原で闘う姿を描いた屏風絵が冒頭に描かれましたが、本作ではそこから少し時代が下った「大坂夏の陣」の屏風絵でスタート。戦国時代最後の戦いとも呼ばれる合戦を描いた図屏風に描かれた異様な姿で戦う者たちが、本作の主人公たちのようです。

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

 

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

戦時下の英雄と殺人犯の違いとは?

場面は変わって現代──殺人の疑いで捕まった弟と、面会に来た兄。おもむろに弟は「戦時下の英雄と 殺人鬼の違いって 何だと思う?」と問いかけます。そんな唐突な問いへの答えに窮する兄。どうやら対照的な価値観を持つ兄弟のようです。本作は「人を殺めることの是非」という、前作よりも一歩踏み込んだテーマとなるのでしょうか?

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

 

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社



季節外れのセミの大合唱、拘置所はパニックに

兄は弟を救いたいと思っていますが、弟の方は何を考えているのか……面会のたびに複雑な思いを抱える兄。ある面会日、二人の間に流れる不協和音に同調するように、異様な空気が忍び寄ります。季節外れのセミが鳴く中、突然建物が霧に包まれ拘置所中がパニック状態に……。

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

突然の謝罪、その意味は?

所内が騒然とする中、それまで面接室の中にいたはずの弟が兄の前に現れます。「ごめんね、ミッちゃん」としおらしく謝る弟に、呆然と立ち尽くす兄。それまで自分の罪を認めるどころか、殺人自体を肯定するような言葉を吐き、自信を困らせてきた弟の突然の謝罪。それは何を意味するのでしょうか……?

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

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真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

真・群青戦記

Ⓒ笠原真樹・アジチカ/集英社

対照的な性格をもつ現代人の兄弟。彼らは戦国の世にタイムスリップすると、真田信繁・信幸(幸村)兄弟と出会います。関ケ原で敵味方に別れて戦うことになる兄弟との運命の出会い──兄弟の絆とは? 人を殺めることの意味とは? 戦国の世で繰り広げられる現代の囚人と戦国武将たちの戦いを描きつつ、人間の根源を丁寧に描く歴史アクション大作となる予感が満々の冒頭です。

というまじめな面はもちろんなのですが、真田親子・兄弟だけでなく、架空の人物と言われる猿飛佐助はじめ真田十勇士たちも大活躍が期待でき、なかなかに妄想がはかどりそうな気配です。乙女ゲーのようにわかりやすく女子向けのコンテンツではないからと、手を付けていなかった歴女の皆様も、ぜひご一読されてはいかがでしょうか。

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『真・群青戦記』試し読みはこちらから! 「秋マン」特設サイトはこちら! 「ゼブラック」でもお楽しみいただけます!

文・構成/トミザワヒナ

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